乾燥した、土ぼこりまみれのエンデューロワールドシリーズでの勝利から1週間後、泥だらけで湿ったダウンヒルワールドカップでの勝利だ。マーティン・マエズは歴史を作った。
ウィスラーのEWSで勝利を収めたマーティンは、ラブレスのダウンヒルワールドカップで世界チャンピオンに追いつけるよう、ダウンヒルでのスピード感に耐えるよう(勘を)取り戻した。そして彼は最高のスピードだった。
マーティンは、コース上でうまく走れる事、トップ10でゴールできるだろうことも分かっていた。レース当日、ウェットコンディションは何人かのライダーをレースから追い出してしまったが、マーティンは上手に、速くコース上に留まり続けた。レーサーが降りてくるにつれ、マーティンのトップ10入りは明らかになってきた。しかし、最後のライダーのアマリー・ピエーロンがゴールラインを超えたとき、マーティンが新しい歴史にその名を刻んだことが明らかになった。EWSに引き続いてのダウンヒルでの勝利だ。
なんという才能だ。本当の勝者だ。
「こいつは予想外だぜ。長きにわたる俺のキャリアの中でも最高の勝利さ。レースが始まったとき、俺の最大の夢はトップ5に入ることだった。水曜日にコースを歩いたとき、何かいいことがおきそうな気はしていたんだが。高速で、正確な操作を要求されるたくさんのタイトコーナーがあった。
多くの GT Bicycles の人たち、支えてくれた人たちの最初からの信頼に関して、感謝しきれない。俺にはまだ現実味がない。あたらしい GT Furyとトップに立てたことはプライドってどころじゃないぜ!」
- マーティン・マエズ GTファクトリーレーシング
「ここ数週間は私のキャリアでのベストなことがいくつも起こった。マーティンはEWSとWCの連続勝利で歴史を書き換えた!彼はグラビティレーシングを次のレベルに引き上げた。世界選手権とEWSの残り2戦に関してはコーナー周りでで何かが起こるだろう。まだまだ続きそうだ!」
- マーク・マウリッセン GTファクトリーレーシングマネージャー
マーティン、君のことを誇りに思っている。君のGTファミリー全員が祝福しているぜ!
原典