定塚選手による、アジアトライアスロンカップ(2024/海の森)レースレポート。
アジアトライアスロンカップ3連戦最終戦でポディウムを射止める活躍を見せた定塚選手。同じ流通経済大学チームの大島選手も4位に入賞し、その勢いはとどまる所を知りません。
後半シーズンのハイレベルなレースでも活躍を期待して止みません。
アジアトライアスロンカップ(2024/海の森) レースレポート
開催日:9月23日
開催地:日本(海の森)
距離:スイム1.5k バイク40k ラン10k
リザルト: 2位入賞
3連戦最後のレースでした。初めての3週連続のレースで疲労が溜まってきている中で、なかなか調子が上がらずコンディションを合わせることが難しかったです。このような不安がある中でのレースでしたが、なんとかレース当日に調子を合わせることができ、ベストパフォーマンスを発揮することができました。
レース展開
スイムは、スタート直後はバトルがあまりなく隣の選手に着きリラックスして泳ぐことができました。ファーストブイでバトルに揉まれてしまいましたが、落ち着いて泳ぐことができ、1周目は良い位置で上がることができました。2周目は、先頭のペースがかなり早くトップ集団とのタイム差がかなり広がり、スイムキャップが外れるというアクシデントもあり順位を落とし、先頭から約1分20秒差で上がりました。
今回のレースは、スイムを終えてからトランジションまでの距離が長かったので、そこで遅れた分を巻き返すことができ、バイクを第3集団でスタートしました。FELT ARの抜群の安定感、乗りやすさで集団内でスムーズにローテーションを回すことができ、20キロ地点で第2集団に追いつくことができました。その後はトップの選手1人と前の集団が逃げていたのですが、集団内でランに向けての牽制が始まり、ペースがあまり上がりませんでした。なので、大きな集団になってからは、脚を使わないように軽いギアで回転を意識して乗り、ランに向けて脚を溜めました。
今回のレースも残り約1キロ地点からバイクを降りる位置どり争いが始まりました。今回のレースもFELT ARのスピードの乗りやすさのおかげで、上手く場所を取り、先頭でバイクを降りることができ、スムーズにランに移ることができました。
ランは、10キロと距離が長かったので、前半は飛ばし過ぎずにリラックスして走ることを意識しました。周回を重ねるごとに順位を上げていくことができ、ラスト1周回のところで2位に立ちました。最後、後ろの選手にかなり追い上げられたのですが、スパートをかけ逃げ切り2位でゴールすることができました。
定塚選手コメント
優勝を狙っていたので、悔しい気持ちもありましたが、ゴール後は3連戦全てのレースで好成績を残すことができたという安心した気持ちと嬉しさがとても込み上げてきました。
今回のレースでも、ランをベストタイムで走ることができ、FELT ARにバイクを乗り換えてから確実に走れるようになってきていることを確信しました。
後半シーズン残りのレースは、世界選手権やワールドカップなど、とてもレベルの高いレースが控えています。大きな舞台でも、自分の力を出し切り、笑顔でゴールができるよう今まで以上に練習に身を入れ、準備していきたいと思います。
【定塚利心選手プロフィール】
(*日本トライアスロン連合Webより)
Birth: 2004.10.28
Instagram: kazushi.jozuka123
BIKE : FELT AR Advanced
加盟団体名:日本学生トライアスロン連合
出身地:石川県鹿島郡中能登町
出身校:星稜高校 ⇒流通経済大学
父がトライアスロンをする姿を見て「楽しそうだな」と思い、自身も始めるきっかけとなった。今後の目標は、スイムを鍛え常に第一集団で上がれるようになり、レースで外さない強い選手になること。さらに、大学在学中に日本選手権で優勝し、世界戦ではポイントをしっかりと獲得し、世界ランキングを上げWTCSに出場し結果を残すこと。
主な成績
2022年 全国高等学校トライアスロン選手権 優勝
2023年 関東選手権 優勝
鹿児島国体 6位
U19選手権 3位
日本選手権 8位
2024年 アジアカップ大阪城大会 8位
アジアカップ蒲郡大会 11位
日本U23スプリントトライアスロン選手権 1位
アジアトライアスロンカップ イーラン 3位