アジアトライアスロンカップ(2024/イーラン) | 定塚選手 レースレポート

定塚選手によるアジアトライアスロンカップ(2024/イーラン)レースレポート。

FELT AR Advanced に乗り換えた記念すべき1回目のレースから、国際大会での入賞と大きなリザルトを達成した定塚選手。

今後、最注目のトライアスリートの一人となることは間違いありません。

 

以下、本人によるレースレポートです。


 

アジアトライアスロンカップ(2024/イーラン)レースレポート

開催日9月7日

開催地 台湾

距離 スイム1.5k /バイク40k /ラン5k

 

 

後半シーズン1戦目のレースでした。気温、水温が共に高くとてもタフなレースとなりました。世界選手権出場に向けたワールドポイントの獲得を目的に出場しました。

・レース展開

スイムでは、スタート直後左側の選手とバトルになってしまい右側の選手に抜けられてしまいました。そこから徐々にポジションを落としてしまい、スイム1周目は20番くらいで上がりました。2周目は少し順位を上げることができ、第2集団と第3集団の切れ目の18位でスイムを終えました。

バイクは、海外選手と協力してローテーションを回し、周回を追うごとに第2集団との差が縮まっていき、20キロ地点辺りで第2集団に追いつくことができました。FELT AR は安定感がとてもあり加速がしやすいので、乗り始めてからローテーションや立ち上がりがとても楽になりました。結果、無駄な力を使わずにローテーションや立ち上がりをスムーズに行うことができたので、ランに向けて脚を溜めることができました。降車は前の位置で降りたいと思っていたので、残り1キロくらいからペースを上げポジションを上げました。残り500メートル辺りで先頭に立ち、集団の1番前で降車しランに移ることができました。

 

ランでは、気温が高くなった影響でレース中に急遽、距離が10キロから5キロに短縮されるというハプニングが起きました。先頭集団との差も広がっており、距離が短くなり焦る気持ちがありましたが、楽に速く進むことのできるFELT ARのエアロアドバンテージのおかげで脚を溜めることができていたので、前半からハイペースで走ることができました。2キロ地点で第1集団の選手に追いつき、3キロ地点で3位に立つことができました。3位に立ってからは、前も後ろも離れていたので、絶対に3位を守り切るという気持ちで自分のペースで押して走ることができ、3位を守り切りゴールしました。

ゴールをした時は、初めてコンチネンタルカップで3位に入賞することができたということと、FELT ARで出場した初めてのレースで好成績を納めることができたという嬉しい気持ちでいっぱいでした。また、3位になることができ、ワールドポイントを多く獲得することができたので、世界選手権出場に大きく近づくことができました。

残り2連戦続くので、今回のレースで見つかった課題を活かし残り2戦も表彰台に登れるように頑張りポイントをしっかりと獲得し、世界選手権出場を決めたいと思います。

 

 

今後のレース予定

 

9月14日アジアトライアスロンカップ(武漢)

9月23日アジアトライアスロンカップ(海の森)

10月6日国スポ(佐賀)

10月17日U23世界選手権(スペイン)

11月9日ワールドトライアスロンカップ(宮崎)

11月17日日本トライアスロン選手権(お台場)

 


【定塚利心選手プロフィール】

(*日本トライアスロン連合Webより)

Birth: 2004.10.28

Instagram: kazushi.jozuka123

BIKE : FELT  AR Advanced

 

加盟団体名:日本学生トライアスロン連合
出身地:石川県鹿島郡中能登町
出身校:星稜高校 ⇒流通経済大学

 

父がトライアスロンをする姿を見て「楽しそうだな」と思い、自身も始めるきっかけとなった。今後の目標は、スイムを鍛え常に第一集団で上がれるようになり、レースで外さない強い選手になること。さらに、大学在学中に日本選手権で優勝し、世界戦ではポイントをしっかりと獲得し、世界ランキングを上げWTCSに出場し結果を残すこと。

 

主な成績
2022年 全国高等学校トライアスロン選手権 優勝
2023年 関東選手権 優勝
鹿児島国体 6位
U19選手権  3位
日本選手権 8位
2024年 アジアカップ大阪城大会  8位
アジアカップ蒲郡大会   11位
日本U23スプリントトライアスロン選手権  1位