こんにちは、ライトウェイのヤスモトです。
ちょっと自虐的なお話から始まりますが、今年は第三子の誕生でサイクリングの頻度が下がり体重がなんと7kg増えてしまっています!
食べる量も飲む量も特別変えていないはずなのに・・・、乗る頻度が下がった途端じわじわ体重が増えるのは自転車乗りにとって『あるある探検隊』なお話です。
しかしながら!こんな状態だからこそ思いついたこの企画。
そう、今私の手元にあるチート級の機材『FELT AR FRD Ultimate』を使って、、、
サイクリングライフが充実していたあの頃のヒルクライム記録に打ち勝つことができるのか?!
番外編インプレッション。体重7kg増のおデブがFELT AR FRD Ultimateで筑波山ヒルクライムに挑む!の始まり始まり。
目次
1.輪行はちょっぴり苦手?つくばエクスプレスを使って筑波山まで
私の住まいは関東平野のど真ん中に位置しています。
荒川河川敷から自転車で5分程で平坦を走る環境にはとても恵まれていますが、一方で一番近い山や峠まで自走で行くとなると往復160kmの丸一日コース…。
そんな中々気軽にはお山へ赴けない私も、年に1~2回はヒルクライムがしたくてウズウズしてきます。
どうにか短時間でヒルクライムを満喫できる場所はないものかと調べた結果、つくばエクスプレスでの輪行へ気が付くに至ったのが去年の夏です。
去年と同様、自走3分でつくばエクスプレスの最寄り駅まで到着。(近い!)
駅前のスペースをお借りして輪行の準備を開始します。
輪行のスタイルは色々ありますが、私はフレームとホイールを分けて運ぶ形式を採用しています。
荷物が2つに分かれてしまいますが、それぞれに傷が付く心配が殆どなく、括り付け等の時間も掛からないので時短にもなります。
ものの5分で収納完了!
あれれ~?何かが飛び出てますね…
かわいいレバーがこんにちは!
どんなに頑張ってもこれが限界でしたmm
ARはハンドルを切り返した時に曲がる角度が浅く、トップチューブとハンドルバーが並行にはなりません。
これが輪行をちょっぴり苦手とする所以の様ですね・・・。
今回使用した輪行袋はコンパクトな『縦置き型』だったのですが、弊社担当者によると『横置き型』なら入る可能性が高いようです。
横置き型ならハンドルがしっかり接地するので、置いたときの安定感もあります。
そうこうしているうちに本日のお伴がご到着。
2023年富士ヒルクライム年代別2位で大学時代からの友人のMさんと一緒に走ります。(プレッシャー)
2人とも輪行準備が完了したので、いざ!つくばエクスプレスへ乗り込みます。
2.TXつくば駅はサイクリストの強い味方
最寄駅から終点のつくば駅までおよそ45分ほど。
快速列車に乗り込めればなんと37分で到着してしまいます!
白石峠まで頑張って70km自走していたあくる日の私に教えてあげたい…。
地下鉄駅から地上へ出て、まず向かうのは『つくば総合インフォメーションセンター』
ここにはなんと無料の自転車組み立てスペースがあります。
冷房がしっかり効いているので、8月の蒸し暑い中で汗を流しながら組み立てをしないで済むというのは本当にありがたいですね!
スポーツバイク用の空気入れなども借りれるのでしっかり準備をしてから筑波山へ出発できます。
組み立てているいるとインフォメーションのお姉さんからスリーピングクライムの山神こと東堂くんカードを頂きました。
つくばの観光スポットである『りんりんロード』のどこかに彼のマンホールがあるとの事。
「良かったら探してみてください、サイクリング楽しんでくださいね!」と声援も頂きました。
そういえば東堂くんは作中で筑波大学へ進学していましたっけ。
黄色い声援に後押しされながら2人とも準備完了!
『つくば総合インフォメーションセンター』には大き目のコインロッカーも併設されています。
余計な荷物は全てロッカーへ詰め込んで身軽で筑波山へ向けて出発ー!
それにしてもつくば市はサイクリングユーザーに優しい街づくりをしてくれていますね。
輪行袋に入れなくても電車に自転車を乗せれる『サイクルトレイン』の計画もあるようで、今後益々注目されそうです。
まずは『りんりんロード』で筑波山方面へ。
ヒルクライムのスタート地点、平沢駐車場までつくば駅からおおよそ40分ほどで到着します。
平地しかない関東平野のど真ん中から1.5時間で山のふもとまで到着できるのは本当に魅力的ですね。
つくばエクスプレス(TSUKUBA EXPRESS) (mir.co.jp)
3.いよいよスタート!自分との闘い筑波山ヒルクライムチャレンジ
さて、いよいよ本題の筑波山ヒルクライムチャレンジです。
まずは他のライトウェイARインプレライダーと同様に本体スペックを晒します。
ライダースペック
【1年前】身長:172㎝ / 体重 68㎏ 乗っているメインバイク:FELT FR 5 (リムブレーキ)
【現在】身長:172㎝/体重75kg 乗っているメインバイク:ELVES FALATH(リムブレーキ)→FELT AR FRD Ultimate
68kgで体脂肪率が10%を切る平坦向きの脚質です。
去年は週1以上は荒川河川敷でしっかり走っていました。
今年に入ってからは通勤サイクリング片道10kmだけは変わらず、他は月1~2回走れたかな?というレベル。
8月時点で昨年より3000kmくらい年間走行距離が短いです。
体重の不安もありますが最近負荷を掛けて走れていない事も大いに心配です。が、きっと、楽過ぎてちょっとずるい『FELT AR FRD Ultimate』がその差を限りなく埋めてくれると期待を抱いて出発します!
計測は『Strava』のセグメントタイムを参考にします。
平沢駐車場から登る筑波山は途中に一時停止と信号機がありますので通しのセグメントがありません。
『不動峠』までと『不動峠から風返し信号まで』、『筑波スカイラインClimb』の3つのセグメントに分かれます。
1年前の私のタイムは、
『不動峠』→14:29
『不動峠から風返し信号まで』→33:35
『筑波スカイラインClimb』→8:00
合計タイム→56分4秒
です。
このタイムにFELT AR FRD Ultimate+鈍った身体でどこまで近づく事ができたのでしょうか??
せっかくMさんに同行頂いてましたので、平沢駐車場から5分のハンデで鬼ごっこ動画を撮ってもらいました。
頂上まで逃げ切れる気は全くしませんでしたが、鬼ごっこは良い刺激になります。
さぁ、見せてもらおうか!FELTのAR FRD Ultimateの性能とやらを…
・『不動峠』は1分40秒遅れの16:09
勾配のキツイ前半『不動峠』では体重増加と鈍った身体の影響をしっかり受ける結果になりました。
やはり急勾配の登りは軽さが正義ですかね…(笑)
FELT AR FRD Ultimateはトルクを掛けた分だけカッチリ登ってくれる印象で淡々とケイデンスで進む方が向いていると感じました。
お陰か後半戦に向けて多少脚を残すことができたのではと思います。
・『不動峠から風返し信号まで』は39秒早い32:56
流石エアロダイナミクスのチートマシン。
アップダウンを繰り返すこの区間ではしっかり記録を上回ってきました。
動画を観た方はお気付きかも知れませんが不動峠までで程々に疲れていてこの区間の下りで脚を全然回せていません。
にもかかわらず前回を上回れたのは間違いなくFELT AR FRD Ultimate のエアロ性能のお陰でしょう。
・『筑波スカイラインClimb』は14秒早い7:46
タイムを見てびっくりです。
風返し信号前でMさんにバビュッと抜かされたので失意のまま淡々とペダリングしたことだけは覚えています。
どうやら前半から中盤にかけて脚を残せた効果が終盤のタイムに大きく貢献してくれたようです。
先日の平坦インプレッションでも感じていましたが、やはりFELT AR FRD Ultimate は疲労軽減効果がとても高く感じます!
今回のチャレンジの最終的な合計タイムは56分51秒でした。
前回と比べて47秒遅れはしましたが、こんな鈍らボディでもセグメントで3戦2勝。
しかも後半で前回を上回るタイムを出すことができました!
楽過ぎてチョットずるいチート機材効果を十分に感じる事ができたと思います。
展望台までたどり着いた後の巨峰ソフトクリームは格別ですねぇ。
サイクリングを楽しんだ後のグルメは格別です!
帰りの輪行列車に乗り込む前には近くの温泉施設でリフレッシュ。
五穀米付きカレーうどんにコロッケまで添えちゃって、、、これは当分体重を落とそうとする気配はなさそうです。
というわけで、体重が増え、サイクリングの頻度が下がっても、、、
FELT AR FRD Ultimateを使えば心地よくヒルクライムを楽しめる!ことを体験できた筑波山チャレンジでした。
終わりに
FELT AR FRD Ultimateはレーシーな機材ではあるものの、乗り心地を犠牲にする事が無く、サイクリング体験を最高に楽しいものに変えてくれます。
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代から、自転車はより速く(早く)、より遠くへ、より楽に、人力で辿り着くことを目指して考案され続けてきました。
『速いのは当然』のキャッチを冠するAR最上位モデルのFRD Ultimateは、まさに自転車の概念の根源に紛う事のない仕上がりであると感じます!
FELTファンの皆さまと同じ体験を共有できることを楽しみにしています。
ヤスモト
~ライトウェイ社員による『FELT AR』集団インプレ記事一覧~
【第一弾】
鈍感ライダーによるFELT AR Advanced UltegraDi2 インプレッション (riteway-jp.com)
【第二弾】
Felt エアロロードバイク AR Advanced 105 を富士ヒルクライムでインプレッション (riteway-jp.com)
【第三弾】
Felt AR FRD Ultimate インプレ | ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか? (riteway-jp.com)
【第四弾】
FELT AR 第三世代の魅力に迫る:FRD UltimateフレームとAdvancedフレームとの比較 (riteway-jp.com)
【第五弾】
FELT 歴代エアロモデルの変遷から見る、現行AR第3世代の魅力 (riteway-jp.com)
【第六弾】
【番外編】体重7kg増のおデブがFELT AR FRD Ultimateで筑波山ヒルクライムに挑む! (riteway-jp.com)