北米最強のプロコンチネンタルチーム「ラリーUHCサイクリング」のロビン・カーペンターが、UCIヨーロッパツアーの最高峰2.HCカテゴリーに属するツール・ド・ルクセンブルクで最終的に山岳賞を獲得。チームにとって初のルクセンブルク参戦は、レースそのものの美しさのみならず、素晴らしい結果となりました。
パープルのKOMジャージへの道は決して簡単ではありませんでした。第一ステージ、カーペンターは逃げを打ち、設定された3つのKOMをすべて獲得。第二ステージではさらにリードを広げ、最終第三ステージではタイトルを確固たるものとするために彼の燃料タンクを空っぽにするまで追い込みました。
「今日、無事にフィニッシュラインを通過して安心しました。この最終ステージに向けてかなり集中していて、それはレース中も同じ。とにかくタフな一日でした。いつもはステージ優勝を狙うけど、今回のKOM争いは最高のボーナスでした。」
カーペンターは過去にも欧州のレースで結果を残しており、今シーズン序盤にはムルシアでスプリント賞、La Roue Tourangelleでは山岳賞を獲得。さらに昨年はドイツ・ツアーで山岳賞を獲得しています。
最終ステージ、チームのコリン・ジョイスが早い段階でアタックしてゴール近くまで逃げ続けましたが集団が吸収。チームはそこで終わらず、タイ・マグナーがアタック。タイはゴール500m前で捕まってしまいましたが、パープルジャージを着たカーペンターは無事にフィニッシュラインを通過しました。
チームの次のレースは、ワールドツアーのツール・ド・スイス。ジロ、ツール、ブエルタに次ぐ世界第4のステージレースです。
最終KOM ランキング
1 CARPENTER Robin Rally UHC Cycling 36
2 TONELLI Alessandro Bardiani – CSF 17
3 FERNÁNDEZ Delio Delko Marseille Provence 15
チーム使用バイク:Felt FR1 Disc