2018年10月13日-アメリカ・ハワイ アイアンマン・コナ・ワールドチャンピオンシップ
アイアンマン・コナ・ワールドチャンピオンシップの歴史の中でも最もエピックな出来事かもしれません。今までの数々のコースレコードは塗り替えられ、人々が思う人間の限界は否定されました。ダニエラ・リフは、3連覇を含めたタイトルを守り、ドラマチックな4勝目を手にしました。
レースが始まる前、リフはカイルア湾でウォームアップしていて、スタートの約2分前、2回もクラゲに刺されました!そんなドラマチックなオープニングもあり、リフなタフなスイムに苦しみましたが、いつもと変わらないペースでスイムパートを終えることができました。しかし、トップの選手には大差を付けられ、バイクパートに移りました。
リフは海から上がると、真新しい、最新の「IA Disc」に跨がりました。有名なクイーンKハイウェイのバイクパートでトップに躍り出て、4時間26分7秒というコナのバイクレコードを打ち立てました。
最後のランはリフの自己ベストタイムで、最終的に彼女が2年前に記録したコースレコードを約20分上回る、8時間26分18秒というアイアンマン・コナ・ワールドチャンピオンシップのコースレコードを打ち立てました。
コナを4勝した女子選手は他にもいます。ポーラ・ニュービー・フレイザー。Feltが初めてサポートしたプロアスリートです。
今回のダニエラ・リフの勝利で、彼女とFeltについて特筆すべき数字は・・・
1:ディスクブレーキバイクでコナを勝った1台目
6:Feltバイクによるコナ6連覇(残りの5つはIAリムブレーキバージョン)
4:Feltバイクを駆ったダニエラ・リフによるコナ4連覇
20:ダニエラ・リフはコースレコードを20分以上更新
18:IA Discを駆ってダニエラ・リフがバイクパートレコードを18分更新
今回のコナで特筆すべきなのは、ダニエラ・リフの優勝だけではありません。3回の優勝を誇るミリンダ”リニー”カーフレーは5位。娘のイザベルを産んでから初めてのコナでした。前回5位のカイザ・サリはしっかりと7位を獲得。
男子では、ジョシュ・アンバーガーが昨年と同じように今回もトップでスイムパートを終え、バイクパートもトップ選手と同じペースでこなしました。最終的には、故障の影響によりランパートで失速してしまいましたが、それがなければトップテンに入ってたことは間違いありません。
原文 https://feltbicycles.com/blogs/news/daniela-ryf-wins-historic-4th-kona-world-championship