土曜日は朝から種差海岸へ。両親が夜通し運転してきたようで、昼寝していたのを聞いて、自転車で軽く走りがてら会いに行く。
ウミネコが人間に慣れすぎて近くを飛ぶので怖い。
日陰にいると確かに眠くなる。できればゆっくり来たいもんだ。遠いけど。ビアンキの北野さんをお招きしたライドは北野さんの先頭固定で気持ちよく走れました!
昼は宿の近くで昼食。八戸に観光に行った店長は別行動で、イノーさん、ユキ、佐野さん、金久保さんの五人。
磯ラーメン+生うに丼セット。安いうに特有の臭みが無くて美味しかった。
U23の結果が入ってきて、茶臼仲間の横山航太が全日本チャンピオンに!現地で見なかったことを後悔した。本当におめでとう。航太は僕がそだt
佐野さん達は走りに行き、他は女子の応援へ。
ヨナミネさんにカラミさんがどこまで勝負できるか注目していたが、TTの結果を見ると一強な気がした。
チビ助は前日のマッサージが効いているようで調子が良さそう。
それでも長距離の練習が出来ていないのは、やはり響いていて、過酷なコース設定もあってかDNFに。
最終的に1~3位までは個人TTのようなゴール。いつもJBCFで見ているレースと変わらなかった。
完走者が6人と、これは成立するのだろうか?日曜日の自分のレースが不安でならない。
宿に戻って日曜の準備。
店長が持ってきた簡易的なマッサージ機の名前が「ドリームファクトリー」と胡散臭げだったけど、かなりいい。ドクターエア 3Dマッサージピロー、買いです。
5:30に監督に自転車を回収してもらう。車が無いとかなり不便だ。来年は車で行ける距離で開催願う。
会場に到着は6時過ぎ。早すぎてまだ選手たちが来ていない。イナーメにしては珍しい。
SUNVOLTのセパレートワンピの両サイドポケットに母が作ってくれたミュールバーを8本と、真ん中のポケットにATHLETUNEの黒と赤を入れてスタート地点へ。
ボトルは軽量化のため一つで。
青森県ジャージを着た市長さんを先頭にレースがスタート。
PHOTO BY 五月女さん
市長さんの両サイドにバイクがついて、そのバイクを抜くなという話だったけど、途中で完全に集団に飲み込まれた。
埋もれた市長さんは2kmで離脱し、一回目の直登まではパレード走行(のはずだった)。
早めにスタートに行っていて先頭から出たので、下り切りで10番手ぐらいに入れて、さぁスタートだ、と思ったら、先導車に別府さんと新村がべた付きで飛び出す形になっている。
先導車は赤旗のまま。「オイオイあれどうするんだ?」と集団に不穏な空気。
結局隊列が整っていないと判断されたのか、二段階になっている登りの一段目では緑旗にならず。
別府さんと新村を集団に戻して、二段目へ。先導車がペースを上げると、また別府さんと新村がベタづきでついていき飛び出す。
これじゃいつまでたっても始まらねぇな…と思ったら、審判が観念したのかそのままレーススタート。選手が抜け出した状態からスタートするのか。笑うしかない。
長丁場のレースなので、そこで勝負が決するわけではないけどね。
別府さんと新村が飛び出した状態のまま、集団は下りへ。
車で試走しているとはいえ、自転車では下っていないので、抜かれてもいいから安全マージンをとって下る。これが良かった。
高速での緩やかな右コーナーでANCHORの選手が目の左端、アウト側で震えだす。
CXをして制御不能となっているのを見て「コースに戻ってくんなよ~」と願うが、大概そういうのは弾かれて戻ってくる。
体が右に弾かれて左車線はふさがった。僕は真ん中を走っていたので右に進路を変えて避ける。
後ろでブレーキ音とカーボンバイクが叩きつけられる乾いた衝撃音、それとチューブラタイヤが破裂する音が聞こえる。
すぐに左コーナーがあるので振り返る余裕はない。下り切って激坂に入り、別府さんと新村を吸収したところで振り返ると、先頭で生き残ったのは30人ほどになっている。
これは下手するとニュートラルがあるかもな、と那須の再来を予感したが、特に審判に動きは無く。
PHOTO BY KOUJI OKAMOTO
コースのプロフィール上の問題からか、序盤のアタックが少な目。
窪木さんが単独で飛び出した後、一周待たず吸収され、その後アタックしたVENTOSのミチナリはほっとかれて、一時1分を超えたけど、二周で吸収。
シマノ西村も単独で飛び出しているのが見えたが、これも協調する人がいなく、帰ってくる。
PHOTO BY 井上和隆
集団は登りでえげつないペースアップは無いものの、S/G過ぎてからの平坦で一列に伸びてキツイ。
加えてそこからの下りで先頭付近まで行かないと、登り返しで踏む時間が長くなり、消耗する。
高岡さんは先頭交代に加わることで、そこら辺の消耗を最小限に抑えている。
二回ある登り共に、後ろにいるとシンドいのだが、前に上がれない。
ジェルを取り損なったところに高岡さんの救いの手。
PHOTO BY SEIICHIRO KOBAYASHI
折り返して8周目にKINANの椿が先行するところに、才田さんと雨澤、龍が合流し、4人の逃げが出来る。
その逃げを追いかける集団もペースが上がる。何度か千切れるも、集団の尻尾はギリギリ離さないという走りが続く。
森本さんが先頭で入った9周目の激坂。森本さんのペースアップによって集団から遅れる。
PHOTO BY BB
このコースを一人で走るのは、本当に”進まない”。チームカーがすごい勢いで抜いていく中に魔法の絨毯を使っている選手もいて、全日本選手権なのに不公平だな、と思う。
今回から導入されたチームカー。展開にがっつり絡んでいた気がするけど、いいのかね?千切れた僕には関係ないけど。
不文律が許されるのなら、みな平等に与えらえるべきだと思う。アーメン。
10周目に入り、TOYOの悠さんと加藤さんと三人で回す。前から落ちてきたUKYOのミッチーも加わり、加藤さんが千切れる。
一回目の登りは耐えられたが、その後の下りでチェーントラブルでストップ。後ろから来た加藤さんと二人になるが、その周回で降ろされた。
PHOTO BY 三井至
コーラをもらったけど残念ながらダウン用のコーラになってしまった。
初日に車停めた場所のトイレが綺麗だったので、そのまま向かう。BSのテントの前に初山さんがいたが鎖骨を折った時のコルセットをつけていたので察する。
トイレに入ろうとしたら声をかけられる。ドーピング検査対象になっているらしい。ゴールからついてきたとのこと。
危ないところだった。そのままトイレで出していたら、会場で次におしっこ出るまで待たなきゃいけなかった。
慣れたドーピングチェックをこなして、放送を聞きながら着替える。
森本さんにトドメをさされた形になったが、結局120kmで止まってしまった。
TTの疲労が無いとは言えないが、補給もしっかり取っていたから、強いて言うなら脱水だろうか。
一日2Lを膿瘍にして水分含有量はあげていたはずだが、思った以上に暑かった。
何にせよ、長距離の練習が少ないことは、ずっと言えること。
高岡さんが14位で完走している限り、ホビーレーサーも言い訳はできないのである。
大分の再来と言われた青森全日本。もし来年も同じところでやるなら、出ないかな。
今週末は広島で2days。一つ大きい苦しいレースが終わったので、レースを楽しみたい今日この頃。