レイチェルアサートン ワールドカップダウンヒル最終戦レースレポート

GTファクトリーレーシングがワールドカップ総合優勝

 

GT レイチェルアサートン

 

レイチェルは今日彼女自身の愛するヴァイ・デ・ソルで勝利を収めました。彼女には既に年間タイトルが決定しているため今季7戦中6回目の勝利はさらなるボーナスとなりました。(彼女は第1戦ルルドにてエメリン・ラゴットに次いで2位)

これはレイチェルの26回目のワールドカップにおける勝利で、イギリスで最も栄誉のあるマウンテンバイクレーサーとしての名を広めました。

GT MTB レース

 

ヴァイ・デ・ソルは体力的に厳しく、厚く、埃っぽく、長いことで知られています。

金曜日の予選は接戦で1位のレイチェルとマノン・カーペンターの間には2秒しか差がありませんでした。

ミリアム・ニコルはフォートウイリアムBDSで鎖骨を折った後復帰し、なんとカーペンターの0.3秒後につけました。

女子決勝が始まる頃には深い泥・ルートを示す大きなネット、たくさんの穴がコースにできていました。

予選4番手のターニー・シーグレープは一番上のセクションの大きな穴を間一髪かわしホットシートに座るために走り続けましたが2.5秒足りず、残りは3人となりました。

 

予選3位のミリアム・ニコルは自転車のセットアップがうまくいきました。彼女は非常に安定した走りでセクター1はレイチェルより1.6秒上でした。彼女はセクター2ターニーで9秒もリードを築き、その差を下のセクションでも維持し9.1秒差でホットシートを確保しました。そのタイムはレイチェルの予選タイム4分14秒283よち3秒も速いタイムでした。

それからマノンが走り、マノンはセクター2で5秒遅れでしたが下のセクションでもスピードを維持しミリアムには届かなかったものの4.1秒差で2位に入りました。

GT (5)

レイチェルはヴァイ・デ・ソルがどれくらい心身を疲れさせるとわかるかのついて話し、すべてのセクションを全力で行くと約束しました。彼女はその言葉を実行しスタートゲートから攻め続け2.2秒差で今シーズン6連勝となる勝利できるようまとめました。

レイチェル談:「思い描いた通りの走りができた瞬間がありました。私はクラッシュしてはいけないということを忘れるところでした。私は今日ここでどうしても勝ちたかった。ですがそれが簡単でないことは知っていました。マノンとポンポンはこの長いトラックを好んでいますし、彼女たちはシーズンを通じて速くなってきています 私はアンドラの存在が恐ろしいです。だからシリーズ上位3人のイギリス人を誇りに思います。」

 

女子クラスのシリーズランキングはレイチェルが1位、2位がマノンカーペンター、3位がターニー・シーグレーブでした。最大級の賛辞を送りたいと思います。

 

男子のレースではトロイ・ブロスナン、アーロン・グインとロイック・ブルーニは互いに1.3秒差の中で予選を終えました。3秒開いて4番手がグレッグ・ミナーと5番手のジーが4.6秒遅れです。

テーラーが30位だったためシリーズ争いはグインとミナーの間の戦いです。

男子のトップ選手は勾配の厳しいヴァイ・デ・ソルの低速セクションをほぼ全力でした。

テイラーは今年の総合ランキングはエリートクラスの最初の年に必要な47位を確保するのに必要な41位でフィニッシュするために深刻な腕の痛みと戦いました。

ジーがコースに出た時にはブルック・マクドナルドが3分35秒215でホットシートにいました。

ジーは2008年の世界選手権でここで勝ち2013年にレイチェルと「ワールドカップ2冠」を達成しました。

彼は100%の自信でスタートし一番上のセクションで素晴らしい走りをしました。それは本当にスムーズな走りでした。ジーはバンプを避け見事なラインどりでセクター1で0.5秒稼ぎました。その後も彼はスムーズな走りを続け、もっとも下りに直結するルートでセクター2はわずか0.5秒遅れでした。彼はゴール手前の左コーナーでいくつかの穴にヒットしてしまい低速セクションが本当に速かったブルックの1.2秒遅れとなりました。

そしてグレッグ・ミナーは壁での転倒により勝利の可能性が無くなり、51位に終わりました。

ロイック・ブルーニは1.5秒最速でセクター1を通過しました。セクター2ではほぼ2秒近く、フィニッシュ地点でも最速でホットシートを手に入れました。

アーロン・グインは最後から2番目のプレッシャーにより素晴らしい走りを見せ、セクター1で1.589のリードを築きました。

最終走者のトロイ・ブロスナンはセクター1は上位で果敢に攻めたものの小さなミスが重なり時間をロスし3位になりました

ジーにとってみればシリーズチャンピオンになるには6位で十分でした。彼がトップ5から落ちたのは2005年以降これが初めてです。

ジー:「がっかりしています。私が開幕戦のルルドの予選でクラッシュし手首をハンドルにくくりつけて走った(奇跡的にも48位でフィニッシュした)事から今シーズンはずっと追う立場になった。

グインにおめでとう、彼は大きなレースと大変なシーズン走りました」

チーム部門ではGTファクトリーは惜しくもタイトルを逃しました。

チーム代表ダン・ブラウン「チームの全員がこのような僅差でタイトルを失った事になった。チームは大変な努力をシーズン通して行ったがわずかなリードしか持たずにこの戦いに臨んだ事が残念だ。来年はこうはいかないよ」