FELTファンの皆さま、こんにちは。
第三子の誕生で月一早朝ライダーへクラスダウンしているライトウェイのヤスモトです。
只今ライトウェイではロードバイク大好き社員数名によるFELTのエアロロードバイク『AR』の集団インプレッション記事の作成に挑戦中です!
私は特にハイエンドのFRD Ultimateフレームは約1カ月間じっくり乗り込んでみた結果を踏まえ、Advancedフレームとの比較へ焦点を当てて記事を書きました。
なぜFRD Ultimateフレームが究極の選択肢とされるのか、その理由が感覚的に解ったような気がします。
是非最後までお付き合いください!
目次
1. AR各モデル共通で感じられる驚きのエアロダイナミクスと疾走感
まず前提としてAR各グレードのフレームには共通して驚きの疾走感があります。
FRD Ultimateフレームも、Advancedフレームも、膝から下の空気抵抗が全く消えてしまったような感覚です。
過剰な表現に思われるかもしれませんが、普段から別のエアロロードバイクで強風吹き荒れる荒川を走っている私が真っ先に感じたのがこの印象でしたので、ここは自分の感覚を信じて断言させて頂きます!
この魔法の様な疾走感によって、脚の回転がスムーズになり、まるで加速するジェットコースターに乗っているかのような高揚感が広がります。
上半身が後ろに置き去りにされるような、あの感覚です。
(下ハンドルの前傾姿勢を保ち続けたくなります)
ARのプロダクトページで語られているエアロダイナミクス研究の成果が空気抵抗を最小限に抑え、快適で効率的なライディングを可能にしているのだと体感で理解しました。
驚きの疾走感を裏付ける設計のロジックは商品プロダクトページを是非ご参照ください↓
ARシリーズ エアロロードバイク | Felt公式日本語サイト (riteway-jp.com)
2. FRD Ultimateフレームの軽さと疲労軽減の卓越性
AdvancedフレームとFRD Ultimateフレームのスペック上の最大の違いはその軽さですが、単に軽いだけではありません。
実際にFRD Ultimateフレームを使用してみると、その軽量性に加え、驚くほどの疲労軽減効果を実感できることに気付きました。
休まず2~3時間河川敷を走り続けるような長時間のライディングでも、脚への負担が軽減され、ペダルを踏むたびに感じる快適さが持続します。
この疲労軽減の特性によって、より長い距離を走ることができ、体への負担を最小限に抑えつつ満足感のあるライディングを継続可能です。
試しに一緒に走る友人に貸して乗ってもらいましたが「ヤスモトさん、このフレームはズル過ぎる、、、全然疲れないよ!」との感想を頂きました。
FELTによると、FRD Ultimateフレームは軽さを出す為にAdvancedフレームとカーボンシートのレイアップ(重ねる)方法を変えているが、プロダクト毎に決められた基本的なライドフィーリングのコンセプトは変わらないように設計している、との事。
確かにエアロを切り裂く疾走感は同等に感じながらも、実際に乗り比べた結果、疲労軽減効果はFRD Ultimateフレームが際立っていると私は感じます。
3. 乗り心地と個性的なフィーリング
各フレームの乗り心地と独特なフィーリングにも注目比較してみます。
FRD Ultimateフレームは、ドライで滑らかな踏み心地が特徴で、質の良い軽量なカーボンホイールを初めてシェイクダウンした時の様な最高に軽やかな漕ぎ出し感が40km/hを超えた後も持続します。
これに対してAdvancedフレームは、漕ぎ出しに少しばかりの粘りを感じる一方で、その分加速しきった後は安定した巡航感を感じます。
同じフレームジオメトリーでもカーボンレイアップによって加速と巡行のフィーリングがここまで変わるものなのだなと驚きました。
「ホイールを変えたときに感じる変化程までにはフレームを変えても変化を感じない」なんてよく仲間内で話していましたが、FRD Ultimateフレームはホイールを変えたときと同等以上の衝撃と満足感をもたらしてくれました。
ドライな乗り味と重厚感のある乗り味。どちらが良いかは個人の好みによりますが、私はFRD Ultimateフレームの軽やかな踏み心地と快適性に惹かれました。
自分自身のペダリングスキルが急に上達したのではと錯覚するほど脚が自然とよく回るような感覚です。
Advancedフレームの詳細なインプレッションは外部サイトも是非ご参照ください↓
懐の広い新世代エアロロード カリフォルニアのワインディングで新型ARをテスト – フェルト 新型ARデビュー Vol.2 | cyclowired
まとめ
FRD UltimateフレームとAdvancedフレームは、カーボンレイアップは異なるものの、ARというプロダクトに込められた『速いのは当然』という基本的コンセプトは変わらないように設計されているためエアロを切り裂くダイナミックな疾走感は同等。
比較したところではFRD Ultimateフレームの方が疲労軽減の効果が高く、ドライで軽やかなペダリングを感じる事ができました。
レーシングモデルとしてラインナップされているFRD Ultimateフレームですが、私はむしろ、速く気持ちよく身体に負担なくサイクリングを楽しみたいホビーユーザー向けに「楽過ぎてちょっとずるいバイク」として認知され、ご使用頂く機会が増えて欲しいなと思います。
チート級な機体の性能差を、是非実際に皆さまの脚で確かめて頂ければ幸いです。
~ライトウェイ社員による『FELT AR』集団インプレ記事一覧~
【第一弾】
鈍感ライダーによるFELT AR Advanced UltegraDi2 インプレッション (riteway-jp.com)
【第二弾】
Felt エアロロードバイク AR Advanced 105 を富士ヒルクライムでインプレッション (riteway-jp.com)
【第三弾】
Felt AR FRD Ultimate インプレ | ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか? (riteway-jp.com)
【第四弾】
FELT AR 第三世代の魅力に迫る:FRD UltimateフレームとAdvancedフレームとの比較 (riteway-jp.com)
【第五弾】
FELT 歴代エアロモデルの変遷から見る、現行AR第3世代の魅力 (riteway-jp.com)
【第六弾】
追伸
AR FRD Ultimateフレームで筑波山を登ってきました!
前回チャレンジから体重が6kgも増えている月一早朝ライダーのヤスモトが機体性能チート級のAR FRD Ultimateフレームを使って過去の自分に打ち勝つことができるのか??
現在ブログ記事執筆中につき、続報をお待ちください。
つづく!
【フォトギャラリー】