アルミにこだわる「FELT」の本格レーシングバイク 「F95」

アルミロードに並々ならぬこだわりを持つFELT の、新しくなった「F95

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2015モデルからは、アルミロードバイクのトップモデルであるF75と共通のフレームになっています。

 

使用するアルミ素材は「7005 Aluminum」。

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あのゼロ戦の驚異的な巡航距離と運動性能の獲得に貢献したことで有名な「超々ジュラルミン」の仲間です!

非常に強度が高い素材のため、より高剛性で、より軽量なフレームになっています。

この価格帯からレーシングフレーム素材である7005を使っているのはFELTだけです。

 

そして、「SUPERLITE」って書いてありますがこれは何でしょうか?

これこそFELT アルミのFELT アルミたる由縁なんです!

実は、FELT のアルミフレームはフレームサイズごとに剛性を最適化しています。

最適化??

他社のカーボンフレームで、すべてのフレームサイズで同じ剛性を謳っているものは時々ありますよね。

でもFELTが目指しているのは決して「同じ剛性」というわけではありません。

通常、同じアルミパイプでフレームを作った場合、小さいフレームは硬く、大きいフレームは柔らかくなってしまいます。でも、これってライダーに求められることと正反対なんですよね。

 

大きいフレームは大柄でパワーのあるライダーが乗る

⇒十分な剛性を確保

小さいフレームは小柄で絶対的パワーの小さいライダーが乗る

⇒適度な硬さでしなりをコントロール

 

このパイプチューニングを10万円をきるエントリーモデルのアルミロードからFELTは行っています。

 

FELTの創業者、ジム・フェルトはもともと、軽量アルミパイプで有名なイーストン社で、フレーム用パイプセットの開発をしていた人なんです。

だから、アルミにはかなりのこだわりがあるんですね!

 

トップチューブヘッドチューブの溶接箇所・角度。

ダウンチューブ・トップチューブのバテッド位置。

ヘッドチューブ部の溶接は滑らかに処理され、近くで良く見ないとカーボンフレームのようです。

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シートステーパイプの厚み。

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ダウンチューブのBB側は、最適な剛性・しなりを得るために縦横にフレア加工。

BB側との接合面積を最大化。溶接ビードもあえて残すことで剛性を確保しています。

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~FELTアルミロードトップモデル F75 との比較インプレ~

実は私の愛車は F75 (2013) なんです。

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ホイールとサドルを慣れたものに変更して、違いがあるのかインプレしてみました。

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一言。

「違いがわかりません。」

まあ、同じフレームのはずなので分からないのも当然なんですが(笑)

 

F アルミフレームは、その素直な走りが特に印象的です。

ペダルを思い切り踏んだ時の癖のない反応性。しっかり反応してくれますが、軽量高剛性アルミ特有の脚にくる感じがありません。

ヘッドチューブ下側の径を太くした「Control Taper」と、かなりガッチリしたフォーク(これはFシリーズの特長です)のおかげで、ダンシングやスプリントでもバイクが小気味よく動いてくれます。嫌なねじれがまったくありません。

またジオメトリーがよく煮詰められているからか、コーナーリングはクイックに曲がってくれますが、ピーキーではありません。非常に素直でニュートラルなハンドリングです。

 

F95 はFシリーズの最エントリーモデルですが、間違いなくレースを走れる性能を持っています。

 

違いを感じた部分は、フロントフォークがF75ほど硬くない(カーボンのグレードが違うので)。でもむしろこちらのほうがフレームの剛性とマッチしているようにも感じました。

(そうそう。FELT はフレームとフォークの剛性・しなりを統合して設計しているんです。)

あと、全体として付属しているパーツが My F75より重いので、登りでは少し重さを感じました(これは後々のグレードアップで解決できますね!)。

 

FELT F95

ロードバイクで速く走りたい!という気持ちが少しでもあるなら、かなりおすすめなバイクです!!

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(画像のホイール、サドル等は純正と異なります。)

 

F95 の詳細ページはコチラ↓

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2017/f95-3/