弱虫ペダルサイクリングチーム 江越 海玖也 (えごし みくや) 選手に、使用する Felt FR1 をインプレして頂きました。
目次
フェルト FR1 フレームキット
FRはFeltのオールラウンドレーシングモデル。
選手から評判の高かった前作Fシリーズから目指したのは、垂直方向の柔軟性を与えること。
それにより、加速時や荒れた路面でもタイヤは路面に食いつき、パワーを逃しません。
副次的な効果として、振動吸収性も高まっています。
各フレームサイズ毎に剛性としなりを変更するサイズ専用設計も特徴です。
ヘッド径もフレームサイズによって変更されています。
江越 海玖也 (えごし みくや) 選手
チーム:弱虫ペダルサイクリングチーム
戦歴:
2016
JBCFいわきクリテリウムE3:優勝
JBCF仙台クリテリウムE2:2位
2017
シクロクロス東京 CJ優勝
全日本シクロクロス選手権大会U23:4位
2018
全日本シクロクロス選手権大会U23:2位
江越選手は、特にシクロクロスで世代トップのレーサーの一人です。
2018年の全日本選手権では準優勝しました。
全体的な印象はどうでしたか?
まず最初に乗ったときの第一印象としてはすごく「マイルド」なフレームだなと感じました。
とても癖が無くて乗りやすいフレームです。FR1の良い点としては「オールラウンド」に使える点です。
マイルドと聞くとやわらかいフレームなのだろうと思う人も少なくないと思いますが、FR1はただやわらかいだけではないのです。
少ない力で進んでくれる剛性を持っており、重量が軽いのでペダルを踏み込んだ時の反応が早く「掛かり」が良いです。
レースでもアタックに乗りやすくなります。
それに加え、スピードがのった時にグイグイと踏んでいってもしっかりと進んでくれるのでスプリントやコーナーの立ち上がりでの加速も良いです。
良かったところを3つ教えてください!
①振動吸収性の良さ
FR1の1つの特徴で「振動吸収性・路面の追従性」が凄く良いです。
その大きな要因としては、左右のシートステーを繋ぐブリッジを廃止したことだと感じました。
2本のシートステーの自由度が増し、柔軟性をえられる事で細かな振動でさえ取り除いてくれます。
硬すぎるフレームは振動がダイレクトに体に伝わってしまい、目で見えないところで疲労が溜まっていって、足が無くなると踏み切れなくなってしまい、そこで終わりみたいな事があるのですが、FR1はリアの柔らかさのおかげで、レース中盤、終盤に向けて疲労が残りにくく、脚を残しやすいです。
②走りの軽さ
これは乗ってみればすぐに感じる程です。
BB下に装着するダイレクトマウントによって重心が下がりシッティングだけでなく、ダンシングでバイクを左右に振った時は特に軽さを感じる事が出来ます。
上りでもふわふわと登っていくのを感じます。
③28Cタイヤ対応
FR1はタイヤサイズ28Cに対応しています。私も一時期太いタイヤ(28C)を好んで使っていました。
理由としては乗り心地がよく安心感があることでした。
レーサーの中にも雨の時は太いタイヤのほうが安心する!という方もいます。
タイヤ選びの幅が広がるのは純粋に嬉しいです。
どんな人にオススメですか?
FR1は、一見レーサー向きかのように思われると思いますが、それだけではないと感じます。
振動吸収性がすぐれており、さらにはフレームがタイヤサイズ28Cに対応しているので、28Cのタイヤを装着すればさらに乗り味がよく、体に優しくなります。
長い距離をできるだけ楽に、楽しく走りたい!という方にもオススメできる1台です!
商品ページはコチラ