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Felt FR1 を岩崎晶雲選手がインプレッション
弱虫ペダルサイクリングチーム 岩崎晶雲選手に、使用する Felt FR1 をインプレして頂きました。
フェルト FR1 フレームキット
FRはFeltのオールラウンドレーシングモデル。
選手から評判の高かった前作Fシリーズから目指したのは、垂直方向の柔軟性を与えること。
それにより、加速時や荒れた路面でもタイヤは路面に食いつき、パワーを逃しません。
副次的な効果として、振動吸収性も高まっています。
各フレームサイズ毎に剛性としなりを変更するサイズ専用設計も特徴です。
ヘッド径もフレームサイズによって変更されています。
岩崎晶雲選手
チーム:弱虫ペダルサイクリングチーム
身長:174cm
体重:65kg
戦歴:
2017
JBCF堺クリテリウム E1 優勝
JBCF三峰山ヒルクライム E1 優勝
JBCF渡良瀬タイムトライアル E1 優勝
Jエリートツアー個人総合優勝
2018
Jプロツアー 幕張新都心クリテリウム 8位
2017年のJエリートツアー個人総合優勝に輝き、2018年からチームに加入したパンチャーです。
初めてのロードバイクはFelt F85。F FRDに乗った経験もあります。
全体的な印象はどうでしたか?
最近の各社フレームと比べても固すぎるということは無く、程よい剛性で乗りやすいと思います。
フレーム重量も軽く、ダンシングがしやすく、とても操作性が良いです。
良かったところを3つ教えてください!
①伸びのあるスピード
ダンシングで踏み込んだときの伸びが心地よい印象でした。
特に強く踏み込んだ時に、後ろからぐんぐん押されるような感覚があります。
シッティングでも力が逃げること無くまっすぐに進んでくれます。
レースでもアタックするときに反応しやすく、伸びはどんなライダーでも感じ取ることができると思います。
心地良い伸びがより速い巡航を可能にしていると思います。
②高速の恐怖感を解消する振動吸収性
振動吸収性がとてもよい印象です。
荒れた路面でもしっかり路面を捉えることが出来て、ダウンヒルやスピードの乗ったコーナリング等を可能にしています。
とても重心を掴みやすく、安定した作りが安心とよりよい走行感を産み出していると思います。
他のフレームよりも恐怖感が無くなりました。
振動吸収性が高いことによりストレスがなくなり、より長い時間乗ることが出来ると思います。
③サイズ専用の設計
当たり前と言えば当たり前ですが、体の小さな人は小さめのフレームを、体の大きな人は大きめのフレームを選択します。
そしてそのフレームのベアリング径はそのフレームサイズによって異なり、乗りやすい剛性がしっかり確保されています。
なのでフレームサイズを選択しやすく、より扱いやすいフレームに乗ることが出来ます。
どんな人にオススメですか?
ダンシングを多用する選手にお勧めです。
フレームのしなりを使い、伸びる走行感が好きなライダーにあっていると思います。
また最近のフレームの高剛性に比べると少し柔らかい部分も感じるので、そう言う乗り心地が好きなライダーにもお勧めです。
Jプロツアー 幕張新都心クリテリウム2018 8位のレースレポート
レースは序盤から速いスピード域になり、コーナーも速いスピードで抜けなければならない。
しかし、速いスピード域でも安心してコーナーをこなすことができるのはFR1の安定性ならではなのだと感じた。
なので余計なストレスを感じることがなくレースに集中することができた。
また路面が凸凹している区間でも、フレームがしっかりと路面の情報が伝えてくれて、バイクが暴れること無く走れた。
多少路面が悪いところでもペダリングの力が逃げること無く、余裕をもって走ることが出来た。
そう言った安定感や振動吸収性が高いことで、余裕が生まれ何度もアタックして積極的に走れた。
中盤から逃げが3人になり逃げ切りが決まり、後は集団スプリントになる。
集団では揺さぶり等も多々あり、スピード域の変動が激しい。
しかし、冷静に脚を貯めて最後のスプリントに備える。
ラスト一周で一気にスピードが上がり、位置取りが激しさを増す。
コーナーや凸凹区間で前に入ろうとする選手を寄せ付けず、最適なポジションを維持する。
ハンドルやらホイールが激しくぶつかるが、操縦性のよさもあり、落車すること無くスプリントへ。
トップ選手を含めたスプリントになるがフレームの伸びが手伝い自身最高位の8位でゴール。
フレームの各所良さを感じつつ、手応えを感じたレースになった。
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