Feltのマルチロード「VR」シリーズ。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/vr_2017/
35Cに対応するフレームクリアランスを持っているため、シクロクロスにも使用することが可能です。
しかも最小サイズ430mmの適応身長は145cmから。
つまり、キッズがシクロクロスで使用できるポテンシャルを持つバイクがVRです。
実際にシクロクロスで使用しているキッズもいます。
その親御さんにレポートをもらいましたので紹介します。
目次
身長142cmの小学4年生 斎藤選手
●斉藤 隼平
●小学4年生
●身長 142 cm
●体重 39 Kg
●自転車競技歴 : 小学校入学半年前からシクロクロスのレースに参加してます。小学2年生からmistralスポーツ学校の自転車教室で毎週レッスンを受けてます。
使用バイクはFelt VR60 430mm オレンジです。(生産終了モデル)
142cmでも問題なく乗れています
子供の身長は小学4年生で142cmです。700cで430mmは大き過ぎるかどうか心配でしたが、問題無く乗りこなしてます。
24インチからの乗り換えの際、26インチのシクロクロス車にするか迷いましたが、26インチだと子供の成長によっては使用年数が短くなると予想されました。また、シクロクロス競技以外にサイクリング、ロードトレーニングなど幅広く使えそうなのでVR60に決めました。
スローピング角が大きいので、乗り降りが安心
トップチューブのスローピング角度が大きいので小学生でもまたがりやすく、信号待ちでの停車、シクロクロス競技などでの乗り降りがしやすいです。
リーチ調整機能付きのレバーなので子どもの手に合わせられる
シマノのクラリスは、子供の手の大きさに合わせてブレーキレバーのアーチを変えられます。
ワイドレシオの軽いギヤ
幅広い変速域で様々な道路状況や路面に対応可能です。
当方、自動車を所有していないので、自転車教室やレースには自走で通ってます。その際、人通りの多い街中、坂の多い道路を安全に通過できます。
また、子供が昆虫好きなので、昆虫採集で山道や未舗装の林道を走ることが可能です。
これからシーズンに入るシクロクロスにも期待できます。
身長140cmの小学5年生 橋本選手 2019/11/18追記
●橋本 和樹
●小学5年生
●身長 140 cm
●体重 33 Kg
●自転車競技歴 : mistralスポーツ学校の自転車教室に入って1年。
使用バイクはFelt VR60 430mm エレクトリックブルー 2019です。
鮮やかな青のフレームに黄色ロゴと、子供の好きな色なのでとても気に入っています。
自宅で簡単に組み立ててから、専門店に持ち込み、子供のサイズにしっかり調整してもらいました。
親に専門的な知識がないので、トータルで思ったより金額がかかってしまいましたが、長い期間乗れるので大事に乗り続けさせたいと思っています。
子供が成長して乗れなくなったら、親の私が休みの日などの趣味で乗ろうと密かに考えています。
子供がFeltに乗る姿を見るのが自分の楽しみにもなっています。
もう少し乗る機会を増やせれば、子供が自転車に対してさらに愛着が湧くようになるかと思い、楽しみにしています。
これからも自転車を通して強い体、心を育んでいけるよう親子ともども頑張っていきたいと思います。
橋本選手の感想
はじめはブレーキが固く少しこわかったけど、少しずつなじんできたような気がする。
今まで乗っていた自転車と違い大人用のタイヤなのでグングン進んで楽しい。
まだ自分の体には少し大きいと思うけど、早く体を大きくしてこの自転車で速くなりたい!
身長135cmの小学3年生 岡村選手
●岡村隼人
●小学3年生
●身長 135 cm
●体重 33Kg
●自転車競技歴 : 2年、月3~4回の1回1~2時間のレッスンを受けています。レースにはこの自転車で2回出場。両親とも自転車は未経験で、子供のレッスンに合わせて徐々に勉強していますが、実際には毎週のレッスンの前後にチェーンの清掃を行い、前輪の取り外しがようやくできる程度。
使用バイクはFelt VR60 430mm マットブラックです。(生産終了モデル)
身長130cmでギリギリ、160cmまで乗れるサイズ感
小学校低学年でもなんとか乗りこなせるサイズです。身長が160センチくらいまでなら使用できると思います。当方は小学3年でもかなり身長は大きいのでなんとか乗っていますが、4年生以降でも身長が130センチはないとサドルを一番下にセットしたとしても乗りこなすのは難しいと思います。逆に女性でも使用できるサイズですので、いずれ子供が大きくなりサイズアウトしたら私が使用したいと思います。
子供が使用しているため、使用感はお伝えしにくいですが、車体が軽いので車への出し入れ、手入れをする時に持ち運びがしやすいです。また本人からの意見としてハンドルの操作はしやすいとのことです。だんだんと自分の自転車という気持ちになっているようで、自分の相方として乗りこなそうとしているようです。ブレーキは子供の握力でも十分効くようですが、子供の手の大きさでは遠いのではないかと心配です。
欠点としてはどの自転車も同様ですが、子供が使用するには大変高価であること、それを、わが子を含め子供たちは理解していないこと。自転車盗難の危険もあり、子供が遊びに行くときには街乗り用の自転車を使っており最大限に活用できていない状況が残念です。
135cmでも乗れますが、ピッタリではないので、体と自転車のサイズが合うのを待っています。いずれ子供に合わせた自転車になっていけばと思っております。
身長130cmの小学5年生 村上選手
●村上 颯太
●小学5年生
●身長 130 cm
●体重 30Kg
●自転車競技歴 :
使用バイクはFelt VR60 430mm シルバーです。(生産終了モデル)
130cmにはまだ少し大きいけど、とても気に入って大事にしている息子
私は自転車は全くの素人ですが、息子は一生懸命スポーツ学校で自転車について学んでいます。
以前のものより一回り大きい430サイズに挑戦。
小柄な息子にはサドルやハンドルがまだ少し大きいようです。
サドルはシートピラーを少しカットしてなんとか座れる状態ですが止まると、足を地面につけることは出来ません。
ハンドルも、幅が大きいので、両腕が少し開いてしまいます。
手が小さいのでブレーキが握りにくいようです。
なにかとまだ一回り、自転車が大きい感じが致します。
早く体の大きさが自転車のサイズに追いつくことを待つばかりですが、日頃の練習で頻繁に乗ることを考えると、ハンドルやサドルだけでも、小さいサイズに替えてあげたほうが良いのかなとも思います。
ただ、タイヤも大きくなり、一回転ごとの進みが大きいことに、スピード感や 力強さを感じるようで、本人はとても気に入って乗っています。 レースでも、以前と同じコースもタイムを縮めることが出来て喜んでいました。
高価なものなので、レッスンと自主練習のとき以外は、街乗りとして 乗ったことはありません。
息子は、本格的なメンテナンスは出来ませんが、自転車をとても大切に扱って、出来ることは自分でやろうとします。そのやる気が有効に
活かせるよう、成長してくれればよいと願っています。
自転車を通じて、これからもいろいろなことを学んでいってほしいと思います。
村上選手本人から
+良い点
かっこよい
伸びが良い
ブレーキの効きがよい
軽い
走りやすい
ギアの枚数が良い
前のタイヤが外しやすい
-悪い点
ハンドルが大きい
サドルが長い
ブレーキのグリップの幅が大きい
身長145センチ以上の人がちょうど良いかも
まとめ
VRシリーズの適応身長は145cmですので、本来はそれ以上になってから使用されることをお勧めします。
でもそれを承知で130cmから使っているキッズも実際にいます。
子どもってすぐに大きくなってしまいますもんね。
140cmくらいあれば、そんなに心配せずに使うことができそうですね。
VRシリーズは、
安定性の高いふらつきづらい設計、
足付きの良いスローピングフレーム、
軽いギヤ、
キッズにもお勧めできるロードバイクです。
何より子どもたちの、自転車を見るキラキラとした目、自転車を大事にする姿って、本当にステキですね!
フェルト VR ラインナップ