ロングライドへ行こう!~その9 FELT VR30の130kmロングライド編~

こんにちは。
ロングライダーのアッキーラです。

皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。

VR30で130km走ってきました!

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ロングライドに関する小話を気ままに掲載します。
さて、第9回は、VR30の130kmお試しロングライドです。

「VR30でロングライドを走るとどんな感じ?」
「100km以上のロングライドをVR30で走れるだろうか?」
と、考える方は、いらっしゃいますか?

VR30で130kmを軽く走ってきました☆
体験レポートをお送りします。

埼玉・秩父 白石峠 9分短縮
なんで縮まった?

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前回の予告通り、ロングライド仕様に仕立てたVR30でロングライドを走ってきました。
130kmをぶら~りと。(笑)
(≧▽≦)

自宅周辺には、坂道はゴロゴロあっても、峠がありません。
なので、近所にある白石峠まで片道65kmほど行ってきました。
去年10月に愛車・Z35で走って以来、2回目です。

やはり、VR30の素晴らしさは、峠をひとつでも越えて100km以上走らないと伝わらないだろう、と考えました。
私、ロングライダーですから。
(๑•̀ㅂ•́)و✧

結論から言うと、VR30で走ったら、白石峠の走行タイムがZ35より9分も(!)縮まりました。
(≧▽≦)

走行軌跡を記録するアプリによると、結果は次の通りです。

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この白石峠は、麓から頂上までおよそ6.4kmあり、平均勾配が8.6%あります。
自転車ロングライドのマンガ『ろんぐらいだぁす!』の雛子さん曰く、

「な?勾配がきつくて逆に笑えてくるだろ?」

との事です。

※マンガ第3巻第10.5話『「楽しい道」にご注意』参照。
※アニメ DVD/ブルーレイ第4巻の『サイクルコメンタリー』参照。

ちっちゃくて体重が軽くて、上り坂が得意な雛子さんらしいコメントですね☆

軽いギア比が威力を発揮!
すごいぞ!VR30の登はん力!

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なぜ、走行タイムを縮められたか?
それは、自転車を止めずに峠の頂上まで走り切れたからです。
ただ、それだけなんです。

力説するまでもありませんね。
( ̄▽ ̄;)

Z35は、フロント34T×リア28Tです。
ギア比は、34T÷28T=1.21です。
つまり、クランクを1回転させると、Rホイールは1回転以上遠くへ進めます。
ペダルがその分重くなって、ペダルの回転数(ケイデンス)が下がります。
その結果、勾配がキツくてペダルひと踏みの重さに脚力が耐えられませんでした。
心拍数が限界になり、脚を2度も地面に付けてしまいました。
呼吸が整うまで、休憩時間を2度も取らねばなりませんでした。

また、去年10月は、残暑がまだ続いていました。
Z35で上っている途中、暑すぎて体がオーバーヒートになりました。
(;×△×;)

一方、VR30のギア構成は、最も軽いギアでフロント30T×リア32Tになります。
ギア比は、30T÷32T=0.94です。
つまり、クランクを1回転させても、Rホイールは1回転回り切りません。
ペダルを回す脚は空回りに近いですが、ペダルひと踏みの重さは軽くなります。
その結果、勾配のキツイ激坂でも脚を回し続けられて、脚を地面に付けることなく乗り越えられます。

VR30の方がZ35より軽いギア比を持っています。
この軽いギア比だからこそ、白石峠の一番キツイところを乗り越えられました。
3月でまだ肌寒くて、先の休憩時間が無かったから、9分も短縮できました。
(*^▽^)/★*☆♪

平地で高速走行
サブコンパクトクランクの本領発揮

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平地を走ると、走り心地は良かったです。

ヘッドチューブが長くて、ハンドルバー位置が高いので、130km走っても上半身がラクでした。
生来の肩コリが発生することなく、余裕で完走しました。

タイヤが700X28Cなので、路面からの細かい衝撃を吸収してくれました。
荒れた路面を試しに走ってみましたが、タイヤとフレームの設計により足元をすくわれませんでした。
ハンドルバーをしっかり持てば、安定して走れます。

加速寄り・ヒルクライム向きのギア比のおかげで、両脚に掛かる負担が少なかったです。
このため、ゆっくりしたスピードでも着実に前進できます。

一方、スピードを時速40km近くまで上げて走ると、風の抵抗を受けやすいです。
しかし、ペダルの回転数(ケイデンス)を上げることでハイスピードを維持できます。
なぜなら、サブコンパクトクランク・46Tの歯数が大いに役立ちます。
脚力の小さい初心者さんであっても、効率のよいギア比で高速走行できます。

VR30での130kmお試しロングライドは、以上になります。

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この日は3月でも風が冷たかったです。
日が暮れた途端、山の空気が冷たくなりました。
白石峠の下りは寒すぎて、身体を冷やしてしまいました。
ガチガチ震えながら走った結果、翌日にノドを痛めて、鼻かぜを引いてしまいました。
今年最初のロングライドは、しょーもないオチが付きました。
(―w―;)

次回は、VR30のメンテナンスを紹介します。

『I can go… as far as I want!
僕らはどこまでも行く
道が続く限りどこまでも行く
思い出すのは遠い昔、初めて補助輪を外して走り出した時のこと
ロングライドは心の状態
10kmであれ
2400kmであれ
あなたにとって冒険ならば
それは立派なロングライドです』
※自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』より抜粋。

いかがですか?
VR30でロングライドへ走り出してみませんか?

『ろんぐらいだぁす!』© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会