ロングライドへ行こう!~その16 『ろんぐらいだぁす!』聖地巡り5 緑のアルプスあづみのセンチュリーライド編(後編)~

こんにちは。
ロングライダーのアッキーラです。

皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。

マンガ/アニメ『ろんぐらいだぁす!』聖地巡り5
緑のアルプスあづみのセンチュリーライド(後編)

ロングライドに関する小話を気ままに掲載します。
さて、第16回は、『ろんぐらいだぁす!』の聖地巡りで『緑のアルプスあづみのセンチュリーライド2017(以下、緑のAACR)』の後編をお送りします。

今回は、折り返し地点の白馬エイドステーションから160kmのゴール地点に当たる松本・梓水苑までを紹介します。
葵ちゃん達のセリフを交えながら、ブログ上で一緒に廻ってみましょう。

※マンガ第3巻第11話『初めてのロングライドイベント(前編)』参照。
※マンガ第3巻第11.5話『エイドの罠』参照。
※マンガ第3巻第12話『初めてのロングライドイベント(後編)』参照。
※アニメ第9話『あづみのオータムライド!(前編)』参照。
※アニメ第10話『あづみのオータムライド!(後編)』参照。

午前11時35分
白馬の陽差しは強い・・・。

白馬エイドで、「この世のものとは思えない(紗希さん談)」補給食の豚汁を食べました。
豚汁が美味しかっただけでなく、折り返し地点に着いた安堵感から、気持ちが楽になりました。

「亜美?どうした?」(葵ちゃん)

「ここでやっと折り返し。まだ半分。私、完走できるのかなぁ?」(亜美ちゃん)

「大丈夫だって。帰りは下り基調だし、今までほど大変じゃないからさ。」(雛子さん)

「大変だけど、完走したら、新しい世界が見られるかも。」(弥生さん)

「美味しい補給も待ってるよ。」(紗希さん)

「大丈夫だ、亜美。私たちが一緒なんだから。」(葵ちゃん)

葵ちゃんの言う通り!
元気を出して先へ進みましょう!

白馬エイドの上流地点にある橋から中央アルプス山脈を撮りました。
ここから松本へ向かって南下して走っていきます。

走り出してからしばらくすると、白馬ジャンプスキー場が見えてきます。
葵ちゃん達はあそこで休憩したんですね。

白馬からの帰り道は、逆に向かい風になります。
風の抵抗が強くて、思っている以上に前に進みません。
(”>△<”)

仁科三湖の青木湖と中綱湖を通過して、木崎湖まで戻ってきました。

途中でJR大糸線の海ノ口駅に立ち寄ります。
木造駅舎の小さな駅です。

『白鳥の見える駅』と看板があります。
駅名の看板に既視感があります。
※マンガ第0巻参照。

JR大糸線は単線なので、上り線(信濃大町方面)も下り線(南小谷方面)も同じホームを使います。
この駅とホームについて、知っている人は知っています。(笑)

海ノ口駅から先に進むと、JR大糸線の踏切があります。
この踏切も、知っている人は知っています。(笑)

海ノ口駅からおよそ350mくらい走るとコンビニがあります。

『Yショップニシ』さんです。
自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』で最も有名なコンビニかもしれません。
今日のAACRでは、私設エイド状態になって賑わってます。
例の『縄文おやき』と書かれた垂れ幕は、巻き上げられています。

『Yショップニシ』さんは、通称『縁川商店(へりかわしょうてん)』と呼ばれています。
ほら、これがその証拠です。
このお店も、知っている人は知っています(笑)

Yショップニシさんは、おそばやコーヒーやおやきが美味しいと評判です。
今回は、りんごのおやきをベンチに座って、美味しくいただきます。
このベンチがマンガ第3巻の表紙の場所ですね。

ここで葵ちゃん達は、縄文おやきを食べながら談笑します。

チーム『フォルトゥーナ』を結成して、
チームであづみのオータムライドに参加して、
チームで補給食を食べて、
チームの絆を深める。

苦楽を共に分かち合える、共感できる仲間がいるって、素晴らしいですね~。
『ろんぐらいだぁす!』の名場面ですね。
(´▽`)

ここで楽しい雰囲気に水を差すように、大会スタッフが現れます。
大会関係者用のクルマには『最後尾』のステッカーが貼られています。
葵ちゃん達は、楽しみ過ぎて、ノンビリし過ぎて、大会参加者の最後尾になってしまいましたとさ。

「制限時間をオーバーすると、足切りされてしまうんだ。」(葵ちゃん)

「え?え!?それって『完走できない』ってこと!?」(亜美ちゃん)

このままだと制限時間切れで完走できない恐れがあります。
さぁ~、葵ちゃん達5人はどうするか?
5人は、制限時間内にゴールできるのか?

気になる方は、原作コミックをどうぞ読んでください。
ブルーレイ&DVDも好評発売中です。
アニメは、再放送が10月より開始してますので、そちらもご覧ください。
ネタバレ回避ですので、ご了承ください。(笑)

こっちも海ノ口駅と縁川商・・・もとい、Yショップニシさんでノンビリし過ぎています。
こちらも出発しましょう。

大町美麻エイド 102.0km地点
13:15到着 予定との時間差+35分

小さなアップダウンを繰り返しながら、丘の上にある美麻エイドに到着します。
予定より順調に遅れています(笑)
葵ちゃん達の再現ドラマか!?
わはは!!
(≧▽≦)

そんな遅れより、ここの補給食です。

冷奴と、

蕎麦うす焼きと、

水ようかんを美味しくいただきましょう。

葵ちゃん達に代わって、お伝えします。
マンガでもアニメでも、Yショップニシさん以降のエイドに立ち寄っているか判りません。

この時間になると、気温もピークに近づいてきます。
この日は、気温が30度を越える真夏日になってます。
自転車で走る肉体的な疲労よりも、暑さによる体力の消耗の方が大きい感じです。
エイドの補給食を食べると、身体に染み込んでいくようです。

大町美麻エイドを出発したら、下り基調の道でとても走りやすくなってます。
往路と違って、脚を速く回転させれば回転させるほど自転車の走行速度が上がっていきます。
気持ちも勝手に上がってしまい、瞬間時速が調子に乗って一人で47km/hまで出ています。
遅れた時間を取り戻すには、速く走るしかありません。

コースの所々で、AACR公式写真サービスのカメラマンさん達が道路の路肩に座っています。
自転車で通過する参加者の姿を撮影してくれています。
イベントが終了すると、専用サイトからアクセスして写真を購入できます。


©AACR公式写真サービス


©AACR公式写真サービス


©AACR公式写真サービス

時間は14時を回って、暑さがピークを迎えます。
今日は、喉が本当に乾きます。
ダウンチューブに差したBBBのドリンクボトルを手に持つと、中にあるJUCOLAクエン酸パワーを溶かした水が生暖かくなっています。
気温の高さと路面からの照り返す熱でボトルの中の水が温まってしまっています。
こんな時、キャメルバックのポディウムボトルなら、外部の気温や熱に影響されにくいです。
道具の機能差を飲み水の温度差で感じます。
暑さで集中力を切らさないように、気を付けましょう。

安曇野エイド 137.6km地点
14:44到着 予定との時間差-26分

最後のエイドに到着です。
高速走行の甲斐があって時間を大幅に巻き上げられました。
他の参加者さん達もここまで来て、疲れが出ているのが伺えます。

ここでの補給食は、

りんごジュースと、

お漬物をいただきましょう。
水分とミネラル分を補給します。

ここまで来ると、『エイドの補給食を食べる事』がまるで『義務』『ルール』になっているように感じます。
一方、スペインのアンダルシア地方では、『茄子のアサディジョ漬けを食べて、ワインを飲む事』が法律だそうですが。(笑)

ここまで来れば、ゴールまであとちょっとです。

紫水苑ゴール 156.3km地点
16:06到着 予定との時間差-9分

こちらは一足先にゴールします。


©AACR公式写真サービス

ゴールの梓水苑に到着です。
156.3kmのコースを完走です。
走行時間は、朝5:53にスタートして、10時間13分掛かってます。
途中、パリブレストを食べるため、コンディトライ・アン・マリーレさんへ寄り道しています。
このため、走行距離が160.4kmまで伸びています。
これで名実共に160kmを達成です。

予定より9分早く、また制限時間より50分以上早く到着です。
しかし、心残りは、コース途中にある次の美味しい食べ物を食べられなかったことです。

・白馬にあるジェラートショップ花彩さんのジェラート
http://www.js-hanairo.com/

・白馬にあるリトルアラスカン&スモールキャビンさんのハンバーガー
https://ja-jp.facebook.com/Little-Alaskan-Small-Cabin-331975743491351/timeline/

・青木湖のほとりにあるゼーブリックさんのねぎラーメン
https://ramendb.supleks.jp/s/13142.html

・かぼちゃやま農場さんのアイスクリーム
http://www.i-turn.jp/kabochayama-noujyou-ringo-ichigo-momo-soba-omigiri.html

・北アルプス牧場さんのアイスクリーム
http://www.bokujyo.co.jp/

食い意地が張ってますが、完走することが最優先事項だったので仕方ありません。
今あるチャンスを最大限に活かした結果です、はい。

振り返ってみると、スタートからアッと言う間に完走した気がします。

ゴール地点に設置されたサイクルラックに自転車を引っ掛けて、受付に行きましょう。
受付で完走証とタイ焼きを受け取りましょう。

完走証には、Distance(参加コース)が何も書かれていません。
この欄は、参加コースに応じて、距離スタンプが受付から離れたテーブルに置いてあります。
距離スタンプ『160km』を丁寧に押印して、完走した達成感を味わいましょう。

タイ焼きには、『完走!おめでタイ焼き!! 来年もAACR出タイ!!』とステッカーが貼られています。
遊び心に溢れるステッカーです。
美味しくいただきましょう。

完走した記念にステージで写真を撮りましょう。
ステージに向かって、行列ができています。
順番に待ちましょう。
また、参加者さん同士が協力し合って、お互いに撮影しています。

ここでもまた自転車挙げ。

別の看板の前で、もう1枚。
完走した実感を噛み締める ひとときです。

この後、受付に預けた大型サドルバッグを引き取って、ホテルへ帰りましょう。
ホテルで別料金を払って、お風呂に入ります。
ロングライドで流した汗を洗い流しましょう。

ここだけの話、脱衣所に置いてある体重計に乗ったところ、体重が昨日より2kgも落ちていました。
補給食をあれだけ食べているのに、身体中の水分が絞り出されてしまって、身体が干からびているだけですけどね。

入浴後、ロビーで大荷物を整理して、宅配便をホテルにお願いしましょう。
送料は着払いですよ。

ホテルのスタッフさんへお礼を言って、東京へ帰ります。
JR松本駅まで数百メートル走って、駅構内で自転車を輪行袋へ包み込みます。

駅の売店で駅弁を買いましょう。
完走祝いの牛肉弁当です。
この日の最終スーパーあずさに乗るまで、よく味わって食べましょう。

20時00分発の特急スーパーあずさ新宿行きがホームに入線します。
これに乗って東京へ帰りましょう。
輪行袋を車両へ持ち込み、自由席に座り込んだら、眠くなりました。
朝の起床が早くて、自転車で160km完走したら、疲れが一気に出てきたみたいです。
新宿まで寝ていきましょう。
おやすみなさい。
(_ _)Zzzz・・・。

AACRの参加記は、以上になります。
3回に渡ってお届けしたブログ記事を通じて、木崎湖と小熊山、そしてAACRの楽しさをお伝えできれば、幸いです。

祝!!
『訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)』
長野県大町市 選定

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、一般社団法人アニメツーリズム協会は、8月26日(土)、全世界のアニメファンが選んだ『訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)』を発表しました。
これは2016年7月より全世界のジャパンアニメファンを対象に開始した、『アニメ聖地Web投票』等の結果を基に、コンテンツホルダー、アニメ聖地となる地方自治体や観光協会など各種団体との協議を行い、総合的に判断し選定しものです。

そのアニメ聖地88のひとつに、長野県大町市が選定されました。

ロングライダーの一人として、長野県大町市に投票されたアニメファンの方々、並びにコンテンツホルダーさん、地方自治体さんや観光協会さんにお祝い申し上げます。
長野県大町市がアニメ作品を通じて、良い方向に発展することを心からお祈り申し上げます。

『I can go… as far as I want!
僕らはどこまでも行く
道が続く限りどこまでも行く
思い出すのは遠い昔、初めて補助輪を外して走り出した時のこと
ロングライドは心の状態
10kmであれ
2400kmであれ
あなたにとって冒険ならば
それは立派なロングライドです』
※自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』より抜粋。

いかがですか?
アルプスあづみのセンチュリーライドに参加してみませんか?

『ろんぐらいだぁす!』© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会