第11回 千早城(大阪)

第11回千早城の回 ページメニュー
【その一】宿営
【その二】ルート310
【その三】金剛山道
【その四】まつまさ
【その五】千早城跡石段
【その六】千早城址
【その七】河内長野駅
 

 
千早城
所  在 大阪府南河内郡
築城年代 元弘2年(1332年)
城  郭 山城
築城者 楠木正成
城  主 楠木氏
廃城理由 明徳3年(1392年)北朝の畠山基国に攻められ落城
天  守 無し
見  所 城跡に漂う、この史跡ならではの独特の雰囲気
最寄駅 河内長野駅(南海高野線)
 

 
千早城は太平記の英雄、楠木正成が奇策をつかって大軍を撃退した戦記の舞台。
現在では関西でハイカーに人気の金剛山登山口に位置し、静かに登山者を待ち受けています。
金剛山道をヒルクライムした後は、名産の「山の豆腐」もおいしい千早村。
関西遠征その2です。
 
【その一】:宿営 <コメント:のぶ>
 
  (ナレーター)
今日という日は希望に満ちている。
なぜならこの者たちにとって、城跡を目指すことだけのためにある一日だからだ。
目覚めたら旅立っていくのだろう、心の赴くままに。
 
  大阪市内
  大阪でグッドなモーニング。
今日は金剛山中腹を目指します。
 
  まずは河内長野駅まで南海ラインで南下。
そこからは標高660m地点を目指してヒルクライムです。
 
  金剛山自体は1,125m。大阪で一番高い山です。
関西の人に非常に人気の登山コースらしい。
東京でいえば高尾山にあたりますか。
 
  河内長野駅
  田舎の駅を想像していましたが意外と人が多く、開けた場所。
まだここは大阪への通勤圏内です。
現地地図を見ながら今日のコースを再確認。
 
  またこの駅に戻ってくる。
そんなときは当座に必要ない荷物はロッカーに置いていきましょう。
ヒルクライムに向けた大事な軽量化というやつです。
 
【その二】:ルート310 <コメント:のぶ>
 
  荷物と心の準備を完了し、いよいよスタート!
目的地までは約11kmでございます。
 
  最初のうちは登りと平地が混じり合っています。
何とかそのエリアはクリア。
 
  今回、マウンテンバイク(MTB)を選んだのは車体が重い代わりにギア比が軽いこと。
続く登り坂でも楽にペダルが回せるのでパワーよりは持久力の勝負に持ち込めるのです。
 
  とはいえ、どっちにしろきつい!
 
【その三】:金剛山道 <コメント:のぶ>
 
  約3分の2来ました。
ここが金剛山登山口への分かれ道。
すでに多少の達成感がありんす。
 
  しかしこっからが辛かった!
ここからは容赦のない登りが続きます。
いい運動だ〜
休憩をとりながらスタートから1時間半ほどで目的地に到着!
 
【その四】:まつまさ <コメント:阿部ちゃん>
 
  約11Kmのヒルクライムを終えた御一行。
腹が減っては城攻めできぬということで、山の豆腐でお馴染み「まつまさ」様にお邪魔します。
 
  テーブルに付くなり出てきたのが、こちら椎茸茶です。
初めていただきましたが、お茶というよりスープのような口当たり。全員虜になりました。
 
  のぶさんは山らしく(?)ざるそばをご注文。
沿えものの天ぷらがなかなかのラインナップ。
プラスで一押しの冷奴行っちゃいます。
 
  あべは椎茸茶に魅了されたため、椎茸ご飯をチョイス。
サブで胡麻豆腐と密かに大好物の卯の花もいただきました。
給食のようなバランスの良さ。
 
  やっぱり初めは豆腐でしょ。
弾力が今までの豆腐の概念を覆しました。
まさに肉のような触感。箸が負けそうです。
 
  のぶさんはそばを一本ずつ食す人だということがわかりました。
旅っていろいろな発見があるものですね。
これだからやめられまへんわ。
 
  腹も満たされ、御主人より千早城に関して興味深い資料もいただきました。
どうもありがとうございました。

【まつまさ】さんHP

 
【その五】:千早城跡石段 <コメント:のぶ>
 
  千早城跡への入り口に立つ。
この見上げる石段は自転車では登れない。
この先は徒歩で行こう。
 
  (ナレーター)
この者たちが石段を上りはじめると突如として辺りに強風が吹き始め、山あいに風の咆哮が吹き荒れた。
止むことのないそれは、武者の言霊と呼ぶべきか、あるいは神と呼ばれるものか、いずれにしても超自然のものであったに相違ない。
ああ、この者たちを憐れみたまえ。
 
  これはこれできつい〜!
それにしても辺りの風がすさまじいな。
 
  山に城を造ったのも完全に頷けます。
辿り着くだけで疲れますからね。バテたところをやられてしまう。
千早では楠木正成が鎌倉幕府軍を撃退したことで有名ですが、少し幕府軍に同情。
 
  いったい何段のぼったんだろう…
おや、ここは…?
 
  開けた。曲輪に間違いない。
ようやく着いた!
 
【その六】:千早城址 <コメント:のぶ>
 
  この武者人形、至るところに目に入ってきます。
可愛いというべきか、不気味というべきか。
 
  おそらく、楠木正成が藁人形に鎧を着せて囮にし、鎌倉幕府軍に痛撃を与えた奇策から来ていると思われます。
 
  茶店
  と、そこへ伏兵のように茶店から女主人の登場。色々ときさくに物語してくれます。
毎日、あの石段を上ってくるそう。
元気の秘訣ですね。
 
  25年前くらいまで主流だった細長い缶ジュースが販売されております。
 
  店内には他にも従業員の方々が。
ト○ックの世界観をそのまま持ち込んだかのような…?
 
  百名城スタンプもまるっと入手。
 
  トマトジュースを買い求めて喉の渇きを潤しました。
 
  千早神社
  さらに奥に進める石段を上ると、
 
  ありました、史跡の証。
今日も登城しました!
 
  神社を発見し、舞い上がる阿部。
心なし、歩幅も大きくなってるし。
 
  楠木公を祀るに相応しい佇まいの本殿です。
 
  今日ばかりはお付き合いしましょう。
左、右、口。水は飲んではいけません。
 
  これだけ各地でお参りして、効力が減退していかないのだろうか。
というか、一体何を祈っているのだろうか。
 
  神社の裏手が千早城本丸跡といわれています。
ただし、神聖な場所のため、足を踏み入れないよう看板がございます。
今日の探索はここまで。
 
  振り返ってみると茶店が姿を消している。
上ってきた石段もない。
 
  …ような雰囲気がありました。
下りは膝にくるので気をつけましょう。
 
【その七】:河内長野駅 <コメント:のぶ>
 
  帰りは下り坂!速い速い。
30分もかからず駅まで戻ってきました!
 
  今日はここから和歌山まで輪行します。

つづく。

 
 
 
2011年4月29日(金) 目的地:大阪城
移動:東京 ⇒ 大阪 旅のテーマ:新幹線輪行
タイムテーブル 旅費 (一人分)

6:20 東京発 新幹線 (東京-新大阪往復)
8:53 新大阪着 ¥28,500
11:00 大阪城大手門待ち合わせ  
宿泊 ホテルサンホワイト
大阪府大阪市中央区谷町3-7-6
TEL:06-6942-3711
素泊まり ¥3,300
2011年4月30日(土) 目的地:千早城
移動:大阪 ⇒ 金剛山 ⇒ 和歌山 旅のテーマ:金剛山麓ヒルクライム!
タイムテーブル 旅費 (一人分)

8:36 難波発 電車 (難波-河内長野)
9:04 河内長野着 ¥540
14:56 河内長野発 電車 (河内長野-和歌山市)
15:18 天下茶屋着 ¥1,010
15:19 天下茶屋発  
16:12 和歌山市着  
宿泊 海辺の宿 潮風荘
和歌山県和歌山市雑賀崎613-2
TEL:073-444-2848
朝・夕食付き ¥9,500
2011年5月1日(日) 目的地:和歌山城
移動:和歌山 ⇒ 東京 旅のテーマ:和歌山市探索
タイムテーブル 旅費 (一人分)

13:30 和歌山市発 電車 (和歌山市-新大阪)
14:25 新今宮着 ¥1,060
14:46 新今宮発  
15:02 大阪着  
15:10 大阪発  
15:13 新大阪着  
16:07 新大阪発  
18:43 東京着  
 
<参考:関西編の旅費>
※食費は別。別腹。
①移動 (ひとり片道)
新幹線 東京-新大阪往復 ¥28,500
在来線 難波-河内長野 ¥540
河内長野-和歌山市 ¥1,010
和歌山市-新大阪 ¥1,060
¥31,110
②宿 (一人分)
ホテルサンホワイト(大阪) 素泊まり ¥3,300
海辺の宿 潮風荘 (和歌山) 朝・夕食付き ¥9,500
¥12,800
 新幹線はのぞみ。驚くべき速さのかわり、金額もはる。