「ドロッパーシートポストの選び方」のお話

まずは前置き・・・

「ドロッパー・シートポスト(以下ドロッパー)」と聞いて「ああ、伸び縮み出来るシートポストのことね!」と、即、イメージできる人は、まだ少数かもしれませんが、ここ数年は完成車に標準装備されるモデルも徐々に増えている印象です。

しかしながら、いざ自分のバイクに取付けを検討すると思いのほか「ハードルが高い・・・」といった印象を受ける方も多いと思います。

(昔はハイトライトという大きい安全ピンのようなパーツをシートポストとフレーム間に取り付けたものですが・・・40代後半よりも年長さんのバイカーさんにしか解りにくいネタで申し訳ありません・・・)

さて、気を取り直して、今回は「どのような点に注意をして商品を選ぶか?」という点から見ていきましょう。

 

注目点その①

「自分のバイクはどれくらいシートポストを出せているか?」

コチラはズバリ、「フレームの上端からサドルのシートレールを挟むか所まで、どの程度の距離があるか?」を測ります。

*この時点で、もし、ドロッパーの数値の方が大きな数値になる場合は、ドロッパーの可動域が短いもしくは長さ自体が短いもので再検討した方が良いです。(長いままですと、うっかり、ドロッパーを伸ばした際に、サドルに座りづらくなってしまいます・・・)

注目点その②

「自分のバイクはどれくらいまでシートポストを差し込めるか?」

コチラも文字通り、「フレームの先端から何ミリまでならシートポストを差し込むことが出来るか?」という数値ですが、フレームのデザインやシートチューブに設けられたボトル台座の位置によってもシートポストが下がらない原因になりますので、このあたりも含め確認する必要があります。

*普段使っているシートポスト(もしくは同じ太さのシートポスト)をどこまで挿すことが出来るかを試すと良いです。

ドロッパーシートポストのメーカーによっては下記のようなサイズ表を用意しているところもあります。こちらがあると安心してサイズの検討が出来ますね?

注意点その③

「(リモートレバーでシートの高さを操作できるドロッパーにする場合)リモート用のケーブルはフレームの中に内蔵できるのか?」

最近のオフロード走行も考慮されたモデルは初めから、リモートケーブルを通すための穴がフレームに開けられていたりしますが、開いていないフレームも沢山あります。この点も最初に確認しておきましょう。

(下のバイクはGT社製グレードのアルミモデルになります。シートチューブの下方にリモートワイヤーの通り道にラバーのキャップが掛かっているのが見えますね?)

*穴が開いているフレームならフレーム内蔵型のリモート式が使え、開いていない場合は、リモート無し、もしくは、リモートケーブル外通しタイプのものを選ぶ必要性が出てきます。

 

と、とりあえずはこのあたりから見ていきま・・・

1つとっても大事なことを忘れていました・・・

「ドロッパーは普通のシートポストと比べると非常に高価・・・」

ある意味この点が一番高いハードルかもしれません・・・

しかし、この点をクリアーしてくれるかもしれない救世主が現れました・・・

BBB社製BSP-52ハンドルポストドロッパーになります。(https://www.riteway-jp.com/pa/shop/17982/

 

 

コチラは価格が控えめなのと、ドロッパー用のスウィッチがサドル下にあるタイプなのでリモート用のケーブルをフレームからハンドルへ取り廻す苦労が無いタイプのポストとなります。

サドルの交換をしたことがある方であれば、簡単に取り付けることが出来そうです。

とりあえず、装着前にバイクに並べるとこんな感じ・・・

 

ギリギリではありますが、キチンとドロッパーとして使える範囲での装着が出来そうです!(BBBのブランドロゴが隠れてしまうのは想定外でしたが・・・)

ちなみに「ドロッパーのパイオニア」と言っても過言ではありません。crankbrothers社のドロッパー、ハイラインシリーズのラインナップとサイズ詳細ははコチラになります。

ハイラインページはコチラ(https://www.riteway-jp.com/pa/?s=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

ハイライン3サイズチャートはコチラ(https://www.dropbox.com/s/7p5n9bvc49ldgca/Highline%203%20Sizing%20Chart%2030-9_31-6_34-9%20MAR21C.pdf?e=1&dl=0

 

ということで今回はドロッパーを選ぶ際に見るべきポイントについて触れてきましたが、オフロードでの走破性を上げるのはもちろん、(長さによっては)サドルに腰を下ろしたまま、地面に足を付けることが出来るようになる便利アイテム・・・

装着を検討している方は参考にしてみてくださいませ!

 

 

 

 

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