MTBライダーが育つバイクというものはどういうバイクなのか?
と仕事と趣味の間で考えるこの頃。
私見ですがどんなスポーツも練習することにより上達することが楽しいという思いがあるので純粋に練習したいという気持ちが芽生えるのではないでしょうか。もちろんそれ以外の考えもありますが、やはり上達するとことに楽しさを見出し強くのめりこんでいく要素、姿勢があると思います。
20年以上前にマウンテンバイクブームとなっていたころ、マウンテンバイクのスタンダードは26インチ規格でした。ダウンヒルでは24インチもありました。近年走破性やスピード対応から車輪が大型化し、27.5や29インチがメインになっておりますが、確かに走破性だけを考えると大きい車輪に断然メリットが大きいのは事実です。ですが、ただ大きな車輪でライダーが育つかといいますと、そうではないのでないかと思うのです。
マウンテンバイク=山でのるものというイメージですが26インチ規格で止まっていたころは気軽にホッピングやバニーホップ、ウイリーなどの遊びを近所の公園やスケートパークで遊ぶ方も多かったと思います。大きな車輪の規格よりももっと身近な乗り物と感じました。そこからマウンテンバイクにはまり山に乗りに行く方もいれば、逆に山から入り、普段何か練習できないかというところで近所で練習するという方もいらっしゃったと思います。
語りだしたら長文になってしまいますが、要するにもっと身近に乗れるマウンテンバイクがあってもいいのではないかということです。26インチ、変速機付き、サドルを上げて漕いで近場を移動出来るもの。今では各ジャンル専用のフレームなども出てますが、もっと敷居の低い価格帯であって幅広いジャンルで乗れるマイルドなジオメトリー。そんなバイクがあればもっとマウンテンバイクに親しむ方が増え、マウンテンバイクにはまる方も多くなるのではないでしょうか。
というわけでそんな妄想をしつつも2007年モデルのGT HANSREYモデルフレームを26インチホイールで色々遊べる、練習出来るバイクとして組み上げてみました。
もちろん専用品には劣りますが、尖っていないこの緩い感じがまた楽しくあり、昔はこんなだったなと思わせてくれる乗り味になっております。
身近で乗れるお手軽なバイク、欲しいですよね!
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