こんにちは。
ロングライダーのアッキーラです。
皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。
マンガ/アニメ『ろんぐらいだぁす!』聖地巡り14
笹子→高尾
ロングライドに関する小話を気ままに掲載します。
さて、第25回は、『ろんぐらいだぁす!』の聖地巡りで笹子→高尾編をお送りします。
今年11月に、山梨・笹子→東京・高尾まで実際に走ってきました。
その様子を紹介します。
ブログ上で一緒に廻ってみましょう。
※マンガ第2巻第6話『暑さと補給とヒルクライム』参照。
※マンガ第6.5巻ツーリングガイド出張版!!『笹子-高尾 甲州街道走行ガイド』参照。
※アニメ『ろんぐらいだぁす!』の第3話『新しい世界』参照。
JR東日本・中央本線石和温泉駅まで輪行してきました。
JR新宿駅から特急あずさ27号に乗ってきました。
2017年10月から導入された新型車両E353系は、車体傾斜装置を備えていて、カーブが多い区間の乗り心地が大きく改善されていました。
詳細は、こちらのサイトをご覧ください。
https://toyokeizai.net/articles/-/201785
石和温泉駅の駅前で自転車を組み立てて、近くにあるホテル石庭さんで前泊しました。
大浴場で温泉を満喫しました☆
名前の通り、ホテル建物の脇に石庭があり、見事な風情がありました。
http://www.hotel-sekitei.co.jp/
そして、石和温泉駅から再度輪行して笹子駅に向かいましょう。
普通列車で高尾方面へ戻ります。
車窓から見える南側の山々は、山頂を白い雪に覆われています。
冬が近づいていますね。
普通電車に揺られること、およそ30分。
今回のスタート地点となるJR笹子駅に到着です。
駅舎の脇で輪行袋を解いて、自転車を組み立てましょう。
JR笹子駅を走り出してからおよそ400m弱、笹一酒造さんに到着です。
創業はなんと1661年(寛文元年)!
350年以上続く醸造元です。
http://www.sasaichi.co.jp/
『酒遊館(しゅゆうかん)』という販売所が笹一酒造さんの敷地内にあります。
自転車を防犯錠で施錠して、店内に入ってみましょう。
こちらには、『吟醸ソフトクリーム』という甘酒味のソフトクリームがあります。
食べてみると、確かに甘酒特有の甘みを感じます。
このソフトクリームはノンアルコールなので、食べても自転車ツーリングに影響を与えません。
ただし、お酒を試飲できませんよ。
一杯でも飲んでしまったら、自転車を押してJR笹子駅に戻って輪行して帰りましょう(笑)
『飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。』
軽車両の自転車でも飲酒運転になるので気を付けましょう。
吟醸アイスクリームを食べ終わったら、走り出しましょう。
どこかで見た覚えのある『スクールゾーン』の緑ポールです。
遠くに目を向けると、近くの山々が黄色く色づいてます。
笹子周辺は、紅葉が都心よりも早く進んでいることが分かります。
よそ見しないように気を付けて、紅葉狩りを楽しみましょう。
笹一酒造さんからおよそ6km進むと、『国道20号線・東京から100km』ポストが反対車線に目立たないように立っています。
100kmって、私達ロングライダーにとって、区切りの良い距離ですよね。
2桁から3桁に増えるし。
走り切った達成感や充実感があるし。
ブルベでは、200km、300km、400km、そこから飛んで600kmってトントン拍子に伸びるし。
反対側から見ると、『東京まで100km』と表示されています。
後ろを振り返って、笹子峠のある山々とお別れです。
下り基調の国道20号線を大月方面へ走って行くと、重要文化財の星野家住宅に差し掛かります。
趣のある旧家ですね。
ファミレス2軒の間にあって見過ごしたため、慌てて引き返してきました。
右側にある富士納豆さんは、お休みのようでした。
JR大月駅を通り過ぎて道なりに進むと、デイリーヤマザキ大月桂川店さんに到着です。
このお店には、パンを店内で製造するデイリーホットがあるお店です。
こちらで頂いたのが、このきな粉揚げパンです。
油で揚げたパンには、きな粉がたくさん掛けられていて、揚げパンの表面が見えません!
大口開けてきな粉揚げパンをほおばると、きな粉の甘みが口の中に拡がります。
それと同時に、口の中の水分が全てきな粉に吸い取られてしまいます。
このきな粉揚げパンの美味しさは、実際に食べてみないと分からないかもしれません。
デイリーヤマザキ大月桂川店さんから笹子方面へ少し戻って、国道139号線(通称:富士みち)を南下します。
途中でリニア実験線の橋脚をくぐると、富士山が目の前に現れてきました。
山頂は雪化粧ですでに真っ白です。
小刻みにアップダウンを繰り返しながら、大月駅からおよそ5.9km走ると、おむすびのおおみや禾生店さんが禾生(かせい)第一小前の交差点にあります。
http://www.tsuru-kankou.com/tsurub/?p=1941
こちらで頂いたのが、ねぎ味噌のおむすび1個とお味噌汁です。
写真のように海苔で隠れていますが、おむすびの大きさがコンビニのおむすびより一回り大きいです。
この他に、『おつけだんご』と呼ばれる大月名物・具だくさんのお味噌汁があります。
しかし、おむすびのおおみや禾生店さんにはありませんので、ご注意ください。
お腹を満たしたところで先へ進みましょう。
国道20号線を進んでいくと、猿橋の看板が見えてきます。
交差点を左折しましょう。
道路標識に従って進んで、猿橋に到着です。
高さのある渓谷を渡す木製の橋です。
周辺の木々と調和して、風情のある雰囲気を醸し出してます。
脇道を下っていくと、橋の構造がよく分かります。
台座部分が隙間なく屋根に覆われています。
とても珍しい構造です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%BF%E6%A9%8B
橋のたもとにあるもみじの樹が真っ赤に紅葉していました。
猿橋の橋の上からの眺めです。
結構な高さがあります。
反対側の眺めです。
下側の橋は、『八ツ沢発電所 一号水路橋』です。
明治43年(1910年)に着工し、大正3年(1914年)に完成したそうです。
https://www.its-mo.com/detail/KNK_ZPOI-00000000000003224400/
一号水路橋の右側にある木々も色づいてますね。
スマホのカメラを縦にして、もう一枚。
お伝え忘れていましたが、夏にスマホを買い換えました。
新しいスマホは、カメラの画質が向上して、きれいな写真を撮れるようになりました。
一号水路橋と紅葉をセットにして、もう一枚。
夕暮れが近づいてきたので、先を急ぎます。
上野原付近で、ほんのちょっと上って、ほんの少しだけ下ります。
藤野から相模湖に掛けて、ちょびっとだけ上ります。
相模湖を過ぎると、大垂水峠への上り坂が始まります。
『相模原市 小原の郷』がその手前にありますので、小休止しましょう。
大垂水峠は、相模湖側が長さ約4km・標高差約200mあります。
ちなみに、反対の高尾側もだいたい同じくらいです。
文字通り、今日最後の山場なので、集中して上りましょう。
時間帯や季節によって、交通量が大きく変わります。
自転車は左側をゆっくりと淡々と走って行きましょう。
ゆっくり走ること、およそ30分。
大垂水峠の頂上に近づきました。
大タルミ峠の石碑が頂上の手前にあります。
日没で暗くなる前に何とか到着できました。
朝の出発が遅かったので、本当にギリギリでした。
「はぁ~。とうちゃ~く!」(亜美ちゃん)
「お疲れ~。」(雛子さん)
「お疲れ様~。」(弥生さん)
「お疲れ~。亜美。」(葵ちゃん)
亜美ちゃんが到着したのも束の間、次の峠の話としてヤビツ峠が持ち上がります。
ヤビツ峠を走った記事は、こちらをご参照ください。
石碑は対向車線側にあります。
石碑の周りは歩道が狭くなっていますので、クルマなどに注意しましょう。
私事ですが、大垂水峠は、学生時代に練習コースとしてよく上っていました。
実を言うと、大垂水峠を走るのは、15年ぶりです。(笑)
東京・立川にある、なるしまフレンドさん主催の『松本ラン』で走って以来です。
2003年9月、東京・高尾山口→長野・松本美ヶ原温泉→東京・高尾山口を2日間で往復しました。
往路は197.3kmを11時間走って松本で1泊し、翌日の復路は192.5kmを9時間で帰ってきました。
復路が2時間速かったのは、下り基調であることと、強い方にトレインで引っ張っていただいたからです。
このイベントの走行距離389.8kmが私の『最長走行距離』です。
今思うと、400km越えれば良かったかな、と思います。
当時の写真もいちおう掲載しますね。
日が暮れてしまいましたが、大垂水峠の高尾側の下り坂を下って、京王電鉄・高尾山口駅に到着です。
ここが今日のゴールです。
駅の利用者さんの邪魔にならない場所で、自転車を輪行袋に入れて、電車に乗り込みましょう。
高尾山口駅から終点・新宿駅までおよそ50分くらいで行けますので、とても便利です。
この新駅舎は、2015年4月に完成しました。
『高尾山のスギ並木』に因んでスギ材を使用しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B0%BE%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E9%A7%85
もし、時間に余裕があれば、駅ホームの裏側に京王高尾山温泉 / 極楽湯があります。
お風呂に入って、身体の疲れを取るのにいいでしょう。
さっぱりした身体で電車に乗って帰りましょう。
http://www.takaosan-onsen.jp/
今回の走行距離は、およそ71.8kmになります。
お疲れ様でした!
最後の聖地・渋峠!!
挑戦は2019年初夏!?
昨年から走り続けている『ろんぐらいだぁす!』聖地巡りも残すところ一つとなりました。
最後の聖地は、あの渋峠です。
ご存知かと思いますが、群馬県と長野県の県境に位置して、国道292号線にあり、日本全国の国道でもっとも標高が高いところ(標高2,172m)にあります。
例年11月初頭から4月下旬まで冬季閉鎖されるので、この期間中走れません。
このため、冬季閉鎖が解除される5月以降になって走れるようになります。
渋峠だからこそ、最後に残していましたが、のんびりしてたら走れなくなってしまいました。
( ̄▽ ̄;)
冬季閉鎖が解除されるのを気長に待ちますか。
それまでいつものように気ままに走る予定です。
『I can go… as far as I want!
僕らはどこまでも行く
道が続く限りどこまでも行く
思い出すのは遠い昔、
初めて補助輪を外して走り出した時のこと
ロングライドは心の状態
10kmであれ
2400kmであれ
あなたにとって冒険ならば
それは立派なロングライドです』
※自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』より抜粋。
いかがですか?
国道20号線・甲州街道を走って、ゆったりサイクリングを楽しんでみませんか?
『ろんぐらいだぁす!』©三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会