BBB社からシマノ社用のディスクブレーキツールが追加されたので、開けてみました!

自転車用のアパレルから工具まで、さまざまなアイテムを展開するBBB社からディスクブレーキ用の工具が追加になりました。BBBと言えば、これまでもいろいろなメーカー対応のディスクブレーキTOOL(BBS-101)から始まり、SRAM社用のTOOL(BBS-102)が追加になっていますが、今回はシマノ社製の油圧ディスクブレーキ用のTOOL(BBS-103)を追加してきましたので、その内容を見ていきたいと思います。

まずは外観から・・・蒼い!そしてシンプル!中に何が入っているのかイラスト化されたパッケージとなっています。

中身はというと・・・こんな感じ・・・非常にスッキリと収まっています。

基本的に最近のロードバイクコンポーネントのレバー側には太いタイプのアダプターをシリンジにジョイントしてつかいます。

また、具体的な内容は?というと・・・

 ・シリンジ(注射器)X2本(1本はアダプター付き)

 ・ロード用の金属アダプターX1個

 ・ラインストッパーX2個

 ・キャリパー用のブロックX1個

 ・オイル用のボトルX1本

という内容・・・(ん?例のジョウゴが無い・・・と思った方もいますよね?)

シマノ社のディスクブレーキツールというとこのようなジョウゴをブレーキレバーにセットするイメージですが・・・

今回のツールはレバー側とキャリパー側の両方にシリンジをセットする方法で作業を進めます。(ジョウゴの代わりにシリンジをセットするスタイルですね・・・)

しかしながら、シリンジを使い、強制的にオイルを行き来させることで、エアーの抜出しは効率良く行えるようになりますが、あまりにも強めに圧力をかけてしまうとブレーキ内部のパッキンを傷める可能性があるとのことなので、作業は「エアーをブレーキの外に出したい方のシリンジを吸い込むイメージで、押し出す方は優しく・・・」が基本になります。

もちろん、キャリパー側はいつも通り、ニップル部にシリンジを挿すスタイルになります。

コンポによってはキャリパーの横からシリンジをセットするタイプもあります。

作業中はブレーキキャリパーからパッドを外して、代わりにピストン用のストッパーを挟むことをお奨めします・・・

ちなみにこのツールにはシリンジ用のラインストッパー(赤いパーツ)も付いていますので、ストッパーを閉じればシリンジを外す際に余分なオイルが外に出づらくなるので、このあたりも安心ですね。

というわけで、これまで、エアーが出づらくてオイルの充填に時間がかかると思っていた方はシリンジでのブリーディングも是非お試しください!