坂バカスタッフRYOです。オランダの総合パーツブランドBBBで人気の冬用レーサーパンツ「サーモビブショーツ」がさらに高機能に進化。新たに「コールドシールドビブショーツ BBW-354R」として登場しました。
目次
真夏以外の3シーズン使える裏起毛レーサーパンツ
膝上丈なのに裏起毛になっている冬用のビブショーツ。
ウォーマーと組み合わせて使うことで、幅広い気温に対応する便利なウェアです。
例えばレッグウォーマーを合わせてタイツとして。
普通のタイツと同等の暖かさですが、より膝回りが突っ張らず、パッドもずれにくいです。
何より見た目がタイツのようにのっぺりせず、カッコイイところが良いです。
ニーウォーマーと合わせてもOK。
ビブショーツ単体でもお腹が暖かいので夏用と比べると段違いです。
レースでお薦めの使い方です。
裏起毛ビブショーツはプロレーサーの定番アイテムで、最近では一般向けの商品も増えつつあります。
幅広い気温で着回せるので経済的なアイテムでもあります。
ただ、高価な商品しかないことがネックでした。
例えば、高級ウェアの代名詞A社、34000円。近年人気のR社、27500~33000円。第二のR的なM社、27500円。ホイールブランドM社、17000円。
対してBBBは11,800円。
ただし、性能や造りは上にあげたブランドを上回るものがあります。
まずは「コールドシールドビブショーツ」へモデルチェンジして進化した部分を紹介していきます。
DWR耐久撥水の生地で雨を弾く
撥水機能を持った高性能生地に変わりました。試しに水をかけてみると強力に弾いて、染み込みません。
従来のコーティングによる撥水とは異なり、ザラザラした生地により水を弾いていることが分かります。植物の葉のようなイメージです。
防水ではありませんので激しい雨には対応できないと思いますが、パラパラとした雨には絶大な効果を発揮します。
新型グリッパーで裾がずれない
レーサーパンツってペダリングの動きで裾がずり上がってしまうということがよくあります。
コールドシールドビブの裾は滑りにくく細い糸で編まれたニットのような素材。
滑りにくく、痒くなることも少ないです。
しかも、しなやかで伸縮性が高いです。
以前のモデルはもっとタイトに締め付けるので、174cm、57kgでガリガリと言われることも多い私にとってはお気に入りでしたが、ユーザーによっては締め付けがきつかったかもしれません。
そこ点、新型は伸縮性が非常に高いのでどんな方にもフィットするでしょう。
エルゴノミック裁断でさらにカッコイイ
5枚のパネルを組み合わせた立体的なエルゴノミック裁断になっています。
乗車時の姿勢に合わせた形状でペダリングが快適です。
ですが、こういった複雑なエルゴノミック裁断の良いところって履いたときになんとなく立体的に見えてカッコイイことだと思います。
価格以上に高級感があります。
ハイグレードなイタリア製パッドで常にサラサラ
パッドも上級グレードのエルゴフィットパッドに変更されました。
以前と同じくイタリア製で、荷重のかかる部分は8mm、そうでない中央や前方は3mm、伸縮性があってペダリングの動きに対応します。
ついでに抗菌素材です。
以前より厚みのあるように感じます。
さらに大きく異なるのが、パッド内部に通気性を高めるために孔が配されていて、汗を吸ってかつ乾きやすくサラサラな使用感です。
従来のモデルと共通の特長もおさらいしましょう。
フラット縫製でかゆくならない
太ももに当たる部分はすべて内側が平らな縫製方法です。
一般的な縫製だと痒くなってしまうことがよくありますが、これはそれがあまりありません。
ビブも汗を吸ってすぐに乾く
吸湿性が高くて速乾性のあるメッシュ状のビブ部分です。
細部まで抜かりがありません。
反射素材で安全性が高い
普段は黒くて目立たないBBBのロゴ。
実は反射素材で自動車などのライトに反射して目立ちます。
背中にも反射素材が付いていて安全性に配慮されています。
サイズ選び
オランダブランドなのだからと言って大きめということはなく、日本やイタリア系のブランドと同じくらいと考えて大丈夫です。
ご参考に私のサイズをご紹介します。身長173cm、体重58kg、ウエスト71cm ヒップ87cm 太もも50cm(付け根から5cm付近)。
横幅を考えるとSサイズですが、裾丈(カッコよさ)と着丈(トイレのしやすさ)を考えてMサイズを選びました。
ただ、生地の弛みが出ない少しきつめの方が暖かいので、Sサイズを選んでも良かったです。