ALEXRIMS「RXD3」インプレ by 前田公平

ディスクロードホイール/シクロクロスホイール RXD3を、弱虫ペダルサイクリングチーム 前田公平選手がインプレしてくれました。

 

アレックスリムズ RXD3

52,000円で1550gと軽量なディスクロード/シクロクロス用ホイール。

リムハイト30mmの高いリムハイトで空力性能も持った高速走行向けホイールです。

商品ページはコチラ

https://www.riteway-jp.com/pa/820505.html

 

前田公平選手

チーム:弱虫ペダルサイクリングチーム

生年月日:1994.06.15

体重:60kg

戦歴:

2012

アジアMTB選手権大会ジュニア:優勝

2016

全日本シクロクロス選手権大会エリート:2位

2017

全日本MTB選手権大会エリート:3位

全日本シクロクロス選手権大会エリート:3位

実業団Jエリートツアー:11位

弱虫ペダルサイクリングチームでロードレースも走る国内トップオフロードライダーです。

 

アレックスリムズ RXD3 をロードタイヤ仕様でインプレ

RXD3 インプレ

今回はシクロクロスバイクである「Felt F1x」に装着し、ロード仕様にして使いました。

タイヤは28Cのスリックタイヤ「Serfas セカスポーツ」です。

 

軽量性、剛性、快適性、安定性、

バランスが取れていて完成度の高いディスクロードホイール

乗ってみてまず感じたのは、軽量さと、踏み込んだ時にしっかりと反応してくれる剛性のバランスが取れていて乗っていて気持ちの良いホイールということです。

今回、28Cのタイヤを装着しての走行をしましたが、広めに設計されたリム幅と太いタイヤがマッチしており、とても快適な乗り味となりました。

タイヤの太さによる抵抗はあまり感じず、エアボリュームが増えたことでの乗り心地の良さの方が際立っているように感じました。

また、ストッピングパワーの強いディスクブレーキには、ある程度タイヤのキャパシティが無いとブレーキに負けてしまうので、28Cは必要な太さだとも感じました。

また、従来のロードホイールのラジアル組とは違い2クロス仕様、そして大径化されたフランジによりホイール全体の強度もディスクロードに向けてしっかりと向上されていると感じました。

ディスクブレーキのストッピングパワーにもしっかりと対応できる回転方向への剛性も確保されており、その結果踏み込みの反応の良さにもつながっています。

30mmハイトのリムが巡行の手助けをしてくれますし、スルーアクスルによる安定感、ハンドリングの良さも加わってくるので、全体的に乗っていて非常に安心感、安定感がありました。

 

乗り手を選ばず扱いやすい剛性バランス

過不足のない剛性バランスは多くの人が扱いやすい、乗り手を選びにくいホイールでしょう。

硬すぎず、でも必要以上にたわまない。

突出したところはありませんが、変な癖も無いところが良いです。

扱い難いじゃじゃ馬を乗りこなすというのも楽しいですが、求められるスキルが高く薦めづらいですからね。

扱いやすいのが一番です。

 

グラベルやロングライドに強みがあるチューブレスレディ対応

現在はまだタイヤのラインナップが少ないですが、今後のラインナップ増加に期待です。

MTBでは既に主流の仕様ですし、グラベル/エンデュランス向けのタイヤは、耐パンク性や乗り心地を考えると今後増えていくのではないでしょうか。

また、シクロクロスのチューブレスタイヤをつけるのも良いかもしれませんね。

MTBホイールではリム幅が広すぎて、33C未満のタイヤでは形が崩れてしまうので、よりタイヤ性能を引き出せると思います。

専用チューブレスレディキット 22mm幅が対応

 

アクスルアダプターが豊富に付属

落ち着きつつあるディスクロードのアクスル規格ですが、これまで様々な仕様のバイクが発売されてきました。

各種アダプターが付属するので、いちいち規格を気にしなくていいというのは、今の状況だとありがたいですね。

対応アクスルサイズ:(F)9×100、12×100、15×100 (R)10×135、12×142

 

ディスクロード、グラベルロードのグレードアップ、

シクロクロスのロード練習用にオススメ

完成車のラインナップも増え、コンポーネントの選択肢も増えてきましたが、ホイールの選択肢はまだ少ないです。

そんななか低価格帯の軽量ホイールというのは、有用なホイール交換の選択肢となるのではないでしょうか。

ディスクロードの完成車仕様からのグレードアップ、シクロクロスのロードワーク、いろんな使い方ができると思います。