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アルミホイールの限界性能を追及。
ヒルクライムやアタックのキレも抜群です。
バイクを自在にコントロールできる軽快な走行性能が魅力のアルミトップモデル。
ちょうど(有休を頂いて)長野で合宿がありましたので、長野の山々で 本格インプレ をしてきました!総走行距離は397km。(会社のサンプル商品なのにこんなに走ったら怒られる!?)
【リム】
リムは、7000系のアルミに2度の熱処理を施し耐久性を飛躍的に高めた、「EXA」です!リムハイトは低めのリア26mm、フロントは23.7mm。リアよりフロントを少し低くすることで、トルクをかけたぺダリングでの反応性は保ちつつ、ダンシング時のふりが軽くなり、このホイールの軽快感をより演出しています。
【ハブ】
そして630の下位モデルとの大きな違いはこの特徴的なリアハブです。右側のフランジが異常に大きくなっています。右側にスプロケットを装備する必要のあるロードバイクのホイールは、構造上どうしても左右が非対称になってしまい、これが剛性低下の原因となっています。630は特殊設計のハブを採用し、可能な限り左右のテンションを均一化しています。リムの設計で左右のバランスを取っているALX470( http://urx.nu/cscC )とアプローチは違いますが目指すものは一緒です。
【スポーク】
よくよく見ると、リムの外側にニップルが見えません。ニップルをリムの中に内蔵した「インターナルニップル」なんです。より強いテンションでスポークを張れ、剛性が向上しています。ハブ側もスポークの端を無理やり曲げてハブに引っ掛ける一般的なベントスポークではなく、まっすぐなスポークの「ストレートスポーク」です。スポークが折れにくく耐久性も高いです。
スポークはDT SWISS社のエアロスポーク。寸法からすると Aerolite のようです。1本400円くらいする最高級スポークです。普通のプレーンスポークより圧倒的に軽量。見た目は細くてエアロっぽくないですが、いかにもエアロなきしめん形スポークより空力性能は優秀なんです。その訳は前方投影面積。0.9mmしかありません。さらに楕円形上のため、横風の影響も受けにくいです。このスポークのおかげで、空力性能を重視したALX470にはさすがに負けますが、下りや平地での高速巡航でも大きな差は感じませんでした。(ALX470のスポークはオリジナルです。630に付属するものと似ていますが、少し前方投影面積が大きいです。)
【ベアリング】
A-CLASSといえば、一生回り続けるベアリング。秘密は、リアハブに計4つのベアリングを使っていること。空転時だけでなく、実走行時にもこれが効いています。明らかにスルスル―ッとホイールが回ってくれます。乗れば絶対分かります!
【クイックリリース】
細かいところですが、クイックリリースも個人的にお気に入りです。コンポーネントメーカー製のものより軽量ですが、固定に安心感があります。締め付け時に固定されていく感覚が手に伝わってくる素敵なクイックです。
ALX630は、とにかく軽快で、すばしっこい走行性能が特長です。ヒルクライムももちろん得意ですが、加速やダンシングが圧倒的に楽で、高速巡航もこなせるので、スピードに緩急があるロードレース全般で使ってほしい一押しのホイールです!!
さらに詳しいスペックや価格の情報はこちら↓
http://www.riteway-jp.com/pa/aclass/item/828735.htm