リザルト
Aクラス2位 総合5位
8月19日から20日にかけて野沢温泉スキー場で開催されたENS野沢温泉に参戦してきました。ステージ数は3本。ステージ1からステージ2に向かうリエゾンのみ自走の登りでそれ以外のリエゾンはゴンドラを使うか下り坂というコース設定になっていました。自分自身、野沢温泉でたまにレースをやっているのは知っていましたが、実際に走ったことはなかったのでYouTubeで予習してから現地に向かいました。YouTubeでコースの動画を見る限り、斜度はあまりなくコースの難易度は低め、「漕ぎ」のレースになると予想しました。
8月19日(試走日)。天気は晴れ。コースコンディションもバフバフのドライでした。しかし、今まで出場したことがあるどのレースよりも気温が高く、試走開始前から汗が止まらなかったです。試走の1本目からGoProをつけてざっくりとコースを覚えながら練習する計画を立てました。
試走の1本目。ここで自分の勘違いに気づきました。それはコースの難易度が思った以上に高いことです。レース前に動画で見たコースと確かに同じコースを走っているものの、画面越しには気づかない大量の根っこや、木漏れ日による想像以上の視界の悪さにかなり苦戦しました。レース前はトレイルバイクの方がたくさん漕げるから速そうと思っていましたが、実際にはダブルクラウンがついているバイクが欲しいくらいでした。そのため、いつもよりサスペンションのエア圧を少し低めにしました。また、典型的な常設コースのようにバンクがたくさんあるタイプのコースではなく、フラットコーナーやバンクのないヘアピンコーナー、オフキャンバーがたくさんあったため試走中はフラットペダルも使用しました。トレイルのような部分やゲレンデではフラットペダルの安心して攻めることができるという良さが発揮されてスムーズに走れましたが、根っこが連続する部分ではバイクを抑えることに必死になってしまうため、結局いつも通りビンディングペダルで走る決断をしました。午後になるとコースにも慣れてきてスムーズなラインを見つけることやレース想定で漕ぐ練習もできたので良かったです。
1日目のスケジュールの最後にはAクラスとAAクラスのライダーによるタイムドセッションがあったので参加しました。タイムドセッションで使用されたコースはステージ2。今大会で最も短いコースで、最も「トレイル感」の強いコースでした。ステージ2はタイムドセッションで走ることができるため試走では2本しか走っていませんでした。そのせいもあってタイムドセッションではラインを間違えて5秒ほどのショートカットをしてしまいました。ショートカットをしたにも関わらずタイムドセッションのリザルトはトップから6秒落ちの6位。割とスムーズに走れたと感じた上にショートカットをしていたので危機感を感じましたが、GoProを見るとペダリングが足りていない部分やラインを修正できそうな箇所など翌日の課題を見つけられたので良しとしました。
8月20日(決勝日)。天気は前日に引き続き晴れ。1時間設けられた試走時間ではステージ1、ステージ2を1本づつ、ステージ3を2本走りました。試走してみると前日よりも根っこが濡れていて滑りやすい箇所が複数ありましたが、ほとんどの箇所が前日に引き続きドライコンディションでした。前日にGoProを見てコースを覚えていたのでスムーズに試走をすることができました。
本番。ステージ1はゲレンデのコーナー上がりに漕ぎ切れずあまりスピードに乗っていない印象があったものの大きなミスはなく総合6位でフィニッシュ。ステージ2も中盤のストレートで漕ぎきれなかったもののミスはなく6位でフィニッシュ。ステージ3は一番たくさん走ったこともあってかステージ1、2よりも落ち着いてスタートすることができました。漕ぎが必要な後半に備えて体力を温存することができたため、最後まで必要な箇所をしっかり漕ぎ切ることができ4位でフィニッシュ。合計のタイムでは総合5位に入りました。
今回のレースを通して自分は漕ぎが必要なテクニカルなコースを走る力が足りていないと感じました。テクニカルなコースを攻めている途中で漕ぎの場面がきた時にペダリングに回せる体力が残っていないというシチュエーションが今回のレースでは多かったです。普段のライドからペダリングを入れて上半身も下半身も大きく動かす練習をしたいと思います。
#WERIDECB