FLRから発売中のインソール「エリートパフォーマンスインソール」。
選べるアーチの高さと優れた軽量性、コストパフォーマンスでワンランク上のライド体験をご提供します。
今回も現在国内プロロードレースで活躍中、愛三工業レーシングチームの佐藤健選手にFLR エリートパフォーマンスインソールをインプレッションして頂きました。
皆さん、お久しぶりです！愛三工業レーシングチームの佐藤健です。
FLR製品を使用し始めてから、およそ半年が経過しました。前回のシューズインプレッションに引き続き、今回はインソールのインプレッションをお届けします！
今回も、前回同様にいくつかのポイントを挙げながら、エリートパフォーマンスインソールの良さについて触れていきたいと思います。
１． フィット感
２． 重量
３． ダイレクト感
まずは、フィット感から始めます。
フィット感とは、足とインソールの相性、シューズとインソールの相性のことを指しますが…
適度なフィット感で快適なライド体験
最初に、足との相性について。以前にいくつかの別売りインソールを使用した経験があるので、それらと比較すると、正直なところ、インソールと足裏のフィット感は優しめだと感じました。ピッタリとしたフィット感とは言い難いですが、その点については意外にもポジティブな側面もあります。長時間の自転車ライド中には、ハンドルの握り方を変えたり、時折ダンシングをしたりして、無駄な力を抜くことがありますよね。同様に、シューズの中でも位置を微調整することで快適さを保つことができます。その意味で、少しの遊びを持つことで、エリートパフォーマンスインソールは長時間のライドに適していると感じました。また、土踏まずの高さには3つのバリエーションがあり、自身の足に合ったものを選ぶことが可能です。ちなみに、私は青色のミディアムアーチを使用しています。
純正ならではの完璧な適合性
次に、シューズとの相性についてですが、これは言うまでもなく抜群です。純正品同士の組み合わせなので、当然のことと言えるでしょう。しかし、シューズとの相性も非常に重要だと感じています。現在、様々なインソールが市販されており、その選択肢の多さには目を見張るものがありますが、選んだインソールがシューズと合わないと、アッパー部分が伸びてしまい、シューズのフィット感が損なわれたり、寿命が縮まる可能性があると考えています。シューズだけでなく、バイクパーツ全般が高騰している現状を鑑みると、少しでも長く大事に使いたいと思うのは自然なことです。こうした理由から、シューズメーカーが提供する純正のグレードアップ用インソールは、価値のある製品だと思います。
走りを邪魔しない軽量性
次に、重量について考えます。
レース参加者の中には、別売りのインソールを使用している方も多いかと思います。別売りインソールはフィット感や剛性を向上させる一方で、通常の付属品と比べて重量が増加する傾向があります。高価な軽量シューズを手に入れた際に、それに合わない重いインソールを使用するのはもったいないですよね。ここでエリートパフォーマンスインソールは、両足で60gと非常に軽量でありながら、しっかりとした力を伝える能力を備えている点が特筆されます。
※重量はモデル・サイズによって異なります。
シューズの真価を引き出すダイレクト感
最後に、ダイレクト感について触れます。
このエリートパフォーマンスインソールのインソール自体の剛性は高くありません。
しかしながら、FLRのカーボンソールは剛性指数が14と非常に高剛性です。エリートパフォーマンスインソールはシューズとのフィット感を重要視し、そのために高い剛性は求められないのです。それでも、最低限のクッション性を保ちつつ、全面的にシューズへの力を伝える能力を持っており、シューズとインソールが共に100％の性能を発揮できる理想的な組み合わせとなっています。
今回は、FLRのエリートパフォーマンスインソールについて、３つのポイントに焦点を当てながら、半年間の使用を通じて得られた印象を共有しました。今回は触れていませんが、F-XX Knit WTのシューズは、使用するごとに足に馴染んできて、半年経った今でも最高の状態になっています。これこそがニットアッパーの強みです！
すでにFLRのシューズをお持ちの方も、新たな購入を検討中の方も、ぜひこの機会にエリートパフォーマンスインソールを試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
愛三工業レーシングチーム
佐藤健
プレミアムショップではインソールのご試着も可能です。
販売店様によっては、取り寄せでの試着サービスに対応しております。
希望の商品がお店に無かった際は、一度、取扱店へご相談下さい。
・佐藤健選手 プロフィール
福岡県出身 / 1999年11月19日生 / オールラウンダー