こんにちは。
『ロード好き』改め『ロングライダー』のアッキーラです。
2/28(日)に『第2回 南伊豆グランフォンド 110km』に参加しました。
110km、並びに、80kmに参加した皆さん、お疲れ様でした!
私は、これで100km以上のロングライドを5回完走しました。
- 佐渡ロングライド100km×2回
- 東京グランフォンド120km×1回
- 成田山→東京単独ライド110km×1回
- 南伊豆グランフォンド110km×1回
自信を持って、この通り名(?)をようやく言えるようになりました。(嬉)
どうぞよろしくお願いします。
(”⌒▽⌒”)V
皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。
目次
使い勝手の良いSERFASタイヤ
通勤・ロングライド・ブルベに使える高耐久タイヤ
さて、今回はSERFAS セカを紹介します。
「普段使いのため、コストパフォーマンスが高いロード用タイヤを探している。」
「パンクしにくいロード用タイヤは、あるだろうか?」
「カラーの種類とタイヤ幅が豊富なロード用タイヤの中から、自分の好きなものを選びたい。」
「あの娘のイメージカラーと同じ色のタイヤを選んで、自分の自転車をコーディネートしたい。」
と、考える方は、いらっしゃいますか?
レースに限らず、ロングライドから通勤までの普段乗りに使えるタイヤを探している方にオススメします。
お気に入りのアニメ作品や特定のキャラを応援するため、『痛自転車(いたじてんしゃ)』を綺麗に飾り付けたい方にも使っていただけます。
今回、南伊豆グランフォンドで実際に使用したので、その感触を交えながらお話しします。
セカのカラーおよびサイズ展開は、次のようになっています。
カラーは8種類、タイヤのサイズは3種類あります。
選択肢は、全部で24通りあります。
カラーは、お好みでお選びください。
タイヤの性能は、カラーが変わっても同等です。
タイヤのサイズは、3種類とも同じホイール径ですが、幅が異なります。
幅は、23C→25C→28Cの順に太くなっていきます。
各サイズの特長は、次の表の通りになります。
タイヤを使い分けるなら、こんな感じになります。
<その1>
・レースで使う場合
・ブルベやロングライドなどのイベントで制限時間がある場合
・自転車通勤で先を急ぐ場合
→ 700X23Cで、高い平均速度を維持する。
<その2>
・時間にこだわらず、長い距離をひたすら走る場合
→ 700X25Cで、『タイヤの転がり抵抗』と『路面からの衝撃吸収性』とのバランスを取る。
<その3>
・サイクリングをまったり楽しむ場合
→ 700X28Cで、路面からの衝撃を減らして、快適にゆっくり走る。
※自転車のフレームによって、タイヤがうまく収まらずにフレームに接触する恐れがあります。
タイヤの幅には十分に気を付けてください。
タイヤの空気圧は適正範囲内で
走りの軽さも衝撃吸収性も自由自在
推奨空気圧は、130PSI(9.0気圧相当)までなので、かなり高いです。
空気圧が高いと、路面との接地面積が減って、タイヤが転がりやすくなります。
その一方で、路面からの衝撃吸収性が弱まります。
南伊豆グランフォンドでは、タイヤの転がり抵抗の小ささを重視して700X23Cを選択しました。
タイヤの空気圧は、125PSI(8.6気圧相当)まで入れました。
パンク防止システム
略して”FPS”
セカは、パンクに強いんです。
これは、『Flat Protection System』と言うSERFASの独自技術があるからです。
FPSは、2つの素材で構成しています。
1.FPSレイヤー
タイヤ表面に当たるトレッド部分の内側に覆われている素材です。
FPSレイヤーは、『バリスティックナイロン』と言う素材で、通常のナイロンより5倍の強度を持つと言われる繊維です。
昔、防弾チョッキを作るための素材の一つとして使われました。
トレッド部分を突き抜けた異物は、このFPSレイヤーで内側への貫通を防ぎます。
2.60tpiケーシング
FPSレイヤーのさらに内側にあるケーシングは、60tpiです。
60tpiは、『繊維の本数が1インチ当たり60本ある』という意味です。
この本数が多ければ多いほど、タイヤがしなやかで軽くなり、転がり抵抗が少なくなります。
その一方で耐久性が低くなります。
ここだけの話ですが、このタイヤでパンクの難を逃れられました。
2011年ツール・ド・美ヶ原のちょうどレース前日に、自分の自転車を調整した時、トレッド部分に小さな穴を2ヶ所見つけました。
穴が気になって、携帯工具で穴を慎重にほじったところ、長さ3mmくらいのガラス片が内部からそれぞれ出てきました。
それまで、タイヤは全くパンクしておらず、普通に走っていたんです。
そのガラス片を取り除いたおかげで、翌日のツール・ド・美ヶ原を無事に完走しました。
この出来事から、セカがパンクに強い事を知っていただければ、幸いです。
ブルベやロングライドに限らず、どの自転車に乗っても、パンクする事は、絶対に避けたいですね。
直線は疾風のように軽くて速い
転がり抵抗の低いコンパウンド
セカのセンター部分は、長寿命を維持して、転がり抵抗を減らすため、68デュロメーターのコンパウンドを使用しています。
デュロメーターと言うのは、ゴム素材の硬さを表す単位です。
計測器があって、0デュロメーターなら餅のように柔らかく、100デュロメーターなら石のように硬く計測されます。
この68デュロメーターのコンパウンドは、硬くて変形しづらいので、耐久性が高まります。
また、直線の道路を走ると、タイヤの転がり抵抗が少なくなり、少ないペダル踏力でより前へ進めます。
南伊豆グランフォンドでは、走りの軽さを実感しました。
使っているホイールの効果を差し引いても、平地でペダルをわずかに回すだけで前走者に追いつけました。
また、直線の下り坂では、ペダルを回さずにじっとしているだけで、前走者を追い越せました。
平地から上り坂に移る際、上り坂の手前で加速してスピードを上げると、タイヤが路面をしっかり捉えてくれました。
『平地のスピード』を『上り坂を走る力』へそのまま置き換えられたので、短い上り坂なら勢いで乗り越えられました。
長い距離を走る場合、体力を温存するためにも、タイヤが大切な役割を果たす事をお解りいただけますでしょうか。
コーナーリングの安定感
ハイグリップコンパウンドで路面を捉える
セカの側面は、コーナーリング性能を高めるため、60デュロメーターのコンパウンドを使用しています。
タイヤのセンター部分よりわずかに柔らかいコンパウンドを使う事で、路面をしっかり捉えて高速でコーナーを曲がれます。
オートバイさながらの乗車姿勢で自転車を傾けることで、側面のコンパウンドを最大限に活用できます。
南伊豆グランフォンドでは、仁科峠から宇久須地区までの下り坂は、スリルがありました。
仁科峠のそばにある昼食場所『牧場の家』から海辺の宇久須地区まで、標高差およそ890m・距離およそ11kmを一気に下りました。
下り坂のヘアピンカーブを曲がる時、自転車の傾きに対して自分の上半身を外側にずらす姿勢(リーンアウト)を取りました。
こうすると、タイヤ側面のグリップを活用して、自転車を安定させて下れます。
このタイヤ側面のコンパウンドが路面をしっかり捉えて、自転車が斜めになってもヘアピンカーブを曲がれるんです。
私は下りが苦手なんですが、コーナーを攻め過ぎずに安全に下れました。
セカの紹介は、以上になります。
タイヤをパンクさせないためには、次の2点を日頃から実施する事が大切です。
乗車前点検と日頃の手入れで、パンクを簡単に避けられます。
1.異物がタイヤ表面に刺さってないか、確認する。
小さい穴がタイヤ表面にある場合、異物が刺さっている可能性があります。
先の細い工具で慎重に穴を拡げると、小さなガラス片が出てくることがあります。
この小さな異物がインナーチューブに刺さるので、パンクに繋がります。
小さい穴を見つけたら、異物を取り除きましょう。
2.週1~2回、空気入れ(フロアポンプなど)で空気をインナーチューブに適正な空気圧まで入れる。
インナーチューブ内の空気圧が低いと、段差に乗り上げる際、『リム打ちパンク』が発生する恐れがあります。
また、タイヤに刺さった異物が内部に深く進んで、インナーチューブに到達する恐れがあります。
最後に、南伊豆グランフォンドは、走り応えのあるコースでした。
前日に静岡県の伊豆半島へ電車で輪行して、最寄駅の伊豆急下田駅から20kmほど(!)離れた民宿で一泊しました。
翌朝、民宿から近いスタート地点に集合して、グランフォンドに参加しました。
スタート地点では、私と同じFELTのロードバイクに載っている参加者が何人もいて、嬉しくなりました。
ZWシリーズに載っている女性も見かけましたよ。
起伏の激しいコースは、『上り坂』か『下り坂』のどちらかで、『平地』がほとんど存在しませんでした。
海辺に面した松崎地区から標高895mの仁科峠まで、およそ22kmも上り坂が続きました。
上り坂が多くてもペース配分に気を付ける一方、下り坂で脚の動きを停めて脚を休めたので、体力を最後まで保てられました。
このようなコースなので、『健脚自慢・ヒルクライマー向きのグランフォンド』と言えます。
今までのロングライド経験から対策を施して、何とか完走しました。
しかし、また新しい課題が出てきたので、対策を考えなければなりません。
考える事が色々あって、堂々巡りしている感じです。
( ̄▽ ̄;)
河津桜の花が咲き乱れていて、一足早い桜を視界に入れながら走れて楽しかったです。
冬がようやく終わる気配を感じられました。
ゴールした後、民宿に預けた荷物を引き取って、20kmほど先の下田駅に向かいました。
日曜日だけでも140km走って、結局、この土日で合計160kmを走りました。
起伏の激しいコースで長い距離を走れて、なかなか楽しいグランフォンドでした。(笑)
(”⌒▽⌒”)
いかがですか?
使ってみませんか?