ここ数年売られているバイクにはシフトやブレーキのワイヤーをフレームの内側に通す「内装型」のフレームが多くみられるようになったと思います。しかしながら、その車体のシフトやブレーキのワイヤーもしくはオイルライン(ホース)を自分で交換するとなると、少々、手間かもしれません。
そのような時に便利なBBB社製のケーブル内装TOOLを御紹介いたします。
「BBB/BTL-184」ケーブルガイドセット・チューブガイド
セットの内容は
・ケーブル引き込み用のケーブル(メカニカルワイヤー&オイルライン用)
・ケーブル引き込み用のワイヤー(シマノDi2(SD50系)用)
・ケーブル誘導用マグネット
・交換用チップ
で、実際に使い方は?・・・というと・・・
通すワイヤーの形状を決定したら・・・ケーブル誘導用のワイヤーをマグネットでフレーム内に誘導します(この際、ワイヤーの出入り口が狭かったり、曲がりくねっていたりケーブルを取り出す際に苦労しそうな側から広い出口へワイヤーの誘導をすることをおすすめします)
ちなみにマグネットでなぞる面には薄めのテープ等、フレームの傷対策をしておくとあとで悲しい思いをしなくて良いでしょう。
誘導用のワイヤーをマグネットに付けたら、あとはワイヤーの出口に向けゆっくりとマグネットを滑らせ、そのまま、出口へ。
誘導用のワイヤーをフレーム内に通したら、実際に組み付けるケーブルを誘導用のワイヤーにセットし、フレーム内に引き込んでいきます。ちなみに、今回のTOOLはアタッチメントをケーブルにねじ込む、もしくはDi2の場合はコネクターを差し込んで固定します。
固定が出来れば、後はワイヤーを通すだけ・・・この際、メカニカルワイヤーやディスクブレーキのオイルラインの場合は誘導用のワイヤーを引くというよりも、本ワイヤー(もしくはオイルライン)を押しながら誘導する方が通しやすいです。(ワイヤーを引っ張りすぎると、接続部が抜けたときの精神的ダメージが大きいです…)
以上、実際に、このTOOL、使い慣れると、このBLOGの記事を読むよりも早く作業が完了してしまうかもしれません(笑)
と、ここまで、良いことばかり?書いてきましたが、もちろん、このTOOLが苦手なシチュエーションも存在します。
それは・・・
1 スチール製のフレーム(マグネットがつかえないので・・・)
2 フレーム内の仕上げに大きな凸凹がある場合(比較的年代物のカーボンフレームにありがちです・・・)
3 ワイヤー内装用の穴が空いていない場合(当然ですね・・・)
以上、いろいろ書いてみましたが、御興味がありましたら、是非ともお試しくださいませ。
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