イスラエルのサイクリングシューズブランド「FLR」のミドルグレード「F-75」をマイシューズとして手に入れたのでご紹介します。
マットな質感がオフロードシューズらしくていい感じです。
実測重量は42サイズで片側373g。
最大の特徴は、クリート周辺だけカーボンで、その他がグラスファイバーインジェクションナイロンのハイブリッドソール。対応クリートは2ホール(SPDなど)です。
実際に使用した感覚としては、かなりペダリングにダイレクト感があって、フルカーボンソールに近い硬さです。以前に使っていたナイロンソールのシューズと比べると、明らかにパワーが逃げないことが感じられ、特にダンシングがしやすいです。
ナイロンソールをハイブリッドしたことによる快適性という説明については、ライティング時の突き上げるような振動が多少軽減されている気がします。しなりはほとんど無いのでそういう面での快適性を期待すると期待外れになってしまうかもしれません。ちなみに歩行時にソールがしなる感じもないので、歩きやすさも期待しないほうがいいです。
ソールにスパイクが取付可能。シクロクロスなどでは必須ですね。スパイクは付属します。
アッパーはFLRの他モデルと異なり、硬めで頑丈な素材です。1ピースのマイクロファイバーアッパーで縫い目がかかと一か所しかありません。特に爪先はかなりしっかりとした補強が入っています。実際、オフロードで岩などでぶつけても足はノーダメージで安心感があります。
固定システムはatopダイアル一個。脱ぎ履きがとても楽です。一方、アッパーが硬めな素材であることもあって、固定力はほどほどです。
FLRのシューズは横幅が広いモデルが多いですが、F75に関してはアッパー素材が硬いためか、そこまで幅広ではありません。F75 42サイズと、以前使用していたGiro Privateer Lace 42サイズを比較すると、それよりは少し幅が広いくらいの印象です。私は小指と小趾球が当たって痛みが出てしまいました。幅広の足型の方はご注意ください。