国内シクロクロスシリーズ戦「JCXシリーズ」 昨シーズンの総合チャンピオンで、今シーズンも開幕から8連勝中の、弱虫ペダルサイクリングチーム 織田 聖(おだ ひじり)選手に、今シーズンから使用するKCNCの超軽量パーツについてインタビュー。さらにチームのメカニックもこなす佐藤成彦GMにもお話を伺いました。
織田聖選手使用パーツ
レーザーローター
●徹底的な肉抜き加工を施した超軽量ディスクローター。
●MTB用として使用できる食いつきの良さ。
●厚みは一般的な1.8mm。
重量:62g(140)、74g(160)、95g(180)
材質:ステンレス
適合:6穴
税込¥2,860(140/160mm)、¥3,850(180mm)
https://www.riteway-jp.com/pa/shop/201117/
カスディタ―ローター
●ステンレスの制動部をアルミスパイダーで挟み込んだ2ピース構造。
●アルミスパイダーがブレーキングの熱を軽減してローターの変形を抑えます。
●MTB用として使用できる食いつきの良さ。
●厚みは一般的な1.8mm。
重量:67g(140)、77g(160)
材質:ステンレス
適合:6穴
税込¥9,900
https://www.riteway-jp.com/pa/shop/683503/
TIプロライト
重量:153g(27.2mm×350mm)、169g(27.2mm×400mm)
税込¥16,280 – ¥27,500
https://www.riteway-jp.com/pa/shop/683503/
織田聖選手インプレッション
-実際に使っての印象はどうですか?
やっぱりすごい軽い!とにかく軽い!ローターに関しては、やっぱり6ボルトローターの方が軽いので、そもそもそのラインナップがあるというのがありがたいです。シートポストは単体で手で持ってはいないので、どのくらい軽いのか実は分かってないんです。でも質感の部分で高級感があって、バイク(Felt FX FRD)とのマッチングがいいですね。あとシクロクロスではアルミの方がカーボンより気を使わなくていいところが気に入っています。
-軽さは体感できますか?
バイクを持った時点で明らかに軽いんですよ。担いだり、持ち上げる時、シケインで降りたりとか。特にミスをしてバイクを降りて、ちょっと持ち上げた時にスッゴイ軽く感じますね。ローターは前後で100gくらい軽くなっているので、転がりが軽い感覚もあります。
-ローターの制動力やコントロール性能的にはどうですか?
シクロクロスで使用していて、制動力もコントロール性能も十分ありますね。
-デメリットは何か感じますか?
シクロクロスで使っている限り、デメリットは感じないですね。とにかく軽いし、なんといったって見た目がかっこいいんですよ!バイクの写真撮った時にすごいかっこいいなーって思います。肉抜きのビジュアルがいいですね。
-KCNCにはどんなイメージを持っていますか?
削り出しと言えばKCNC。そこではどこのブランドも勝てないんじゃないかなって思います。精度、軽さとか。あと他のメーカーが作っていないロックリングとか細かいパーツ、しかもカラーがあるのがありがたいですね。
-国内3戦目を終えて3連勝という素晴らしいシーズンをスタートしていますが、今シーズンの抱負を聞かせてください!
一番はやっぱり全日本タイトルを取ることですね。まだエリートのタイトルは獲れていないので、しっかり獲りに行きたいと思っています。あとはJCXシリーズ戦も2連覇。新しいJCFシリーズ戦もチャンピオンを獲りに行きたいですね。
いや~、もうとにかく一番は全日本チャンピオンになりたいです!
弱虫ペダルサイクリングチーム 佐藤成彦GM インプレッション
-超軽量なKCNCパーツですが何かデメリットは感じますか?
ローターのデメリットとしてはブレーキパッドの減りが早いということです。でもその分、効きは良くなっているはずです。実際、効きは良いと思います。それ以外は全く不満が無いですね。
-メンテナンス面ではどうですか?
もう全然普通ですよ。全く問題無いです。曲がりやすいとかそういうことも無いですね。織田聖レベルで大丈夫なんですからね。彼はやっぱりブレーキングもハードだと思いますよ。スピードも速いし。織田は重量が軽くなって喜んでいます(笑)。世界選手権に行くとマチューとかワウトとか化け物みたいな選手と走らなくてはいけないので、やっぱり少しでも軽くしたいんですよね。
織田聖選手
2021全日本選手権シクロクロス男子エリート準優勝
2022全日本選手権シクロクロス男子エリート準優勝
2022JCXシリーズ総合優勝