フレームレスでストレスなく視界を広く確保できるフルビューは既にFULL VIEW (BSG‐63)を使用していたが、今回モデルチェンジ。
通常ミラーレンズのFULL VIEW HC (BSG-70) と、
調光ミラーレンズのFULL VIEW PH MLC (BSG‐70PH)がある。
調光ミラーサングラス BBB フルビューPH MLC
今回は実際に2022年シーズンに使用させて頂いた、調光ミラーレンズタイプFULL VIEW PH MLC (BSG‐70PH)のインプレとなる。
フレームレス×超ワイドレンズ
真空モデルの違いを一言でまとめれば「レンズ面が大きくなった。」
並べてみると一目瞭然だがレンズ面が大きくなっている。レンズの大きさが5㎜ほど縦に長くなっている。もともとフレームレスの強みであるかけた時の視野の広さが、より強調されていると感じた。
これは以前も記述したと思うが、特にトライアスロンの場合、DHポジションで上目遣いになる時、レンズとの境界線が視界の妨げになったり、ストレスに感じる事もあるが、こうしたストレスが更になくなり、視界が良好になっていると感じた。
またノーズからレンズ下までの距離も若干(約2㎜)伸びている。この事により、頬にレンズが当たってしまう懸念が出てくるが、BBBの特徴でもあるノーズパットの調整が可能な事もあり、個人的には気になる事はなかった。(ただし人によっては当たってしまう人も出てくると思うので、できれば実際にサングラスをかける機会があればベストです。)
レンズ面が適度に大きくなった事で、視界がほぼ完全にレンズに覆われた状態になり、視野に対するストレスはほぼないといって良いくらいになっていると感じた。
調光なのにミラーレンズ
旧FULL VIEW PHと新FULL VIEW PH MLCの違いは、「同じ調光レンズながらゴールドミラーがかかったレンズ」である点が一番大きい特徴となる。
調光レンズとなるとこれまでグレー色レンズ一択であったが、今回ゴールドミラーが登場した事で調光レンズの優れた性能はそのままによりデザイン性が増したと感じる。
調光レンズの特徴は天候に合わせてレンズの光透過率が変化する事。63%から17%の範囲で変化するとの事で、晴天時から曇り、夕方位までの環境なら、レンズが眩しさを自動で調整し、ストレスのない視界を確保してくれる。トライアスロンのように競技時間が極端に長く、天候や環境が刻々と変化する競技には、まさに最適なレンズであると言える。
2022年シーズンでは9月の佐渡、10月のIRONMAN CHAMPIONSHIPといずれも暑さと強い日差しの厳しい環境下でのレースで使用した。佐渡のバイクコース上に数か所ある長いトンネルでは、調光レンズとはいえ少しずらして使用する場面はあったものの、強い日差しから目から受ける心的肉体的ストレスはだいぶ軽減する事ができ、改めて調光レンズの強み、アドバンテージを再認識した。
リーズナブルな価格設定
また以前と比べると昨今の情勢により値段は多少上がったものの、BBBならではの
BSG-70PH (調光ミラーレンズ)なら24200円(税込)
BSG-70(通常ミラーレンズ)なら 15950円(税込)
と全体的にリーズナブルな価格設定もいまだ健在だ。※2022年現在
目からのストレスを極力軽減したい。しかしデザインにもこだわりたいし、価格もできれば抑えたい。
そんな方に是非一度試してほしい商品ですね。
飯田 忠司 選手
プロトライアスリート、コーチ
トライアスロンスクールI-STORM代表
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事
<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位
スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/
オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com