メカニック必須!バルブを曲げないポンプヘッド | KCNC ポンプコネクター インプレ

みなさん初めまして!レバンテフジ静岡、メカニックの小栗宗也です。

今回は、フロアポンプやコンプレッサーで使用する高性能な口金を紹介します。

普段のメンテナンスやレース会場において、フロアポンプなどの空気入れは欠かせません。また、素早く正確な作業を必要とするレース会場ではさまざまなトラブルが起こります。

例えば、
「急いで空気を入れようとしたらバルブヘッドが曲がってしまった!」
とか、「交換したタイヤのバルブが短くて届かないし、延長バルブも持ってない!」など。

そこで活躍するのがこのKCNCフレンチコネクターです。

左:コンプレッサー用  右:フロアポンプ用

フロアポンプは、黒やグレーなどの落ち着いた色合いが多いです。この製品を装着することにより、一目でアップグレードされていることがわかります。また、個人的にもこの加工精度の高さを連想させるメタリック感が気に入っています。

 

バルブが短くても空気が入る

さて、レバンテフジ静岡は、レースでは主にチューブラータイヤを使用しています。実際に使用している車輪がこちらです。

はい、バルブの出しろが短いですね。フロアポンプに通常装備されている口金でも掴めないことはないかもしれませんが、空気圧で外れてしまう可能性が高いです。

しかし、この高性能口金を使えば、レバーの開閉操作のみで、確実にこのバルブを掴むことができます。

 

バルブを曲げにくい固定方法

特にこの製品で気に入っている点は、レバーが横方向に動くため、バルブを曲げてしまいにくいところです。ほとんどのフロアポンプは、バルブに対して真っ直ぐにレバーをたてます。横方向のレバーのタイプであっても、レバー操作の際に結構力が必要な場合も多いです。そのため、レバーを強く立てすぎたり、変な方向に力が掛かってしまったりすると、バルブヘッドが曲がってしまいます。

この製品は、バルブに対して横方向にレバーを倒して固定するので、こんな短いバルブを片手で確実に、安全に掴めます。

 

チームメカニックにとって必須アイテムです

私のチームでは、基本的にチューブラータイヤを使用しています。同じタイヤ数十本単位でいただくため、車輪が変わってもバルブ長さは同じままでした。延長バルブを使うと、その分気密性などの面でトラブルも予想されます。しかしこれらの問題は、このポンプヘッドですべて解決できます。

また、メカニックは空気圧を選手一人一人に合わせて管理しています。レース直前の空気入れ作業は、確実かつスピーディーに行わねばなりません。この課題も解決できます。

 

フロアポンプ用の取り付け方法

本体の取り付けは非常に簡単です。

まず、取り付けたい任意の位置でホースをカットします。私は普通のハサミで切っています。なるべく真っ直ぐに切れると良いと思いますが、そこまでシビアではないと思います。

 

次に、本体をホースにねじ込んでいきます。本体にくびれがあるので、それが全部入るまで押し込みました。

 

最後に赤い部品を右ネジの要領で締め込んでいくと、ホースと本体がしっかりと密着します。

 

コンプレッサー用の取り付け方法

内径8mmホース用ですので、お使いのコンプレッサーのホースが適合するか確認が必要です。私はコンプレッサーでも空気圧ゲージを使っているので、そのホースをカットしねじ込んでいきます。そして付属のホースバンドでしっかりと締め付けたら完了です。

先進的なフォルムやカラーリングも、最新機材にマッチしていると思います。みなさんも、今手元にあるフロアポンプやコンプレッサーを手軽にアップグレードしてみましょう!

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