FLR F-95X インプレ | 価格以上のクオリティを持つハイエンドMTBシューズ 山中 真

シューズの交換ってどれくらいの頻度ですか?
MTBプロなら年間2,3足を履き回しています。
毎日練習しているので少ないくらいです。

だったらアマチュア、週末ライダーならどうなるか。
自分の場合は2年に一度、壊れる前に買い替えしています。
これでも買い替え頻度としては少ないほうだと思います。

マウンテンバイクシューズはロードシューズより歩くことも多く買い替えの周期は早いです。
下り系になるともっと早くなります。
外見は傷んでないですが全体的にヘタリ、本来ある性能が減少していきます。

新調したのはFLR F-95X

 

アッパーがしっかりしている印象、一枚の軽量マイクロファイバー素材を使用しているのでホールド感も高く足を包みこんでくれます。
縫い目、張り合わせしてないので足の甲に部分的に圧がかからないので痛くなることはありません。

 

ベンチレーションがつま先、横側にあるためシューズ内が蒸れることなく快適、冬場はシューズカバー等を装着して対応していきます。

 

独立A-Top ダイヤル 2個装備、締め込みの微調整が可能で履いていても緩みがありません。
補修パーツもあり取替もワンタッチで簡単です。
ダイヤルが外側に付いてるので落車したときは要注意です。
紐はなかなか切れる物ではないので落車した時にボディが割れることのほうが多いと思います。

 

踵部分が深めで踵の安定性も高く、あまりダイヤルを締め込む必要がありません。

 

ソールはカーボン、かなり硬く感じました。
嫌な硬さというよりアッパー剛性とマッチしている硬さだと思います。
ソールが硬いと疲れると昔はよく言われてましたがアッパーの進化で疲れることはありません。
より効率よく力をペダルに伝えることができます。
合成樹脂のほうが逆に踏み込んだときの撓みが大きく余計にロスして疲れることもあります。

ウォークパッドの交換が可能で定期的にネジの緩みを確認する必要があります。

 

価格以上にしっかりとしたクオリティ

このシューズが壊れるとしたらソールとアッパーの接着が弱くなり外れるくらいですかね。
これはもう経年劣化で、外れるのに5年はかかるんじゃないかと思います。(経験上)

FLRは3万円を切るモデルが最上位モデル!
値段、製品の質から考えるとコスパがかなりいいです。
サイズも45まで在庫しています。
足の大きい人(自分も)には嬉しいですね。

あとニットモデル、ロードシューズなど色んなシューズがあります。
購入する選択肢にどうですか?

FLR公式ページ

 

山中 真(やまなか しん)

MTB、シクロクロス、グラベルを楽しむオフロードライダーで、セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝5月のコースレコードホルダー。GTサポートライダー。

主な成績

・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝

・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝

・2020年 東海シクロクロス第2戦山県氏おおが城山公園 C1優勝

・2020年 東海シクロクロス第3戦ワイルドネイチャープラザ C1優勝

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