「MTBの楽しさを共有したい」イベントレポート 初めて楽しむ富士見パノラマ攻略法!

MTBパークでは最も有名な「富士見パノラマ」にて開催されたサイクルショップ三井様の「MTBの楽しさを共有したい」イベントレポートです。

イベント当日の6/23は雨上がり。ちょっと天候が心配でしたが、ウェットではあるものの走行可能なようです。
まずは最初の1本。慎重に走りますが、コースは次第にツルツルの泥でどこを走っても滑る状況。1本走ればもれなくドロドロ、でも、みんな笑顔!
コースを走りながら、スポーツサイクル担当の富田様に空気圧やサスペンションの調整をして頂き、みんな楽しく下れました!

日が顔を出し、次第にコースの状態も良くなり、何本か走るうちにすっかり乾いて走りやすくなりました。この富士見のコースはバラエティーに富んでいるため、何度来ても攻略し甲斐があります。
この日はハードテイルではザスカーLT、フルサスではSENSOR(旧モデル)、フォースカーボン等の試乗車を乗り換えて走って頂きました。ペダルもCrankbrothersのスタンプ1,スタンプ7をご用意。

特にゴツゴツの路面やドロップオフも無理なく超えられるサスペンションの懐の深さ、滑りやすい路面をしっかり捉えるタイヤ等、フォースカーボンで走った印象は、バイクのポテンシャルをしっかりと活かせるコースでした。「走っていて楽しい」という感想を頂くのも頷けます。

この楽しさを知ったら、きっとリピートしたくなるはず。MTBの魅力を存分に感じて頂けたでしょうか?

このようなフィールド実走イベントは、またどんどん実施していきたいと思います。

さて、「MTBの聖地」と呼ばれる富士見パノラマですが、行ってみたいと思いつつ、「怖い」という感想もあり、なかなか足を伸ばす勇気が無い方もいらっしゃるのでは?
そこで簡単に富士見パノラマ攻略法をまとめていました。きちんと準備してスキルアップしていけば怖くはありません。この夏はぜひパノラマデビューしてみてくださいね!

富士見パノラマリゾート 公式サイト

富士見パノラマ基礎攻略Tips

推奨バイク

ゴンドラで上がるコースを走るなら、ストローク長めのフルサスを推奨。GTならバイクのポテンシャルを存分に活かせるFORCEFORCE CARBONのラインナップがおススメ。

おすすめの装備

・虫刺されや日焼け、擦り傷防止のため、なるべく肌を出さないことをお勧めします。

・ヘルメットは、「あまりハードには走らない」という人でもフルフェイスがおススメ。(レンタル可能)
特に慣れていない方、段差で思わぬ転倒をしたり、コーナリングが上手くいかず滑って顔面や顎を打つケースが多々あります。頭の怪我は極力防ぎましょう!(余談:こう言ってる傍から筆者はハーフヘルメット着用なのに、見事に隙間からおでこを打ちました。フルフェイス強く推奨!!)

・アイウェアもぴったりと密着して泥や埃を防ぐゴーグルがおススメですが、ゴーグルが付けられない等の時は、なるべく顔のラインにしっかりフィットするサングラスを選びましょう。緩いものだと、振動でズレたり飛んだりしてしまうことがあります。(レンタル可能)

・ひじや膝、脛をガードするプロテクター、肩や背中、胸部を保護するボディアーマーがあればより安心。(レンタル可能)

・グローブは長指推奨、手のひら側はパッド薄めでしっかりと握れるものがおすすめ。

・これだけ装着するとかなり暑いです。水分補給をおろそかにすると、熱中症の危険があります。
ボトルが飛ぶリスクがあるので、バックパックに入れても良いのですが、フルフェイスは脱がないと飲めません。
チンガード(フルフェイスの顎部分)の隙間に飲み口が入り、合間合間に少しづつ水分補給できるハイドレーションバッグが重宝します。CAMELBAKでも沢山ラインナップされています。走行に邪魔にならない小ぶりなものがおススメ。

・普段はビンディング派の人でも、しっかりと立つことが出来て、ピンの食いつきが良いフラットペダルをおススメします。クランクブラザーズではSTAMP2,3,7推奨。ピンを脛に刺さないよう注意しましょう。

サイクルショップ三井の富田様も薄型で踏みやすく、足が滑りにくいSTAMP7をご愛用とのこと。

・シューズは滑りにくいスニーカー推奨。クランクブラザーズのシューズはペダルへの食いつきが良く、足が滑りにくい構造に加え、アッパーがラバーコートされていて泥がついても洗いやすいです。おススメ!

・日焼け止め、虫よけスプレー、虫刺されの薬等は持っていきましょう。特に虫さされは侮れません。水のきれいな場所にはまずブユが居ます。刺されたら病院沙汰も珍しくないほど腫れます。スズメバチも危険。アレルギーのある方は対応する薬もお忘れなく。

知っておくと便利なあれこれ

晴れればパノラマという名前に相応しい絶景が待っています。ぜひ景色も楽しんで!

・実は、JR富士見駅からシャトルバスが出ています。(1日1便)全てレンタルするなら、車が無くても首都圏から便利に移動することは可能。また、荷物が多くて大変ではありますが、駅から3kmほどなので輪行で行くことも可能です。

・駐車場でも標高1000m程あります。高地に慣れていない方では頭痛や息切れ等の症状が出るかもしれません。体調と相談しながら無理ない範囲で!!

・ちなみに、この標高の高さ故、ポテトチップス等、密閉された袋はパンパンになります!
ということは、出発前に合わせた空気圧でもタイヤがパンパンになってしまいます!乗車前にタイヤやサスペンションは状況に合わせた適正な空気圧に調整しましょう。ポンプ、サスポンプは持参をおススメ!

・晴れていてもコース内はドロドロの可能性があります。状態が分からない時は、汚しても構わない雨合羽の上下を持っていくと余計な洗い物を増やさずに済みます。プロテクターの分も加味して、ちょっとサイズが大きめのものが良いです。

 

いざコースへ行く時に知っていてほしい事

・いざという時に備え、チケット売り場前の申込書で加入できる保険は加入することをおススメします。

・スキルにあまり自信の無い方は、向かって左側のリフトで上がれるスキルアップコースを何本か走ってみて、怖さを感じず走れると思ったらゴンドラに乗ってみましょう。ゴンドラ山頂からの初級Cコースは約7km下りっぱなしのロングコースで、引き返したりショートカットはできません。体力に自信が無い場合は、無理しないことをお勧めします。

・ゴンドラに乗る方は一日券だからといって、決して無理して走らないでください。一日券はリフトでも使えます。ゴンドラで1本下るのが辛いと思った時点で、リフト運行の場所でしっかり遊んだ方が満足度が高いです。特に「終了時間が迫っているのであと1本行こう!」と無理してゴンドラに乗ってしまった時は、転倒などトラブルが起こりやすいものです。体力に余裕を持って、笑顔で終われる範疇で楽しみましょう!!

・ゴンドラはかなり長いです。プロテクター類の締め付けを一旦解除して、十分リラックス。水分を補給しましょう。忘れものに気を付けて!!

・山頂や途中の看板に記載されている救急要請の電話番号は控えておくことをお勧めします。

・休憩スポットがいくつかあります。特に初めてなら、緊張で身体もガチガチで思った以上に疲労してしまいます。しっかり休んで回復させてからコースに戻りましょう!

・走行時は先行するライダー優先です。後続のライダーが速そうなら、譲れそうなポイントで先に行ってもらうとお互いに気持ちよく走れます。