見た目も取付もすっきり。サドルの下の旅の相棒 BBBカーブパック|BSB-13

こんにちは!泥モノ担当Mラカミです。
先日、10年来使っていたサドルバッグのストラップが切れました。小さな穴もあちこちに開いているし、そろそろ引退でしょう。

そういえばサドルバッグを買い替えた記憶が無いです。同じものを複数台に付け替えてずっと使ってましたね。

サドルバッグの使用期間について、ツイッターでアンケートを取ってみました。

 

普段は地味な存在のサドルバッグですが、5年以上が最多。やはり長めのようです。

長い付き合いになるだけに、細かい部分も妥協せず慎重に選びたいアクセサリーではないでしょうか。

じゃあサドルバッグを選ぶ条件は何? 

その1 容量は一番大事!

サドルバッグにミニマムな物しか入れないライダーも多いですが、個人的には出先で困らないリペアグッズは入れたいです。

チューブ、ボンベとヘッド、タイヤレバー、もう少し欲張ってチェーン周りのツール、ビニールテープ位は入れたい!

(出先のパンクは近年経験が無いのですが、なぜかビニールテープの出番が多いです。サドルバッグのストラップが切れた時も、ビニールテープで巻けば落ちる心配無し!)

かといって大きすぎるものは、シートポストの出代を取れない「フレームサイズ小さい族」にとっては巻き込む可能性があるので、そもそもNGです。見た目的にもスマートではありません。

サドルからはみ出ない範囲で巻き込みの心配なく、なるべく大きいもの。

はい。意外と要求がうるさいです。

その2 装着方法にこだわる

今まで使っていたものは3点固定のベルクロストラップでした。上記のとおり、それなりの大きさがあるのでサドルのレールだけでは振れます。シートポスト固定は必須。

ベーシックな方法ですが、どんな形状にも取り付け可能で汎用性が高いのがポイント。複数台で使うので、アダプターが必要なものは避けたいです。

と、思ってずっと使っていました。

しかし、困った現象が!

「太ももに毛玉が出来る現象」にサヨナラを

なぜか着用したパンツ類全ての太ももに、いつの間にか毛玉が出来ていることに気づきました。

頻繁に洗うので、あまり高価なものは持っていないから、まあいいや。諦めはつくのですが、おろしたてのレーパンに毛玉を発見するのは、やはり悲しいものです。

そこで原因を追究。古いサドルバッグは長年の使用でベルクロが外側に反ってしまったため、ペダリングの度にマジックテープのカサカサ部分がわずかに太ももを擦っているのを発見してしまいました。これのようです。

これに別れを告げるには。そうだベルクロから離れてみよう!

そこで白羽の矢が立ったのはBBB「カーブパック」のMサイズ。カーブパックという名前の通り、サドル下にすっきりフィットするスマートな見た目です。

特徴的なのは某国民的アニメの有名な「ひみつ道具」を彷彿とさせるT字のバー。

これをサドルのレールの上に差し込んでひねれば、固定される仕組みです。さらにシートポストには固定用のゴムバンドもついています。

新しいサドルバッグを手に入れたテンションで、行き当たりばったりの旅に出発!一度は行きたかったサイクリングの聖地「しまなみ海道」まで行ってきました!

走りやすい道路が、心許ない道路に変わる時

さすがサイクリングの聖地。行き当たりばったりでも地面に描かれた行先とブルーラインに沿えばまず迷うことはありません。

交通量も少なく、走りやすく、島を渡る橋はテンションも上がります。

が、よく考えると、この島を渡る長い橋の上には何もありません。もしトラブルに遭遇しても、自力で何とかするか、予備パーツが手に入る所まで移動するしか無いって事ですよね?

予備パーツの自販機等はあるらしいのですが、見当たりません。そもそも行き当たりばったりなので、事前情報ナシ。

やはりトラブルを想定して、リペアグッズは持っていくに越したことは無いです。チューブとボンベ、修理パッチ、タイヤブースト、チェーンツールと予備のチェーン、ビニテ、バッグの中にポンプとミニツール。これだけ持っていけば大抵のトラブルは何とかなる!(余談ですが、群馬名物「おぎのや釜めし」の漬物容器はチェーンピンやパッチ等、無くしそうな小物を入れるのに重宝しています)

これだけカーブパックのMには入りました。

ちなみに、内部は鮮やかなブルー。海と空の色にマッチして否が応でもテンションが上がること請け合い!

というわけではなく、チューブ等、黒っぽいパーツを入れても視認性が良いように考えられているようです。でも、見た目もイイ感じですね。

このカーブパックのフタ部分には、ループがあります。ここは意外と後ろから見て目立つので、ライトの取付にも便利ですし、リフレクターを付けても良いです。

トンネル等はなく見通しは良いのですが、一般道を走行する区間も多いため用心するに越したことはないですね。

今日もありがたいことにサドルバッグの中身に頼るようなトラブルもなく、予定地まで無事辿り着きました。そろそろ日も傾いてきます。

懸念事項の太ももの毛玉も、今のところ無事です。どうやらベルクロ原因説は合っていた?!

そして、シンプルなT字バーはレールにしっかりと固定されるため、サドルバッグが振り回される感覚も感じないです。さりげなく寄り添ってくれるイメージ。滅多にフタを開けることがないとはいえ、いつも持っていくものだけに、地味な使い勝手の良さが光るアイテムではないでしょうか。

サイクリングが楽しいシーズン、必需品のサドルバッグをアップデートしてはいかがですか?