Alexrims RXD2 インプレ 井上文成 | シャキシャキとした乗り味が絶妙な軽快感

Alexrimsのディスクロード用ホイール「RXD2」のインプレが弱虫ペダルサイクリングチーム 井上文成選手から届きました。井上選手は練習用ホイールとしてRXD2を使用しています。

軽量アルミ1475gのディスクロードホイールRXD2について詳しくはこちら

ALEXRIMS RXD2 商品ページ

今回インプレッションさせていただくALEXRIMSのRXD2はレースでも練習でも高いパフォーマンスを発揮できる万能なホイールだと感じています。私は5月からRXD2を練習を中心に使用させていただきましたがその中で感じたRXD2の特筆すべきポイントを4点紹介したいと思います。

 

軽量で加速性能に優れている

1つ目は重量です。ディスクブレーキになって大きな問題なのが重量の増加ですが、RXD2はアルミ製ながら重量が1475gと軽量に仕上がっているので登坂ではもちろんですが、コーナーでの立ち上がりやストップ・アンド・ゴーの多い区間での軽快感は脚に優しく加速性能に優れていると感じました。またローターの取り付けには6ボルトが採用されているのでKCNCなどの軽量なローターを選択できるのでホイール全体で軽量化を目指しやすいホイールとなっています。

 

40キロを超えても失速感の無いエアロ性能

2つ目はエアロ性能です。平地でのTT能力が低い私にとってRXD2のエアロ性能は苦手分野を充分に補ってくれるものでした。スポークは厚さ0.95mmの極薄エアロスポークが採用してあり、リムハイトはセミディープの30mmと登坂も平地もこなせるバランスの良いハイトですがスピード練習を行った際に40km/hをこえてからも失速感や不安定な感覚を感じることは無く高い巡行性能をしめしてくれました。

 

反応が良くダンシング時の軽快感が良い

3つ目は剛性です。アタックしたりもがいたりした時の反応はとても良く、全力でもがいてもホイールの剛性不足を感じることはありません。特にダンシングした際はシャキシャキとした乗り味がホイールの軽量性と相まって絶妙な軽快感を生み出してくれて個人的にはすごく好みなフィーリングでした。また剛性があり過ぎて硬すぎるということは無く、長距離走っても最後まで脚を残せるバランスの良いホイールでした。

 

この性能が10万円以下で

4つ目は価格です。これまでに紹介した性能が10万円以下という低価格で手に入るため完成車についてきたホイールからのグレードアップをしたい方や、学生で練習もレースも頑張りたいという方にはとてもお薦めできます。

 

レースで使用するカーボンホイールとの違いは?

ここまで褒めると「なんでレースで使用しないの?」という疑問も湧いてくると思いますので、レースで使用する35万円のカーボンホイールとの違いを説明すると、一つ目はエアロ性能です。やはりカーボンリムの方が幅広でエアロ形状のため、より速い速度域ではホイールが勝手に進んでくれる感覚があります。二つ目は乗り心地で、レース用カーボンホイールはチューブレスタイヤの運用が簡単なチューブレス仕様のため(RXD2はチューブレステープを使用するチューブレスレディ)、チューブレスタイヤを使用することで快適性の面でアドバンテージを感じ、レースではカーボンホイールを選択しました。

 

最後にRXD2はヒルクライム、クリテリウム、ロードレースどんな場面でも性能を発揮でき乗り手を満足させてくれるホイールです。これからホイールを新調される方はRXD2を検討されてみてはいかがでしょうか。性能が良くお手頃価格のディスクロード用ホイールはまだ選択肢が少ない中でこのRXD2はおすすめの一本です!

 

井上 文成(いのうえ ふみなり)

弱虫ペダルサイクリングチーム

1997年8月20日生まれ

長崎県出身で2020年から弱虫ペダルサイクリングチームに所属。2021年はJプロツアーで3度の表彰台に登る飛躍を見せた。趣味はルアーフィッシングとギター。

J-PRO TOUR 2021
3/27 広島さくらロードレースDay1 2位
6/12 群馬CSCロードレース 6月大会 井上 文成 3位
7/4 第55回JBCF西日本クラシック広島大会 Day2 2位
7/11 第19回JBCF石川サイクルロードレース 4位

https://www.instagram.com/fuminariii/