今年のレースすべてで選択したグローブ 「BBB スピード BBW-60」 インプレ レビュー by鈴木史竜

こんにちは!鈴木史竜です。

みなさん、自転車に乗る時はいつもグローブをしていますか?

素手派、サイクリンググローブ派、その他手袋派など色々な方がいらっしゃると思いますが、やはりサイクリング用の専用グローブは、専用だからこその細やかな気遣いで溢れています。

 

本日は僕がレースや練習で使用している BBB スピード [BBW-60] のご紹介です。

名前からして“速さ”を追い求めるために製作された意志が伝わってきますが、快適性や使い勝手も捨てる事無く、まさしく空力的にも優れているのであろう形状のグローブとなっています。

実際僕は今年参加した全てのレースでこのグローブを選択しており、着用感等を率直にお伝えできればと思います!

BBB スピード 商品ページ

 

ジャージに合わせやすいグラデーションカラー

まず、カラーはグレーとオリーブグリーンの2色となっていますが、どちらもグラデーションのデザインが採用されています。

僕はチームジャージの緑な部分に合せ、オリーブグリーンを選択。

元来サイクルジャージは、目立つような派手で魅力的なデザインが多いような気がします。しかし、そのなかでこのグラデーションは、そのジャージカラーを過度に邪魔せず、自然に全身の配色に溶け込んでくれるため、とても気に入っています。

 

「今自分が使える機材の中でこれがベスト!」と思えるエアロ性能

次に、名前の由来にもなっているであろう、空力性。

手の甲は1ピースの裁断となっているので、着け心地はもちろん、エアロ効果も期待できると思います。レースで製品を使う際は、「今自分が使える機材の中でこれがベスト!」と思えることが心理的に重要だと考えています。

 

逆に1点だけ懸念点としては、手首を止めるベロクロ等のストラップが無いことが挙げられます。

もちろんエアロ性能を考えると大きなメリットではあるものの、人によっては少し手首の部分にスペースが出来てしまう恐れがあります。具体的には手首の部分が少し広めになっているため、腕の細さによってフィット感に差が出るかもしれません。

 

ストラップ付でエアロでも外しやすい

フィット感の高いグローブにありがちな不満点として、脱ぐのが難しく、強引に脱ぐと少しずつほつれに繋がってしまうという事があります。

しかしこちらは、脱ぐときに便利なフィンガーストラップ付き。

さらに、フィンガーストラップもエアロやデザイン性を求めるためか、指と指を繋ぐような形状のものではなく、指の腹の方に存在感薄く隠れています。

 

耐久性や保護性能を考慮した造り

ほつれや破けに繋がりやすい親指と人差し指の間も強化済み。

どこまでも主張し過ぎない堅実さが、個人的にはBBB製品の好きなところでもあります。

 

最期に、グローブ手のひらにパッドがある理由として、振動等からの保護的な側面があると思います。

昨今はハンドル周りが快適な為、パッドの必要性は低下しているように感じますが、落車の時にはあると助かるパーツです。あまり厚くない適度なパッドが入っている事もポイントです。

 

速さを求めてシンプルな構造のスピード。競技指向の方はもちろん、デザインにこだわる方にもお勧めです!

 

鈴木 史竜 (すずき しりゅう)

1998年4月16日生まれ

静岡県出身。都内の大学に通学しながらプロサイクルロードレースリーグのJCLに参戦中。

2014年 全日本選手権ロードU17:13位

2015年 Team Eurasia-IRC TIREサイクリングアカデミーで欧州遠征

2015年 四日市全国ジュニア自転車競技大会:12位

2016年 全日本選手権TT(ジュニア):9位

2016年 Team Eurasia-IRC TIREサイクリングアカデミーで欧州遠征> 2017年 Team Eurasia-IRC TIRE 正式加入

2017年 Tour de Nouvelle-Caledonia (10日間のステージレース)完走

2019年 全日本選手権TT(U23):19位

2019年 UCI ツールド熊野 出場

2019年 ケルメスクルス(Lichtervelde):20位

2021年  JCL第9戦 大田原ロードレース 22位

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