気温も徐々に落ち込み、本格的な冬の気配が近づいてきました。だんだんと外乗りが億劫になってくる頃合いかと思います。お住まいの地域によってはあとひと月も経てばそもそも外に乗りになんて行けないということもあるかもしれません。
ただ、やはり速く走りたいサイクリスト諸氏にとっては夏の間に積み上げてきたパフォーマンスは極力落としたくないのが人情というもの。その点、近年各社から発売されているサイクルトレーナーやバーチャルアプリはシリアスライダーの強い味方です。これらの商品が出てきてからというもの、サイクリスト全体のフィジカルの平均値は年々向上してきているように感じます。
かく言う筆者もインドアサイクリングを楽しむ一人です。特に平日、限られた時間の中でパフォーマンスを上げることを主眼に自転車に乗る方法としては最も効率が良いのではないでしょうか。筆者のインドアサイクリング環境は以下の写真のような感じです。トレーナー本体はスマートトレーナー黎明期のCycleOPS(現SARIS)Hammer サイクルトレーナーを使いバーチャル対応に比較的早いうちからアップデートしていましたが、下に敷いておくトレーナーマットは学生時代からずっと使っていたMINOURA製のものを使っていました。近年のスマートトレーナーに対応するには少々幅が足らなかったり、ところどころ擦り切れや汗染みがあったりと早々に交換すべきものではあったのですが、ここまで使い続けたのは間違いなく筆者の不精が原因です。(笑)
しかしながら一緒に暮らす家族からもいい加減汚らしいので新しいのに替えろと突っ込みを受け、丁度BBBCyclingから商品ラインナップに追加されたトレーナーマットを試してみることにしました。せっかくの機会に、ぜひ皆様にもインドアサイクリング用品選びのご参考に商品ご紹介したいと思います。
目次
BBB Cycling BIC-01 トレーナーマット 商品紹介
サイクルトレーナー市場の拡大に合わせてBBBCyclingブランドでも何か関連した商品の追加を、ということで今季よりインドアサイクリング用品カテゴリーが追加されました。今回はそのうちの一つ、トレーナーマットをご紹介します。
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基本スペックは以下の通りです。
サイズ:1900×900mm / 6mm厚
素材:PVCフォーム製
メーカー定価:¥11,000 (税込¥12,100)
マット素材は元の筆者が使っていたMINOURA製マットとは違い、全面が振動減衰性を持つPVCフォームでつくられています。ローラー本体部分はもちろん、設置している自転車の微細振動が床に伝わらないようマットが保護してくれます。
個人的にこのマットで最も感動したのが、PVCフォームの高い復元性です。写真では指で圧力を加えて凹ませていますが、この程度ではすぐに元の形に戻ってしまいます。実際に一台20㎏程度するスマートトレーナーを数日間放置して凹んだ痕がものの数時間で元に戻った際はとても驚きました。
もちろんマット表面は撥水性、トレーニング中に零れ落ちた汗もさっとひと拭きでお掃除できます。
元々のMINOURAトレーナーマットとのサイズ比較。数字でのサイズはこの項目の冒頭で記した通りですが、ひとまわり以上BBBのトレーナーマットのほうが大きいことがよくわかります。特に昨今の固定スマートローラーは高負荷での練習環境を実現するため本体の脚が幅広に設計されていることが多いので、このぐらいのサイズ感があった方が安心です。
BBBトレーナーマットにスマートローラーをセットした状態。全体的にスペースに余裕ができて、すっきりした感じがします。
サイズ感って大事ですね。
改めて、筆者のインドアトレーニング環境です。トレーニングマットが変わるだけでずいぶん小ぎれいな空間になりました。かなり(よく言えば)物持ちの良いほうではありますが、適切なタイミングで新しいものに入れ替えるって大事ですね。使用感もローラー本体の振動が床に伝わるのをカットし静粛性を保ってくれますし、マットの面積が大きいので汗がフローリングを汚すこともなく快適です。ビンディングを履いた時に乗り降りする足の置き場も十分に余裕があり、フローリングを傷つけまいと気を遣う場面も減りました。
特に自転車歴の長い方ほどこの類の用品は一度揃えてしまうとそうそう入れ替えずに時間が過ぎてしまうものですが、使用状況如何によって素材の経年劣化もありますし、新しいものはその時々のトレンドに合わせて細かなアップデートがされているものだと改めて思いました。
これからインドアトレーニング環境を整えようという方はもちろん、すでに揃えている方も各用品を一度見直してみるのはいかがでしょうか。