ピタピタのサイクルジャージは着ない、普段着に近い格好で自転車に乗る。
だからサングラスも、いかにもスポーティなものではなく、カジュアルなものがいい。
でも!普通のサングラスでは巻き込み風が酷くて目が渇いたり、横からの直射日光を防げなかったりするから、ほどよいレンズカーブがあって顔にフィットするものがいい。
…そんな都合がいいものあるわけがない!
そう思い続け、もう何年も理想に届かないサングラスをとっかえひっかえ、、
筆者と同じ悩みを抱え夜も寝られない皆様に、はりきってご紹介します。
BBBから新発売されたSPECTRE(スペクター)なら、私たちのわがままな要求を存分に満たしてくれるでしょう。
一般的なスポーツサングラスとは程遠いこのハイカラな様相、クラシックにしてアバンギャルド。大好きです。
テンプルのエッジの角度の付き方が独特です。こういうエッジを落としたようなカッティングデザイン、個人的に垂涎ものです。興奮します。デザイン面で細かな工芸美を披露してくれるスポーツサングラスってあまり見かけないんですよね。
フレームは柔軟性があり、高い耐久性を誇るグリルアミド製。テンプルとノーズピースは柔軟性のあるラバー製なので、カジュアルな見た目ながら、スポーツサングラスと同様に顔へのフィット感が高く非常に軽量なので、長時間かけていても疲れにくいです。
ほどよいレンズカーブで顔にフィット。
真横から見てもレンズが顔を包むようにカーブしているのがわかります。
テンプル部分は信じられない耐久性。もしあなたが故意にSPECTREを破壊しようとしても、それは体力の浪費に終わるでしょう。
またカジュアルスタイルのサングラスをスポーツに使おうとした際によくありがちな懸念事項として、太いフレームが視界の妨げになるというものがあります。このSpectreにおいては、レンズが大きくフレームは視界の端に寄ってくれますので、ほとんど気になりません。特に横方向に広く取られたレンズは、眼球の動きだけで左右の状況を確認するのに役立ちます。
カジュアルスタイルでここまで横方向の視野を広く取っているサングラスが他にあるでしょうか?私は知りません。スタイルを崩さないギリギリのところまで機能性が高められているものって素敵です。開発者が唸りながらミリ単位の調整を繰り返して苦悶した姿がまざまざと浮かびます。お疲れ様です!
筆者が気に入ったポイントはレンズにもあります。ずばり、暗すぎないレンズです。個人的には可視光線透過率が低過ぎると、周囲の状況の細かい部分が把握しづらくなる印象。SPECTREは可視光線透過率が低すぎないので、突然あらわれる嫌らしいグレーチングを見落とす危険性も低くなるでしょう。
とはいえしっかりとしたミラーレンズなので、過剰な光を反射してくれる上、外からは目がほとんど見えず、鬼コギした後の死んだ目を周囲の無情な視線から守ることができます。
↑陽向でのレンズの透け具合。目があることがなんとなく認識できる程度で、表情までは読み取れない。
↑日陰でのレンズの透け具合。ほとんど透けておらずばっちり地面が反射しているのみ。
ちなみに、”spectre”という英単語には”幽霊”という意味があります。
泣く子も黙る超高級車のロールスロイスの車種名には、訳すと「幻」、「亡霊」という意味の言葉が使われていますが、一説によると、もう死んでいるから絶対に死なない=その価値は消えることがなく永遠である、という意味があるようです。
…なるほど。
Spectreの価値もまさしく永遠ということで、このブログの結びとさせていただきます。
↑やっと理想のサングラスに巡り合えてはしゃぐ筆者。