こんにちは！ イベント担当Mラカミです！
コロナ禍でイベントの開催も軒並み中止や延期となり、残念に思われた方も多いと思います。
このような状況で致し方ないと思うのですが、どこかへ行く事や集まる事、顔を合わせる事に、私たちはたくさんのパワーを貰っていたことを改めて気付かされました。
今は難しいかもしれませんが、イベントが開催されるようになる日は必ずやってきます。
その時にぜひ参考にしていただきたい、イベントの裏方（通称イベンター）の装備をご紹介したいと思います。
シーズンの始まりは、やはり忘れ物も多く、必需品を忘れて時間を無駄にすることも多々あるので、実は自分用の備忘録も兼ねています。
ブース出展は遠方への移動も多く、早朝から日没まで一日中、外での活動となかなかハード。雨や寒暖、日差しなど気候の影響も大きいです。滞りなく作業を行うには、装備品やコツなど色々ありますので、キャンプやツーリングなどのアウトドアアクティビティの参考になるかもしれません。
今回は装備品についてお話します。
雨具は必須アイテム
昨年開催のバイシクル・オブ・ザ・イヤー選考会では、一日中降り続き、そして時折激しくなる雨の中、他ブランドのブースの皆様が、淡々と変わりゆく雨天の状況に対応しているのが印象的でした。
出展は基本的に屋外が多いため、悪天候に当たってしまうこともよくあります。出展を担当するイベンター達にとって、実用性の高い雨具は必須アイテムなのです。
洗車、泥路面の多い状況での試走など、雨天でなくても雨具の出番はありますので、余程完璧な晴れ予報にならない限り、1セットは必ず持参します。雨が降り続く予報なら、2セット持っていくこともあります。
寒い時期なら、中にダウンやアウター等を着ることもあるので、サイズはやや大きめを選んだほうが無難。
昨年より取扱いを開始したBASILの「ホハ レインスーツ」はイベンター雨装備としても実用性充分。
イベンター目線のおススメポイントについてご説明します。
フード周りの作りの細かさ
ずっと降り続くようなら、レインハットも併用した方が頭を動かしやすいのですが、ちょっとした雨ならフードがあったほうがいい。そういう状況に対応できるよう、フードを使わない時には畳んで収納できます。
これは意外に重要なポイントで、雨の中でフードを被らない状態だと、中に水が溜まってしまいます。
動きを考えた構造
背中は浸水しにくい場所にベンチレーションホールがあります。雨具は中が蒸れやすいので、快適さを保ってくれます。
また、袖口はやや上側が長くなっており、雨の中でも手袋の隙間から浸水しにくくなっています。
身体の動きを考えた構造は、さすがライドのために作られた製品ならでは。
細部の作り込み
ファスナーから浸水しないように折り返しがあったり、ポケットがばたつかないような構造になったり（ちょっとしたゴミなどはポケットに入れたりするので、ひっくり返ってすぐ使えないと小さなストレス）小さな工夫があちこちにあります。また、収納用ポーチも同じ防水生地で作られているので、雨の中持ち運んでも、中が濡れないのは実用的！
他の衣類や装備について
雨具でプラスするならレインハット。頭を動かしやすく、顔面が濡れにくいので作業性が良いです。
また、同時に長靴も必須アイテムですが、嵩張るので畳めるタイプが人気です。
真夏以外で天候に関わらず持っていくものでは、早朝や日が落ちた後の寒さに備えて、コンパクトに収納できる薄手のダウンジャケット。
衣類は速乾生地を使ったスポーツ用アパレルが重宝します。特に伸縮性もあり動きやすく、ポケットもたくさんある登山用のパンツは便利。
持ち物では、日焼けと蜂やブヨ等の虫刺されは脅威なので、日焼け止め、サングラス、虫除けと虫刺されの薬、ポイズンリムーバーは常時持ち歩いています。
また、コンパクトなアウトドア用大判タオルはタオルとして使用するだけでなく、とても有用なアイテム。肌寒いときにひざ掛け代わりに使ったりもします。GOBIKEのスーパードライは驚くほどコンパクトなのに広げると大きく、乾きも早いのでおすすめです。
一日中動き回るために
イベンターの仕事は長距離の運転も多く、ブース立ち上げも早朝。そして展示品は自転車なので、力仕事も多く体力勝負になってしまいます。
体力を維持するポイントは「とにかくよく寝る！」 これに尽きます。
よく寝るためのコツとして、着慣れた長袖長ズボン（冷えだけでなく、ダニ対策も兼ねて）の寝巻を持っていく、しっかり入浴し、凝り固まった身体をほぐす、マッサージオイルを持参するなどいくつかあります。
そして身体をほぐすための隠れた人気アイテムは「パワーポジションボール」。
身体の様々な部分のコリほぐしに使えますし、長年愛用していますが壊れる気配がありません。表面のザラザラもしっかり残っています。出先だけでなく、デスクワークの合間のリラックスにもおすすめです！
と、このようにイベントの仕事は肉体的にハードではありますが、やはり直接皆様にお会いできる機会は、他に代わるものが無い貴重な時間です。再びイベントが開催されたら、ぜひお会いしましょう！