冬場はシクロクロス、夏場はトレイルライドと1年中GT GRADEカーボンに乗っている山中です。
今年のセルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝100kmをGT GRADEカーボンで出ようなんて軽率な考えでエントリー。過去に一度グラベルバイクで走った経験、今年はこういった対策をするよ!ということを書きたいと思います。
目次
SDA王滝グラベル部門レギュレーション
今は人気になり各地でグラベルレースが開催されてますが、王滝が日本で初めてグラベルバイク部門レースを開催しました。
王滝グラベル部門レギュレーション
・タイヤ 700C 45C、650b 48Cまで
・ドロップハンドルであること
・サスペンション可
これさえ満たしていれば自分好みにカスタムできます。 レギュレーション内でどう対策するかが完走への第一歩です。
前回グラベルバイクで王滝を走った際は…
以前SDA王滝100kmをグラベル部門設立前にGT GRADEで走りました。GRADEの前モデルはタイヤ幅が36Cまでしか入らず厳しい状況での参加になりました。 やったことと言えばバーテープを厚く巻いた程度。他は何もせずにレースを走りました。
特に登りは問題ありませんでしたが下りはリム打ちと振動との戦いで凄く辛い思いをしました。 下りで停まり休憩をしようと思ったほどです。 登りより下りの方が辛いと思ったSDA王滝は初めてで完全にナメてました… 一応完走はしましたがもう二度とグラベルバイクで出るものかと思ったほどです(笑)
王滝グラベル部門の魅力とは?
マウンテンバイクで出ても辛いSDA王滝100km、何故グラベルバイクで走る魅力があるのか?
限られた中で対策し過酷なレースに挑む!準備して走ることで得る物も多く達成感も人一倍になります。 そこが魅力の一つかなと自分は思っています。
グラベルバイクの進化もあり、サスペンションがないからこそメーカーの特長が出てきていますね。 新GT GRADEはシートチューブとシートステイが接合されていません。他のメーカーより振動吸収に優れています。 700C タイヤ幅42C、650b(27.5インチ)タイヤ幅48Cまで取付が可能になり色んな可能性がでてきて考えるだけで楽しいです。
700Cか?650Bか?
6月SDA王滝100kmに向けて今現在、700C 42Cと650b 47Cを準備しテストしています。
700Cホイール ALEXRIMS BOONDOCKS3 グラベル用
このホイールで以前SDA王滝100kmを走り信頼性が高いホイールです。 700Cは舗装路、砂利道であれば問題なく走れ走破性、スピード感があり乗っていて気持ちがいいです。 荒れた路面や段差、根っこには少し気を使いますが体が元気なうちは対応できます。 疲れてくるとパンクのリスクに繋がり、疲労との戦いになると思います。
650bホイール ALEXRIMS VXD4 マウンテンバイク用
以前同じモデルの29インチホイールを使用させてもらいましたが重量、バランス共によく非常に扱いやすかったです。 27.5インチホイールも同様、クセがなく扱いやすいです。 でもタイヤが小さくなった分、ハンドリング、見た目で違和感を感じました。 そこは乗り込んでいけばすぐに慣れていくので問題ありません。 650bは走破性はあまり感じませんが、一番は安定です。 振動での疲労蓄積も少なくなりますし長時間走ってアベレージを維持することができます。 かなり荒れた路面、普段マウンテンバイクで走っているトレイルでも問題なく走れました。
どちらを取るのか? 走りなれた700Cホイールか、安定の650bホイールか、レースまで色々試して決めたいと思います。
荷物はバイクに積載して身体の負担を減らす
あとの対策は背中になにも持たないこと。グラベルバイクはサスペンションがなく振動を体で吸収しなければいけません。 バックポケットに小物やバックを背負うことで振動の度に左右前後に物が動きます。 それによって腰痛の原因になることもあります。
自分はフレームバックにほぼ収納させて対策していきます。
自分は付ける予定はありませんがグラベル用サスペンションを付けるとより楽に下れます。 初代チャンピオンはサスペンション付きでした。
これだけ準備しても結局は自分自身の体力になります。 王滝仕様のバイク、ウエアで練習することが一番の練習。 普段と変わらない状態で走る、自然体がいいと思います。
非日常を味わえる王滝にはそれぞれの楽しみ方がある!
自分はもうSDA王滝は合計20周回以上しています。 マウンテンバイクが26インチから29インチに変わり高速化が進みコースタイムが4時間30分を切るまでになりました。
自分達のようにタイム(優勝)を目標に走る人もいますが王滝は色んな目標を持って走れます。 5時間、6時間、7時間、8時間を切りたい、制限時間内に完走したい、日頃立ち入る事のできない場所なので写真を撮りながら走っている人もいます。
色んな楽しみ方がある王滝、非日常を味わえるアクティビティの一つです。 是非、王滝村に遊びに来てください
山中 真(やまなか しん)
セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。
主な成績
・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝
・2020年 東海シクロクロス第2戦山県氏おおが城山公園 C1優勝
・2020年 東海シクロクロス第3戦ワイルドネイチャープラザ C1優勝
ブログ
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