春も近づき過ごしやすい気候になってきました。そろそろ外にサイクリングへ行きたいな、など考える方も多いのではないでしょうか。あるいはこれから本格的なサイクリングを趣味として初めてみたいという方も多いかもしれません。
本格的に外を走り出すのであればバイク以外で絶対に忘れてはいけないのがヘルメット。どうあってもアクシデントの可能性はある以上、頭部の保護は非常に重要です。特に高速域で走りやすいスポーツサイクリングでは必須と言っても差し支えないでしょう。自転車死亡事故の損傷部位割合で頭部がおよそ7割ということを考えてもヘルメット着用が望ましいのは明らかです。
ただ、自転車用ヘルメットと言っても用途により細分化してきている昨今においてサイクリングの世界に足を踏み入れたばかりのサイクリストにとってはどのようなヘルメットを選べばよいか迷うこともあるかもしれません。
この記事では特にロードバイクユーザーに絞って、ロードタイプヘルメットの主要3カテゴリーを紹介したいと思います。
ロードタイプヘルメットの特徴
ヘルメットを選ぶ上では、自分のしたいサイクリングのタイプにあわせて用品を選ぶと良いでしょう。ロードサイクリングを目的とするのであればその用途に合ったものを使いましょう。
ロードヘルメットにはそれぞれ以下の特徴があります。
・基本的に通気性が良く、走っている間も涼しい
・ほかのタイプのヘルメットと比べ、軽量である場合が多い
・ほかのタイプのヘルメットにはついているバイザーが付属しない
ロードサイクリングは長時間の運動になることが多いため、装着時の快適さを重視して通気性や軽量性を重視して作られています。(メーカーによって安全性と各要素とのバランス設定が違うため、ばらつきはあります)
また眼前に障害物が出てくることはオフロードと比べ圧倒的に少ないため、多くの場合、視界を守るヘルメットバイザーはオミットされています。
クラシカルタイプ
最もオーソドックスなタイプのヘルメットです。一般的に流線形の形状に多数の通気穴があります。ヘルメット自体が軽い競技用軽量タイプから普及価格帯モデルまで幅広い選択肢があります。
BBBではBHE-151 HAWK(ホーク)がこのタイプに該当します。
HAWKの特徴は¥10,800という比較的手に入れやすい価格と同価格帯の中では優れた軽量性、21個の通気穴による通気性、サイズ調整幅などといった全体的な作りの良さ。またデザイン性やカラーオプションの豊富さも秀逸です。
ひとまずロードサイクリングヘルメットが欲しい、または特に重量が軽いモデルが欲しいという方であればこのタイプの商品を選ぶと良いでしょう。
エアロタイプ
2010年代中盤ごろから自転車競技機材のエアロ化が進み確立したタイプのヘルメットです。高速域での走行時に空気抵抗を低減する目的で通気穴を少なく流線形に、前面投影面積を小さくするよう作られています。
BBBではBHE-08 TITHON(ティトノス)がこのタイプにあたります。
BBB TITHON は従来のヘルメットから空気抵抗を大きく削減するためオランダのデルフト工科大学と共同で風洞実験研究を行い開発され特に平坦路でのハイスピードで効果を発揮します。
またこのタイプのヘルメットは通気性を犠牲にしてしまいがちですが、TITHONは特に高速域でヘルメット内部に空気が流れた際に負圧を発生させ熱を輩出する独自のACS(エアフロー・クーリング・システム)機能で頭部を涼しく保ちます。
特にフラットでの速さにこだわりたい、スピードジャンキーなサイクリストを目指したいあなたはこのタイプのヘルメットを選ぶと良いでしょう。
セミエアロタイプ
エアロタイプヘルメットではどうしても登坂などの低速域に入ったとき、通気性を保つことが難しく、エアロと従来ヘルメットの中間が求められるようになりました。前面投影面積を抑え空気抵抗を抑えつつも、大きく通気穴を設け頭を涼しく保つことに主眼を置いています。昨今のハイエンドヘルメットはこのタイプが増えてきています。
BBBではBHE-09 MAESTRO/BHE-10 MAESTRO MIPSがこのタイプにあたります。
BBB Maestroの最大の特徴は前面に設けたHaloGuardプロテクターの補強によって大きく開けることを可能とした通気穴、そしてコンパクトにまとめた前面投影面積。低速域での通気性を損なうことなく、エアロヘルメットと同等のエアロ性能を発揮します。
平坦・登り問わず速く走りたい、マルチなサイクリストを目指したいあなたはこのタイプのヘルメットを選ぶと良いでしょう。
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多少なりともヘルメット選びの参考になりましたでしょうか。一番大切なのは何よりも安全であることです。
用途にあったヘルメットを選んで、Stay Safe!