今年ラインナップされたHAWKは海外ブランドでありながら価格10,800円とかなりリーズナブルな価格設定で登場してきた。結論から言うとこれぞBBB!という、コストパフォーマンスに優れたヘルメットだと言える。
まずはデザイン。私はホワイトにシルバーがアクセントとして入ったグロッシーホワイトを選択。ほかにはマットブラック、グロッシーレッドなど、全5種類あるが、どのカラーもサイドに濃いめのカラーでラインが1本入り、両サイドに斜めに、後部にもさりげなくロゴが入り、アクセントの効いたデザイン、仕上がりになっている。
重量は上級モデルイカロスのMサイズが約270g。ホークはLサイズで300g程度。30g程度の違いなのでずっしり感もなく個人的にも全く許容範囲。
着用感はマエストロに比べると中のパットの厚みが若干薄い事がわかる。が、数年前のイカロスのパッドとほぼ変わらずなので、ごつごつした感じなどは無い。
また後頭部にあるオメガフィットシステムで片手でダイヤルを回すだけで簡単にフィット感を調整できる。唯一、一点だけ、これまで使っていたイカロス、ティノトス、マエストロに比べると両サイド、こめかみの上付近、側頭部の一部分が狭くなっている設計のようでこれまでのモデルではMサイズを使用していたが、このホークに関してはMサイズだと側頭部のあたりが厳しく、Lサイズで使用。この辺りの着用感の違いはあるので、BBBユーザーであっても試着してからの購入をお勧めしたい。
ベンチレーションは合計21個のホールがあるので、夏場の長距離ライドでも快適なトレーニングをすることができた。そして肝心な安全面は、何と上位モデルに採用されているスパイダーウェブ構造になっているので、仮に転倒してヘルメットの発泡スチロール部分にヒビが入るようなダメージが加わってもヘルメットの形状が崩壊することを防いでくれる機能が備わっているので安心。(もちろんヒビが入っているようでしたらヘルメット自体は要交換です!)
とまあ、デザイン性はもとより、着用感、機能面でも通常のトレーニング、レースでの使用には全く問題なく使用できるレベル。これで価格10,800円。「これはまたいかにもBBBらしい商品が登場してきたな。」一言に尽きる。初期投資に何かと費用がかさむトライアスリートにも安心してお勧めできる商品です。
商品ページ
https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/product/%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%82%af-bhe-151/
飯田 忠司 選手
プロトライアスリート、コーチ
トライアスロンスクールI-STORM代表
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事
<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位
スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/
オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com