KCNC 「ヘックスタイプスルーアクスル KQR09 7075AL」 ロードバイク用超軽量スルーアクスル

坂バカスタッフRYOです。リムブレーキロードのラインナップが無いブランドも珍しくないくらい、ディスクロードが広がってきた最近です。クライマー目線でいうと、ディスクブレーキはブレーキ性能の向上だけではなく、同時に採用されるスルーアクスルによってフレームとホイールの一体感とパワー伝達性が向上する点もメリットです。一方で、同じグレードのリムブレーキロードとディスクブレーキロードを比べると、どうしても重くなってしまうことは事実。かくいう私もディスクロードに乗り換えてから、より軽量化を意識するようになりました。

 

KCNC 「ヘックスタイプスルーアクスル KQR09 7075AL」

KCNC最軽量のスルーアクスル

材質:7075アルミニウム合金
参考重量:28g(12x142mm)、21g(12x100mm)

 

12×142mm、Syntace X-12 163mm
詳細サイズ:12×142mm(スレッド:1.0ピッチ×18mm、軸長:163mm、テーパーヘッド)
・Felt FR、VR、BROAM、BREED、IA、2018モデル以降のFXに対応

12×142mm、Shimano E-thru/Fox 161mm(ショート)
詳細サイズ:12×142mm(スレッド:1.5ピッチ×18mm、軸長:161mm、フラットヘッド)

 

2020年12月3日追記 フロント用がラインアップに追加になりました。

12×100mm-120
詳細サイズ:12×100mm(スレッド:1.5ピッチ×13mm、軸長:120mm、フラットヘッド)

12×100mm-123、Felt FR対応
詳細サイズ:12×100mm(スレッド:1.5ピッチ×16mm、軸長:123mm、フラットヘッド)
・Felt FR、VR、BROAM、BREED、2018モデル以降のFXに対応。

 

12x142mmの実測重量は超軽量27g

実測重量は27g(12x142mm Syntace-X12)。探した限りではアルミ製で最軽量のスルーアクスルです。この軽さを実現している要因はいくつかありますが、まずは素材。7075アルミニウム合金という最高レベルの強度を持つアルミです。最高級のハンドルやステムもこの素材を採用している場合が多いです。一般的なスルーアクスルは6061アルミニウム合金製のものが多く、例として、フェルトFR純正が41g、KCNCの6061アルミ製のスルーアクスルは同サイズで43gです。

 

2020年12月3日追記

フロント用12×100mmの実測重量は21gです。参考としてFelt FR純正のスルーアクスルは31gでした。

 

この素材をKCNCが得意とするCNCで削り出します。CNCは緻密な造形を高精度で製作できる点が強みです。強度が高い素材なので、より細かく削り出して、軽く仕上げることが可能です。コンピューター解析で、剛性と強度を確保しつつ、必要の無い部分を徹底的に削ったデザインを作り上げています。軽量化のため、アクスルのヘッド側には脱着に必要な六角穴が存在しません。

 

反ヘッド側には6mmの六角穴が存在します。レース中にホイール交換をするプロレースであればヘッド側にも六角穴があった方が素早くホイール交換が出来て良いでしょうが、そうでなければこれで全く支障ありません。非常に合理的です。

 

見た目も美しく、強度と剛性にも不安無し

ヘッドも薄く削られてスタイリッシュです。六角穴を片側だけに配置して、強度や剛性に影響の少ない部分を削っていますので、不安はありません。また、他社の軽量スルーアクスルと異なり、中心部の径を細く加工するようなことはしていませんので、ホイールの軸を確実にサポートします。少なくとも、脱着時や乗車時にやわさを感じることは無かったです。むしろ心なしかカッチリした?と感じるほど。

 

カラー展開でドレスアップにも

ブルー、ゴールド、レッドのカラー展開もあります。カラーパーツはセンス良くまとめるのが難しいですが、アクスルであれば悪目立ちしにくく、センス良くドレスアップできるのでおすすめです。

 

商品ページ

https://www.riteway-jp.com/pa/kcnc/product/%E3%83%98%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB-kqr09-7075al-hex-through-axle-kqr09-7075al/