こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
去年キャメルバックの新商品発表会に参加した時に、衝撃的なアイテムを見つけました。
「シャワータイプ リプレースメントキャップ」
ポディウムボトルに取り付けて、水をシャ~っと出せるキャップです。
元々水が飲みにく、体温が上昇しやすいアメフト競技向けに開発された商品なのですが、自転車でも絶対に使えると思い、取り扱いを決めました。
こちらがそのポディウムシャワーキャップです。
*実際の取り扱い品はブラックになります。
目次
シャワー&ドリンクキャップの機能
・8つのノズルで一気に広範囲を濡らせる。
・切り替えればドリンクにも使える。
・ドリンク側はセルフシーリング式ジェット
バルブで押した時だけ水が出てくる構造で都度キャップを開閉する必要無し。
8つのノズルから水が拡散するシャワーモード
ドリンク、シャワー、止水の3モードを大型ダイヤルで簡単切り替え。
走行中に水を浴びるメリット
・気化熱を利用して体表面の温度を下げることで、体温上昇を防ぎパフォーマンスアップ。
・発汗量を抑えることで、発汗時に失われるミネラル、ビタミン、アミノ酸の流出を抑えられる。
・汗の塩分が体表面に残らないので、サッパリした肌を維持。
・頭、背中など発汗量が多いのに風が当たりづらく、不快な部位の発汗を抑制して快適に走れる。
・環境温度が上がると運動継続時間に大きな影響が出ます。
例えば外気温20度と40度を比較すると40度の運動継続時間が半分になります。(Parkin et al.,1999)
・高温時に体温を積極的に下げることによるパフォーマンス変化について
冷やしたスカーフを首に巻いた実験では、ランニング時で首の表面温度が10~16度下がり、約7%のパフォーマン
スアップ。コンディション:気温30.4度 湿度 53%
2390 Official Journal of the American College of Sports Medicine
普通のボトルに水を入れるのと何が違う?
水の使用量が約1/3になります。
21cm四方のウエス全体を濡らす実験で、全体を濡らすために必要な水の量。シャワーキャップ 21ml、ドリンクキャップ59ml。
ドリンクキャップだと大量の水が同じ場所にかかり、ウエスをめくると、たくさんの水が裏面に広がってしまいます。
シャワーキャップであれば、均一に水が広がり、最小限の水で衣服だけ確実に濡らすことができます。
均等に濡らせるので服がベチャベチャになりません。
・通常の飲み口で濡らした場合
ウエスの下まで水が広がり非効率で快適性も下がる。
全体を濡らすために必要な水は59ml
・シャワーモードで濡らした場合
ウエスの表面だけに均等に水が広がり、机の上の水たまりが無い。
ウエス全体を濡らすために必要な水は21mlで通常のボトルに比べて1/3。
シャワーボトルのおすすめの使い方
・2ボトルで、ダウンチューブにはノーマルキャップでスポーツドリンク。シート
チューブ側にシャワーキャプボトルに真水を入れておきます。
・プレクーリング
スタート前の汗をかく前に衣服を濡らして、皮膚表面温度を下げる。
・ライディングシャワー
ライディング中は10分に1回程度、太もも、胸、肩、上腕などの前方、風が
直接当たり気化しやすく、衣服が風圧で体に密着している部分にかけると、
より少ない水量で効果的に体温を下げることができます。
汗をかくまえに、こまめにシャワーを浴びると頭や背中の汗を減らすことが
できます。
真夏だけでなく、気温が25度を超える日中であれば積極的に体を冷やして
汗をかかないようにして走るのがおすすめです。