クランクブラザーズ 「エッグビーター2 & エッグビーター3」 インプレ 山中真選手

愛用しているクランクブラザーズのビンディングペダル。

今年はキャンディからエッグビーターに変更することにしました。

エッグビーターはケージ部分がなくシンプルなデザインです。

クリートキャッチするウィング部分がソールに直接当り、踏み面になります。

クリート位置をきっちり合わせれば、キャンディよりエッグビーターのほうが足元がしっかりするようになります。

ペダル軸を感じやすく、足を引き上げる時の感覚が気に入っています。

 

エッグビーター2とエッグビーター3の違いは?

違いがほとんど分かりませんが、2箇所違うところがあります。

 

1、キャップ

エッグビーター2:プラスチック素材、マイナス
エッグビーター3:アルミ素材、六角

六角のアルミキャップになり使い勝手がかなりよくなりました。

マウンテンバイクで転けるとよく傷付く部分ですので、どう考えても六角アルミキャップのほうがいいです。

 

マイナスキャップは開けるのに専用工具がなく至難の業、自分は何度もナメてしまったことがあります。

ライトウェイブログに開け方のコツを書いてくれています。

https://www.riteway-jp.com/itemblog/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-15518/2018/01/_kamata

 

六角アルミキャップに変えたいという人はリフレッシュキットを購入すれば手に入ります。

https://www.riteway-jp.com/pa/crankbrothers/product/%e3%83%9a%e3%83%80%e3%83%ab%e3%83%aa%e3%83%95%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88-pedal-refresh-kit/

 

2、クリートキャッチするウィング部分の素材

エッグビーター2
アウターウィングはステンレス製
インナーウィングがスチール製

 

エッグビーター3
アウター、インナーウィング共にステンレス製

スチール製は傷付くと錆びやすいようです。
まだ使い始めなのでこれからどうなるか検証したいと思います。

 

3、リリースのフィーリングが少し違う

クリートキャッチする時の感覚は一緒です。
外すときに若干違いがありました。
エッグビーター2はヌメっとした感覚で少し外れるのが遅いです。
エッグビーター3はパチッとした感覚で外したいタイミングで外れます。

 

クランクブラザーズはメンテナンスが簡単

以前のモデルと比べると、より進化し強度アップしています。

以前は、グリスが流れやすくベアリングがダメになることが多々ありましたが、軸側のシール部分(ゴム製の物)が二重構造になり、ベアリングを傷めることもなくなりました。

メンテナンス頻度も少なくなりました。

ベアリングがENDURO製の物とigusのブッシュベアリングになり、より等級の高いベアリング、強度が高い物が使用されています。

全てのモデルで内部構造、使用しているパーツは変わりません。

値段によってアウター部分の材質の違いがあります。

以前の物をグレードアップしたいという人はリフレッシュキットの購入をおすすめします。

ペダルはメンテナンスフリーなんて言われる方がいるかと思いますが、どのブランドでもメンテナンスは必要です。

クランクブラザーズはメンテナンス性もよく自分で行なえます。

グリスアップ程度ならば10分もあればできます。

 

ペダル接点の調整が可能

クランクブラザーズのペダルは、シューズによっては緩くなったりキツくなったりします。

エッグビーターであればシャフト部分、キャンディであればケージ部分が、ペダルとの接点となります。

シューズに合わせて接点距離を調整することで、接触面を最適化できます。

シューズが近すぎる場合はクリートシムを。

https://www.riteway-jp.com/pa/crankbrothers/product/%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b7%e3%83%a0_cleatshim/

遠すぎて浮く場合はトレッドコンタクトスリーブを。(現行キャンディの場合はトラクションパッド。)

https://www.riteway-jp.com/pa/crankbrothers/product/%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%83%e3%83%89-%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%82%af%e3%83%88%e3%82%b9%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%96-treadcontact-sleep/

これらで調整すれば大体のシューズとの相性はよくなります。

ちなみに自分はSIDIを使用していますが特に調整はしていません。

 

クランクブラザーズ歴10年

もうかれこれ10年以上クランクブラザーズを愛用しています。

軽いからと言う理由で使い始めたクランクブラザーズですが、シューズとの一体感、耐久性と、全てにおいて信頼しています。

中の構造はブラッシュアップされて耐久性が向上していますが、ボディは基本的にずっと変わらない形状です。

補修パーツ、調整パーツも自分で全て交換できるメンテナンス性の良さもあります。

グラベルバイクには、ロングシャフト(通常より5mm長い)を使用しています。

こういうパーツがあるのもクランクブラザーズの好きな理由です。

 

ペダルは一番最初に回る部分です。
より快適、より効率よく回れば気持ちよく走れるようになります。

クランクブラザーズは、キャッチ&リリースが容易に行なえますので入門者から扱いやすいです。
とくにリリースがしやすいので安心です。

 

製品ページ

https://www.riteway-jp.com/pa/crankbrothers/product-category/%E3%83%9A%E3%83%80%E3%83%AB/

 

GTサポートライダー

山中 真(やまなか しん)

セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。

主な成績

・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 SDA王滝 5月 100km 4位、11月 120km 4位
・2016年 東海シクロクロス シーズン成績 2位
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝

ブログ

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