先日紹介した
目次
2020モデルGT ROAD SPORT
記事内でフェンダーのダボ穴について触れていますが、実際に取り付けをしてみました。
今回使用したフェンダーはこちら
ダブルステー クロスバイクフルフェンダー
フロントフェンダーの取り付け
フロントのフェンダーをつけるダボ穴は2か所
・フロントフォーク裏側のダボ穴
・フォーク内側のダボ穴
フェンダー吊り金具は問題なく装着完了
クリアランスはギリギリで余裕はありませんでしたが、ぴったりとつきました。
ステー側は工夫が必要
ディスクブレーキがあるため、ケーブルアウターがちょうどステーと干渉しやすい場所にあります。
ワッシャーを挟んで位置を移動、付属のネジでは短かったため、少し長いものに交換してあります。
ブレーキのない側は問題なく装着できます。
ステーのカットと曲げ加工が必要
そのままのステーの長さと形状だと、フェンダーのステー取り付け金具に装着ができません。
幅を合わせて広げ、長さもカットする必要があります。
ステー取り付け金具に合うようにステーを曲げて合わせます。
ステーをカット
フロントについてはステーの角度を無理やりに合わせているので、ステーをギリギリにカットしないと取り付けができません。
ステーが上の穴から飛び出るようになっていますが、それよりも下でカットします。
カットには大型ニッパーを使用しました。*小さいペンチでもカットはできます。
ボルトでしっかり固定
仮止めをして位置を微調整した後にしっかりと本締め。
フロント取り付け全体図
しっかり取り付けができました。
タイヤ幅はこれ以上太いものは装着不可能
標準で28Cのタイヤがついていますが、フェンダーのクリアランスを合わせて考えるとこれが限界。これより太いフェンダーも装着は難しいでしょう。
リアフェンダーの取り付け
リアエンドのダボ穴は全部で3か所あります。
・リアエンドのダボ穴
・チェーンステーブリッジのダボ穴
このバイク、シートステーブリッジがないんです
一般的にはシートステーには写真のようにブリッジがあり、真ん中にダボ穴が開いています。
GTの新型トリプルトライアングルのフローティングシートステーはブリッジレス。後付けできるパーツもありません。
シートチューブにダボ穴あり
シートチューブにはバンド止めのフロント変速機ついています。クリアランスが十分あれば変速機のバンドに干渉せずにチェーンステーブリッジまでフェンダーが届きます。
しかしクリアランスが狭いこのバイクだとチェーンステーのブリッジのダボ穴につけようとすると変速機のバンドが干渉して取り付けができません。
そこでここのダボ穴を利用してフェンダーを取り付けます。
取り付け作業
シートチューブへの取り付けはホイールを外して行います。
エンドのダボ穴には場合によって塗料が乗ってしまっていることがあるので、ネジが斜めに入らないように注意してください。
フロントと同じようにステーの長さフェンダーに合わせてカットします。
取り付けはできたが・・・・問題が発生
本来の位置よりも後転して装着しているので、ダブルステーも本来の位置よりも後方になります。
シートステーのブリッジがないので、矢印方向の力を支えることができず、ちょっとした段差でフェンダーが弾んでしまいます。
フェンダーをカットします
赤丸で囲った部分だけ後方に伸びてしまっているので、その分のフェンダーをカットしてステーの位置を前方向に移動させます。
ノコギリでカットします。
樹脂なのであっさりとカットできます。
カットした部分はヤスリで整えます。
穴あけ加工はドリルで行います。
ボルトが通る大きさの穴があきました。
再取り付け完了
ステーの位置が前方向に移動し、段差でも動かなくなりました。
シートチューブの取り付け位置もばっちりです。
全体像
フェンダーがしっかりと取り付けできるように設計されていることに改めて感動し、ますますこのバイクが好きになりました。恰好いいです。
以上 2020モデル GT ROAD SPORTへのフェンダー装着実例でした。
ライトウェイプロダクツジャパン
カスタマーサービス カマタアツシでした