こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
今回は通勤とは離れて、車の天井に自転車を積載するための自転車用ルールキャリアの紹介です。
目次
取り付けたのはスウェーデンブランドのTHULE OUTRIDE「スーリー アウトライド」
サイクルキャリアのブランドは他にイノーやPIAAがありますね。
イノー http://www.innoracks.com/jp/
PIAA http://www.piaa.co.jp/4rin/roof/
まずはベースキャリアの取り付け
自転車を固定するキャリアを固定するためのベースキャリアを天井に取り付けます。
バーの下にフット、フットの下にキットと呼ばれるパーツが必要です。
フット(バーを支える)
キット(フットと車体の間に入れるフックやスペーサー)
これらのフット、キットは車種ごとに設定されているので、THULEの適合表で確認します。
https://www.thule.com/ja-jp/jp/buyers-guide?c=roof+racks
メーカー、年式、モデル名を入れると、適合する物が出てきます。
バーは騒音が少なく見た目も良いウィングバーを選択。
分かりやすい取説が付属しますが、ちょっとしたコツやトルク管理が必要なので、自転車の整備が得意な人以外は自転車店に取り付けてもらった方が良いと思いました。
アウトライドの取り付け
ベースキャリアが取り付けられたので、次はサイクルキャリア側を取り付けます。
セット内容です。
このゴムシートはサイクルキャリア側ではなく、ウィングバーの方に使用します。
サイクルキャリアをウィングバーに取り付けるためにはカバーを切って取り付ける必要があるので、切った部分との調整用です。
美しく取り付けるための気遣いが嬉しいですね。
こちらは盗難防止用のカギです。
まず本体にフォークを固定する用のパーツを取り付けます。
固定は5mmへキサレンチで簡単です。
さらにシリンダーをねじ込みます。切り欠きに合わせて回転させながら押し込むとスッと入ってくれます。
ウィングバーへの取り付けは車輪と同じクイックリリースシステムです。
バーのタイプによって、使用するアダプターが異なります。
①一般的な四角のバーへはバーを包んでしまうタイプを使用。
②THULEのウィングバーへは20mm幅のTトラックアダプターを使用します。
③その他の24mmベースキャリアには別売りのアダプターが必要になります。
①と②は付属していますので、THULEのベースキャリアを使っていれば、特に追加で購入する物はありません。
9mmクイックリリースのロードバイクを積載
アウトライドは標準で9mmクイックリリースと20mmスルーアクスル用のアダプターが付属します。
9mmクイックリリース用に作られているので、箱から出したままでクイックリリースのクロスバイクやロードバイクに使えます。(フォークのエンドがカーボンの物には使えません)
車体によってフォークエンドの厚みが異なるので、その微調整用にシルバーのネジがあります。
特にスチールフォークは薄く、フルアルミや先端がアルミのカーボンフォークは厚いので、車種を混在させて積むときは注意が必要です。
レバーの開閉は自転車のQRと同様に、90度立てたぐらいから抵抗がかかり始めるぐらいから固定するぐらいで丁度良いぐらい。
リア側はバンドで引っ張って固定なので簡単です。
12mmのスルーアクスルロードの積載
12mmのスルーアクスルのディスクロードやグラベルロードを積むときは、別途12mmスルーアクスル用アダプターが必要になります。
OLD(オーバーロックナット)寸法ごとにアダプターがありますので、合ったものを選択しますが、現状12mmスルーアクスルはOLD100mmしかないので、12mmを選べばOKです。
https://www.thule.com/ja-jp/jp/accessories/thule-outride-thru-axle-adapter-_-561300
15mmスルーアクスルのバイクを持っている人は15mm用アダプターを選びます。
15mmはロード系のOLD100mmとMTB系のOLD110mmでサイズが異なるので要注意です。
アウトライドへスルーアクスルアダプターの取り付け
左が付属の20mmスルーアクスル用アダプターです。
ベースキャリアからサイクルキャリアを取り外して、裏面のヘキサボルトを緩めます。
手でグイグイと引っぱると抜けてきます。
結構固いので大変ですが、プライヤー使わなくても手で何とか引き抜けます。
引き抜いた部分にアダプターを押し込みます。
こちらもかなり硬いです。回転させながら押し込んでいきます。
ディスクロードの積載
今回はFELTのVRを積みます。
フロントのスルーアクスルネジを緩めて、フロントホイールを外します。
リアタイヤを後ろのトレーに乗せながら、フロントフォークのネジ穴をアウトライドのネジ穴と合わせます。
クイックリリースタイプのように、置ける場所が無いので空中に浮かせながらネジを突っ込んで固定しないといけません。
ネジを奥に入れるまでは自転車がグラグラするのを抑えながらネジを通すので、しっかりとフォークを握っている必要があります。
天井の低いステーションワゴンタイプだと問題なさそうですが、ハイルーフのミニバンだと脚立があった方が良いですね。
ネジは元々ロードバイクとホイールを固定していたネジを使います。
これでしっかり積載出来ます。
この時に困るのがフロントホイールです。
ルーフ用のホイールラックがありますが、QRでないと使えないので、車内に持ち込むか車体に縛り付けることになります。
車体に縛る場合はラッシングベルトなどで落ちないように4点で固定しましょう。
以上THULEアウトライドにスルーアクスルのディスクロードとQRのロードバイクを取り付ける方法でした。