クロスバイク、ロードバイクにチャイルドシートを実施に使ってインプレッション
今回はクロスバイクやロードバイクに取り付けられるチャイルドシート「スーリーのライドアロングリア」を使って娘とサイクリングに出かけようと決めました!
我が家にはMTB、クロスバイク、ロードバイクと父の趣味の自転車はたくさんあるのですが、子乗せがついたママチャリというものは存在しておりません。
保育園の送迎の時にいつも羨ましそうにしているので、父のロードバイクにチャイルドシートをつけて憧れのサイクリングを実現することにしました。
商品概要
子供用のシートに、フレーム側に固定するためのステーが付属しています。
ステーがあるので、リアキャリアは不要です。
リアキャリアにチャイルドシートを取り付けるためには最大25kgの重さに耐えられるリアキャリが必要になりますが、クロスバイクやロードバイクの4mmのダボネジではどうやっても25kgは耐えられません。
そのため、これらスポーツバイクにチャイルドシートを取り付けるにはフレームからステーを伸ばすタイプが必要になります。
取り付け方法
まずフレームのシートチューブにブラケットを固定します。
取り付ける時に障害になるのがフロントディレイラーのケーブルです。
ブラケットのバンドがかなり薄くできているので、ケーブルの内側にバンドを持ってくるのが1番スムーズに取り付けられます。
アウターケーブルをアウターストッパーから外さないとバンドを通すことが出来ません。
ロードバイクやクロスバイクのフロントギアをアウター側に変速して、フロントディレーラーのシフトダウンだけ行いアウターケーブルをいちど外してからブラケットを取り付けましょう。
工具は付属の5ミリヘキサレンチだけです。
楕円形のシートチューブにも対応するので少しだけ楕円形になっています。
ブラケットの固定ができたら後はチャイルドシート本体側にフレームパイプを通します。
最後にブラケットにステーを差し込んで準備は完了です。
*ブラケットを分かりやすくするために、本体を外した状態で取り付けました。
チャイルドシートがつくとこうなります。
子供が乗った状態でシートがタイヤに干渉しないか、フレームに対してまっすぐステイが伸びているかチェックして完了です。
固定の注意点は取説にも書いてあります。
タイヤから8cm以上チャイルドシート底を離すこと。
シートにある重心マークがハブの中心から100mm以上ずれないこと。
重心位置の調整はチャイルドシート裏側の青色のレバーで行えます。
取り付け可能な自転車
まず素材としてダメなのがカーボンフレームです。
アルミの超軽量を謳っているフレームもやめた方が良いです。
ケーブルの通り方にもよりますが、フロントディレーラーのケーブルがあっても私のロードバイクは回避できました。
アルミのロードバイクには取り付け可能ですが、23Cのタイヤに本体+子供20kgとかはホイールやハブを痛めてしまいそうで、あまりおすすめできません。
ロードバイクでもクロスバイクでも、最低32Cはタイヤ幅欲しいです。
シートチューブの形状は丸が基本ですが、オーバル形状にも対応します。
以下の取説の③に数値が書いてあります。
乗り降りのコツ
私の娘は3歳11か月、身長100センチ体重16キロです。
ママチャリの両建てスタンドが付いていないので、乗り降りには注意が必要です。
安全なやり方としては、自転車を壁に立てかけた状態で左手でサドルを持ちながら、右手で抱っこして子供を乗せるのがオススメです。
子供乗せ専用のママチャリとは異なり、クロスバイク用の片足のキックスタンドなどでは反対側に倒れてしまうことがあるので、壁をつかうのが一番安全です。
実際に子供を乗せてみた感想。
毎日の保育園の送迎などで使うには荷物も載らないですし大変ですが、週末練習を兼ねてサイクリングのような形であれば十分子供と楽しめます。
700Cホイールの上にシートが来るので重心が高くなり、停車しているときの取り回しは慎重に行う必要があります。
一度走り出せば問題ありません。
一番高い位置に重量物が来ているので、ダンシングはできません。
私が住んでいる都内のマンションでは自転車を駐輪できる台数に限りがあるので、お父さん用の子供乗せ自転車を別で揃えるのは難しいため、娘の憧れのチャイルドシートをつけることができてよかったです。
クロスバイクやロードバイクに子供を乗せる選択肢としては、自転車用ベビーカー(チャイルドトレーラー)があります。
収納場所さえクリアすれば、安全性、積載性、走行性の観点からおすすめです。
自転車用ベビーカーとチャイルドシートの比較はこちら↓のページで紹介しています。