プロサイクリングスポーツと聞いて、何を思いつきますか?ツール・ド・フランスのようなサイクルスポーツを象徴する代表的なレースをイメージする方もいらっしゃれば、スタート地点に並び、あらゆる困難に立ち向かい小石やクライム等が待ち受ける過酷なコースに挑戦するライダー達を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
たとえイメージは異なっていても、共通点は多いにあります。屋外で行われているという事です。サイクルオプスは、トレック・セガフレードの公式バイクトレーナーのサプライヤーです。イベントで放映されるウォーミングアップよりトレーナーの上で彼らが過ごす時間が多い事を知っています。
皆さんと同じように、彼等プロ選手もオフシーズン中、自宅や屋内でトレーニングをしています。3名の選手達にどの様に屋内バイクトレーナーをルーチンに取り入れているのかを聞いてみました。
ベルギー出身のJasper Stuyven選手
(http://www.treksegafredo.com/team/riders/jasper-stuyven)
オランダ出身のKoen de Kort選手
(http://www.treksegafredo.com/team/riders/koen-de-kort)
アメリカ出身のKiel Reijnen選手
(http://www.treksegafredo.com/team/riders/kiel-reijnen)
目次
Q: 貴方の屋内トレーニング場所はどんな感じですか?
Jasper : 私は地下の小さなスペースにCycleOpsとZwiftを置いています。特にどうというわけではありませんが、たくさんのバイク、ホイールや様々なスポーツ用品に囲まれた場所です。
Koen : アンドラにあるアパートのスペアベッドルームが私のトレーニング場所です。窓から山が見渡せますし、目の前にはノートブックPCとTVがあります。
Kielのトレーニング場所は下の写真でご覧ください。
Q: ウォームアップ/ダウンルーチンについて詳しく聞かせてくれませんか?
Jasper : トレーニングのウォームアップについて: 約20分、スプリントも交えた後、最後の5分はハイパワーで走ります。
Koen : 私のウォームアップ/ダウンについてですが、だいたいトレーニングセッションの最初の10分と最後の10分は通常のトレーニングのペースで軽く走っています。
Kiel : 私のクールダウンは、スプリントドリルを除いたウォームアップの逆です。
Kielのウォームアップ
- 5分間 100-150ワット「Super Easy」
- 5分間 Z1-Z3の安定した継続走行
- 2分間 簡単
- 30秒 全力のスプリントと1-2分間のリカバリーを3回
- 5分間 Z1
関連記事: トレック・セガフレード選手のようにウォームアップしてみませんか?(英語)
Q: スマートトレーナーをトレーニングプログラムにどの様に取り入れているのでしょうか?
Japser: 悪天候や長時間の旅の後でも簡単に出来ます。特に天気が悪い場合は、30分間程ホームトレーナーを回すのがお気に入りです。安定したクライム力が身につくのでパワートレーニングも気に入っています。
Koen: 屋内トレーニングでは、だいたいZwiftを使います。Zwift対応のスマートトレーナーは本当に素晴らしいです。時々、Zwift内のトレーニングも行うのですがそれも本当に良く出来ていると思います。スマートトレーナーで簡単に効果的なトレーニングが可能です。
Kiel: コーチが事前にプログラムしたワークアウトでトレーニングするのが気に入っています。スマートトレーナーでワークアウトを実行している間、私はペダルを踏むだけです。
Q: 私達と共有できるお気に入りのワークアウトはありますか?
Koen :たいていは、朝食前に1時間スマートトレーナーで走っています。山国に住んでいますので、平地をシミュレーションしたトレーニングもしています。インドアでやるプログラムは、もとは外でやるつもりだったメニューで、毎日違う内容です。
Kiel: バイクトレーナーでテンポワークアウトをするのが好きです。ウォームアップした後、3X(Z2で3分間、その後にZ3 8分間)を2セット行います。
Q: ライダー目線でスマートトレーナーを使用する利点は何ですか?
Jasper: スマートトレーナーは、より自然な屋外での実走感を再現出来る非常に便利なツールだと思っています。天気が悪い場合でも、スマートトレーナーで簡単にトレーニングが出来ます。
Koen: 毎日私が行っている朝食前の一時間のトレーニングをより楽しいものにしてくれました。トレーニングはもう苦痛ではありません。天候が悪い場合でも、屋内で基礎のトレーニングが可能ですから、それが大きな利点です。
Kiel: 地形、信号や交通事情でワークアウトが中断される事はありません。「路面」の実走感を冬季でも屋内で安全に体感出来ます。リアルタイムのデータ分析でワークアウトの改善が出来るのです。目標の設定と進行度合いの確認が簡単に行えます。
Q: スマートトレーナーの使用はレースのパフォーマンス改善につながりましたか?
Jasper: もちろんです。レース前準備のワークアウトがもっとやりやすくなりました。
Koen: 役に立ったと思います。屋外の悪天候を気にせずに屋内でトレーニングが出来るのですから。 しかも、屋内のトレーニングがもっと楽しくなりました。
Kiel: CycleOpsの様なスムースな実走感のあるトレーナーがあると、天気が悪くても集中してハードにトレーニング出来ます。走行後にアップロードするデータでコーチが進行度合いを見やすくなりました。実際に走って人と競争出来るプログラムですから、屋内トレーナーの体感がより良いものに出来上がっていると思います。
CycleOps公式サイト