ALEXRIMS アレックスリム「RXD3」をCXレースでインプレ

アレックスリムの軽量CX/ディスクロード用ホイール「RXD3」を、C2ライダーがインプレッション

インプレホイール:ALEXRIMS RXD3

1,550gのシクロクロス&ディスクロード用軽量ホイール。

アルミ製で30mmハイトのエアロリムで、高速性能を意識しています。

商品ページ

https://www.riteway-jp.com/pa/820505.html

 

インプレライダー:FELT-mistral.CX-team 中島 崇行 選手

年齢:44
職業:会社員
シクロクロス歴:7年
過去の戦績:TCX#5(2014-2015)3位、Mistral Cycle Xross Games 多数入賞
最近の戦績:Mistral Cycle Xross Games &AJOCCレース(C2)に参戦
C1目指して走ってます!

 

まずはバイクにホイールをセットと試走!

使用するバイクはFELT F5X(2014)。

クセがなく、コントロールしやすいバイクなので、ホイールの変化が分かりやすいのではないかと思ったからである。

箱から取り出すと、ホイールの軽さに驚いた。

タイヤやスプロケが装着されていないからということもあるが、とても軽い。

カタログ参考重量1,550gは、この価格帯ではかなりのコストパフォーマンス。

また、デザインもクールで良い。ロゴ・デザインはシールではなく、高級感がある。

リムハイトは30mm、スポークはフロント・リア共に24本で強度に不安は感じられない。

BBBのディスクブレーキローターをセットした。

フロントは160mm・リアは140mmのローターを、T25トルクス5mmボルト6本で確実にロックした。

リアにはシマノ105の11-28の10速カセットを取り付けた。

スペーサーが付属しており、8/9/10/11速で使用可能。

タイヤは、レース会場のドライなコースの高速レースに合わせてVittoria XNのヤスリ目をチョイス。

チューブはPanaracer R’AIRの軽量チューブをセットした。

今まで、FELT F5Xにアッセンブルされた純正のホイールを使用していたのだが、明らかに軽くなったのが分かった。

アクスルは、初期がクイック設定であったため、そのままで使用。

スルーアクスルにも対応で、12mm・15mmの変換アダプターが付属しており、様々なバイクで使用可能である。

いよいよ、試走。

スッと軽い漕ぎ出しに驚いた。

直近まで使用していたホイールはCXレースで何十回も泥まみれになったため、ハブのベアリングの回転が鈍くなったのかもしれないのだが、RXD3は、とても滑らかに回転し高速巡航できたので、レース本番を楽しみに待った。

 

RXD3でレースに参戦!

2017年7月23日(日)吉見総合運動公園で開催されたMCXG (Mistral Cycle Xross Games)サマークロスレースに参戦した。

シクロクロスレースだけではなく、芝のトラックで競う『ダ―ト競輪』、前半戦はランニング、後半戦でシクロクロスコースをバイクで疾走という『CXコンバインド』、ショートコースで周回毎にライダーを交代しながら競う『マディソン』等々、様々なレースがある中、シクロクロスレース・CXコンバインド・ダート競輪に参戦した。

レース当日は、前日の猛烈な暑さが幻だったかのような、薄曇りで小雨が降る天候。

 

とにかく漕ぎ出しが軽い!

入力したパワーが一切ロスされずに加速する感じがした。

路面は芝で、小雨が降って数か所スリッピーなコーナーを注意して走ったため、加速と減速を繰り返すセクションが多かったのだが、スピードをロスしないので、体力の消耗が少なく、積極的に攻めることができた。

いつもの感じでコーナーに入ろうとすると、オーバースピードになってしまう程、滑らかに回転してくれた。

路面が濡れており、バイクを倒して曲がるような挙動はしなかったのだが、とても安定した走行ができたように感じる。

凸凹やバンクセクションにおける地面からの衝撃や硬性についても、不快な突き上げ感や撓みもなく、「全く不安が感じられない、軽くて強いホイール」と断言する。

 

RXD3インプレまとめ

RXD3を使用して、軽量・頑丈・高品質とパフォーマンスに優れたホイールで走りは変わるということを改めて感じた。

のは良かったのだが、前に使っていた純正ホイールに戻せなくなってしまったなぁ・・・

シーラントと専用のチューブレスキットでチューブレスタイヤも装着可能ということなので、是非試してみたいと思っている。

泥・砂といったタフコンディションなコースでも、この滑らかな回転が保持できる耐久性を備えていることを期待。

リムの側面が鏡面仕上げではなく少しマットなため、草や土がまとわりつくことなく、セルフクリーニング機能も果たしているようであった。

ワンランク上を目指すライダーに是非使ってもらいたい。